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「誰の男か分かってる!?」女性タクシー運転手が遭遇した“予想外のトラブル”→その後届いたクレームに唖然…

  • 2026.3.25
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

タクシー運転手をしていると、さまざまな乗客との出会いがあります。

そして、長くはない乗車時間の中で、お客様同士の関係性に機微を感じることは少なくありません。

今回は、とある女性が招いた“理不尽な嫉妬トラブル”との出会いを紹介します。

男女を乗せ、車を走らせる

「秘匿性が高くて融通が利く」という理由で頻繁に利用してくれるその男性は、とある企業の重役です。

そんな彼が秘密にしたかったのは、長年親密な関係にある女性の存在でした。

平日の昼間、二人をゴルフ練習場まで送ってほしいとの依頼があり、車を走らせていました。

夜間に乗車することが多いその女性を見るのは、この日が初めてです。

男性はいつも通り紳士的で優しく、

「ほかの運転手から聞いてると思うけど、僕の大切な人だよ よろしくね」

と、穏やかに女性のことを紹介してくれました。

静かな車内から一変、豹変した女性

車内では、緊張しているのかだんまりな女性。

なんとなく空気の悪さを感じた私は男性と、当たり障りのない会話を続けます。

目的地に到着し車を降りると、それまで静かだった女性の態度が一変しました。

「私の目の前で彼と仲良くお喋りするとは何事だ!」
「誰の男かわかってやってるの?」
「アンタも若い女に鼻の下伸ばしてんじゃないわよ!」

そんな言葉と共に男性の顔を、派手に伸ばしたネイルで引っかいてしまったのです。

嫉妬の怒りにさらされる男性と私

引っかかれ、男性のくちびる付近から流血してしまう騒ぎに。

当の女性はケガをさせたことに臆する様子もなく、男性と私に向かって怒涛の口撃を続けます。

唐突に怒りをぶつけられ、思わず面食らってしまいました。

そんな状況に男性は周りの目を気にし、

「気にしないでもう行っていいよ、巻き込んでごめんね」

と優しく促してくれました。そのおかげで私はすぐにその場を去ることができました。

女性からの電話と対応

その日のうちに、弊社に女性から電話が入りました。

「おたくが変な運転手を寄越したせいで彼がケガをした」
「私は人前で恥をかかされた」
「若い女を雇うなんて、会社の倫理観はどうなっている」

との主張です。

本人同士のトラブルについてはこちらでは対処できません。

その旨を電話口で伝えると、口調が強まり対話が難しい状況に。やむなくその場を収めて通話を終了することになったそうです。

このことを男性に伝えると、思わず苦笑いしてたと聞きました。

地方ならではの客層と、運転手としての思い

私が働く地域は、自家用車での移動が中心のエリアですが、タクシーを多用する常連さんたちは、懐が温かい方が多いです。

様々な立場で功を奏した人たちや、その周囲の方々と関わったりお話ができる機会があるのは、地方勤務のタクシー運転手ならではの醍醐味だと思います。

今回の出来事は、相手の立場や影響力に頼る関係性について、深く考えるきっかけとなりました。

また、感情に任せた言葉や態度は、ときには簡単に人間関係を崩してしまうこともあるのだと感じました。


ライター:成田愛
当時では最年少の21歳で二種免許を取得し、タクシー運転手13年目。 今も現場を走り回りながら執筆活動をしています。 当事者ならではの体験談を得意とし、読みやすさと伝わりやすさを意識して発信することを心がけています。