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平岳大、日本に馴染みすぎていたブレンダン・フレイザーに感服!映画『レンタル・ファミリー』撮影裏話を披露

  • 2026.2.20

映画『レンタル・ファミリー』(2月27日公開)プレミア試写会 Presented by KDDIが2月20日、TOHOシネマズ 日比谷にて開催され、平岳大、木村文、篠崎しのが登壇。本作主演のブレンダン・フレイザーとの共演の感想や、映画の見どころ、メガホンをとったHIKARI監督との撮影について語った。

【写真を見る】映画『レンタル・ファミリー』の主演、ブレンダン・フレイザーの印象を語った平岳大、木村文

【写真を見る】映画『レンタル・ファミリー』の主演、ブレンダン・フレイザーの印象を語った平岳大、木村文
【写真を見る】映画『レンタル・ファミリー』の主演、ブレンダン・フレイザーの印象を語った平岳大、木村文

アカデミー賞俳優、ブレンダン・フレイザー主演の本作は、全編日本ロケを敢行。フレイザー演じる落ちぶれたアメリカ人俳優のフィリップが、他人の人生で仮の役割を演じる”レンタル家族”という仕事を通して、失いかけていた生きる喜びを見つけていく姿が描かれている。レンタル・ファミリー社の経営者、多田信二を平が、同社の最年少スタッフの光太を木村が、レンタル・ファミリー社に父親役を依頼するシングルマザーの瞳を篠崎が演じている。

レンタル・ファミリー社の経営者、多田信二役の平岳大
レンタル・ファミリー社の経営者、多田信二役の平岳大

平、木村、篠崎の3人全員がオーディションで役を獲得し、アカデミー俳優のフレイザーとの共演を果たした。フレイザーとの仕事の感想を問われると、「お芝居は言うまでもないが人間的なすばらしさを感じた」と話した平。結婚式のシーンの撮影を振り返った平は「僕は松戸の駅前のビジネスホテルに泊まったのですが、『ブレンダンがここ泊まるかなぁ…』なんて思いながらチェックインしていた」と語り始める。「ちょうど、草野球チームのちびっこたちがたくさんいて、『本当に、オスカー俳優がここ泊まるの?』」と再び考えながら、チェックイン後に最上階の大浴場へ向かった平が目にしたのは意外な光景だったとそう…!「大浴場にブレンダンがいた。すでに馴染んでいて(笑)。さすがだなって思いました」と感心した平は、「水をかけたりしてるちびっこがいるところで、(ブレンダンは)静かに肩まで浸かって。翌日の撮影に備えている様子でした」と少し思い出し笑いをしながら貴重なエピソードを披露した。

レンタル・ファミリー社の最年少スタッフ、光太役の木村文
レンタル・ファミリー社の最年少スタッフ、光太役の木村文

木村は英語でフレイザーとコミュニケーションができている平、篠崎に助けられたと感謝し、「こう言ってるよって、トランスレートしてくれた。お兄さん、お姉さんがやさしくて。楽しく撮影させていただきました」とニコニコ。篠崎はフレイザーからのお土産が思い出に残ってるそうで「ホットソースの小さい瓶のセットをもらって。そのなかのひとつには馬の隣に炎のイラストと”Ass Blaster”と書いてあって…」と振り返ると、平が「激辛ソース(笑)」と2人で顔を見合わせ大笑い。篠崎は「食べたら明日の撮影に影響が出ると思って、未開封のまま飾ってあります(笑)」と明かして会場を沸かせた。

レンタル・ファミリー社に父親役を依頼するシングルマザーの瞳役の篠崎しの
レンタル・ファミリー社に父親役を依頼するシングルマザーの瞳役の篠崎しの

木村は初めてのリハーサルでフレイザーから同じものをもらったそうで、「『文、いいものがあるんだ』って言われて。そこには目がついていて。ブレンダンが自分でデコレートしたデスソースだったんです!」とオリジナルのデコレーションが施されていたとし、「なんのギフト?と思ったけれど、とりあえず喜んでもらってみました」と、反応に多少戸惑ったと苦笑い。「いきなり罰ゲームみたいな?」と笑いが止まらない平は、MCから「ハリウッドにはそういうギフトを渡すしきたりがあるのか?」と尋ねられると、「知らないですね(笑)」と微笑み、先日の来日時のフレイザーの様子にも触れつつ「笑わせようとしてジョークをいう。微妙な時もあるから…」と反応に困ることもあったが、それもフレイザーの人柄だとニッコリ。木村はフレイザーが常に周囲を笑わせようとしていたと明かし、「ギャグをA4の用紙にびっしり書いていました」と、撮影場所だったレンタル・ファミリー社の事務所内で、フレイザーが懸命にギャグを考えていたと暴露する場面もあった。

