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憧れの絶景道との距離を縮めるのは1日でも早い計画

  • 2026.2.23

絶景道を走る機会は意外と少なく悪天候や季節でチャンスはさらに減る。だから“いつか”ではなく、実現に向けての一歩を踏み出そう。2026年の「この週末」に走るという計画を

とりあえずの計画が憧れの絶景への第一歩に

「ライダーなら一度は走っておきたい」と称される道は、日本各地に存在し、ライダーを待っている。「いつかはあの道を走りたい」と憧れの道を定めたものの、地図にピンを刺したまま(もしくは地図アプリのお気に入りにしたまま)となっていないだろうか?

けれど、その"いつか"は意外と猶予がなさそうだ。45歳のライダーが70歳までバイクに乗ると仮定すると、残された時間は25年。遠距離にある憧れのルートへ、3泊4日以上で出かけられる回数を年2回と見積もると、50回……。一見するとチャンスは多いように感じるが、現実には、出発時の体調や家族行事とのバッティング、日常業務との調整、予期せぬマシントラブルなど、機会はさらに減ってしまうだろう。そして気になるのが近年の長引く猛暑。気温40度を越えようかという暑さの前には、「無理に走るのはやめておくか」という判断も大事だ。

さらに「絶景道」を"絶景"たらしめる最大の条件は天気。1995年から2024年までの全国51地点平均の雨日(降水量1.0mm以上だった日)は年間約117日だったという。単純計算で、1年の約3分の1は雨。逆に言えば雨が降らない日は約248日あるが、それがそのまま快晴とは限らない。出発日が晴れても、山の上は霧、峠を越えたら土砂降り、写真はグレーの空。あるいは気温差で路面が濡れ、視界が白く霞む。そんな経験に頷く人も多いはずだ。せっかくのロングツーリングで「晴天の絶景」を狙うなら、週末と休暇を重ね、さらに予備日も確保し、天気予報とギリギリまでにらめっこする必要がある。目的地が寒冷地なら冬季閉鎖期間を避ける必要があり、さらに機会減。つまり、絶景に出会う機会は思った以上に少ないのだ。

雨、霧、冬季閉鎖、体調不良、急な用事。さらに台風、猛暑、花粉や黄砂、道路工事……それらを差し引けば、青空の下で視界いっぱいの稜線や海のグラデーションを味わえる機会は、30回、いや、もっと少ない可能性すらある。

では、どうするのか?答えはシンプルだ。すぐに、2026年の"この週末"に絶景道を走るという計画を立てること。行きたい道を候補で終わらせず、日程を先に決めて、宿を確保し、整備を前倒しする。装備は「今の身体に合っているか」を確認し、疲れにくいポジションや荷物の軽量化を試す。天気が外れたら潔く別ルートを楽しむ柔軟さも持つ。そうやって一回一回を確実に積み上げれば、限られたチャンスを「思い出の絶景」に変えることができるはずだ。

行き先リストに走る期限を書き込み、計画の見通しが立ったら休暇申請を思い切って出してしまおう。雨なら温泉、曇りなら名道、晴れたら絶景といった代替案を用意しておけば、その旅が失敗になることもない。憧れの道は、いつでもライダーを待っている。でもこちらが強く近づかない限り、その距離は縮まらない。その機会は、思っているよりも少ない。だからこそ、今年も、もっと走りに行こう。

45歳のライダーが70歳までバイクに乗ると仮定

憧れの絶景道を走りに遠距離(3泊4日以上)ツーリングに出かけられる機会は……

年2回×25年=50回

さらに、晴天の絶景を望むにはさらに条件は厳しい……

・年間約1 1 7 日は雨が降る
※1995~2024年で全国(51地点平均)の日降水量1.0㎜以上の年間日数
・目的地が雪国の場合は冬季閉鎖がありさらに機会減

晴天の絶景を走る機会は30回もない……?

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