日本に馴染みすぎていたフレイザーの様子を語った平
日本に馴染みすぎていたフレイザーの様子を語った平

HIKARI監督は現場でアイデアがどんどん湧き上がるタイプで、撮影が押すこともあったそう。「アーティストのような指揮者のような」と木村がHIKARI監督の印象を語ると、篠崎が「この前、柄本さんが『HIKARI 監督のはしつこい!』って言ってました」と明かし、平が「せっかくいい感じに言ったのに…」とツッコミを入れると観客は大爆笑。「どんどんアイデアが出て撮影時間が延びるのはいいこと」と木村が再びHIKARI監督のいい感じの印象を語ると、篠崎も「とにかく明るい方。やさしくて、現場に入るとハグしてくれる。終わってもハグで終わる。『レンタル・ファミリー』の温かい空気は、HIKARI監督から生まれたんだろなって思います」と自身の感想を伝えていた。

木村が手にしていたカチンコはHIKARI監督からのギフトだそう
木村が手にしていたカチンコはHIKARI監督からのギフトだそう

俳優たちが親、友人、配偶者など様々な役を演じ、時間単位で貸し出される「レンタル家族」産業は実在する仕事。HIKARI監督は2018年ごろからこの業界について取材し、本作を作り上げた。ユニークで刺激的なこのテーマについて平は「あまり知らなかった。リハの段階で作家でもありジャーナリストでもある山本真理さんと一緒に取材に行って。いろいろなことが腑に落ちた」と話し、「台本だけの絵空事ではないというのが、自分のなかで実感できました」と振り返った。漫画好きの木村は「漫画などでも題材になっていたので、知ってはいました。これをどう作品にするのかと思っていたけれど、台本を読んでおもしろいと感じて…。とにかくおもしろかったです」と台本を読んだ感想を明かす。篠崎は日本でニーズがある理由について「金銭の授受があること。赤の他人であること。自分の願望、要望が伝えやすい。ビジネスだからこそオープンに(自分を)開放できる。日本人に合っているのかなと思いました」と分析し、知り合いだったり、金銭の授受がないケースでは「日本人は気をつかいすぎてしまうから」とも理由を付け加えていた。

フレイザーからのお土産エピソードを披露した篠崎
フレイザーからのお土産エピソードを披露した篠崎

俳優の視点から「もし”レンタル家族”のオファーが来たら?」と問われると「役者はレンタルみたいなものだから…」と答えた平。やりたい役を問われると木村は「バンドのボーカルをやってみたい。今日、(メンバー)足りないから、みたいな感じで」と願望を語る。「そこで夢を叶えるのもいいかもしれない」と反応した平は「僕は男兄弟の三男とかやってみたい。わがまま言い放題で…」と語ったところで「人の役に立ってないや(笑)」と再び笑いを浮かべる。すると木村が「母親が喜ぶという点ではニーズが…」と懸命にフォローする場面も。篠崎は「役者と同じような仕事で、現実と仕事の境が区別つかなくなるような気がしている」と答え、「今回、自分とかけ離れた瞳という役を演じてみて、お母さんいいなって思ったので、お母さんを続けたいです!」と母親役を再び演じたいと話していた。

観客の撮影タイムもあった
観客の撮影タイムもあった

本作の見どころについて平は「LAだったかな。プレミアで『窓の使い方がすごくうまい』と言ってる方がいて」と本作を観た人の感想を伝え、「2、3回観ていただくと、そういうところも楽しめる」としつつ、「最初は物語を楽しんでいただけたらと思います」とのこと。数回鑑賞するといろいろなところに注目できうる仕掛けがあるかも!?とし、「窓から外を見る。フィリップが窓の外の向こうの世界と自分をセパレートしているという窓の存在がおもしろい」と注目ポイントを挙げる。

「せっかくなので自分のシーンを」と微笑んだ木村は「柄本さん演じる喜久雄のところに行くシーン。笑って泣けるポイント。ってハードル上げたけれど(笑)、気にして観てみてください!」とアピール。篠崎は「自分のシーンではなく平さんのシーン。会議室のシーンで平さんがすっごいハッスルしています。ぜひ楽しんでください!」と笑顔で呼びかけた。

映画『レンタル・ファミリー』プレミア試写会 Presented by KDDIが開催
映画『レンタル・ファミリー』プレミア試写会 Presented by KDDIが開催

最後の挨拶で平は「僕は4回くらい観ました。毎回感動のポイントが違います。いろいろな見方がある映画です。観たあと、誰かと話したくなる気持ちが湧いてきたら、誰かと話したり、誰かを誘ってまた劇場に観に来てください!」とリクエスト。「レンタルですが家族を描いた作品です」と話した木村は、「すごく愛のある作品。僕にとって『レンタル・ファミリー』を作ったチームはキャスト、スタッフ全員が家族みたいな存在です。みんなの愛が作品に滲み出ていると思います」とおすすめ。篠崎は「映画を楽しんでいただけたら、家族、同僚などを誘って観にきてくださったり、SNSでのおすすめをお願いいたします!」と呼びかけ、トークイベントをしめくくった。

取材・文/タナカシノブ

※篠崎しのの「崎」は「たつさき」が正式表記

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