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加藤ローサさんが選んだのは東洋哲学の一冊。哲学者の紹介が面白い「ブッダは超ハイスペックな引きこもり、空海は陽キャ」【インタビュー】

  • 2026.2.20

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年3月号からの転載です。

「私、去年の一時期、心身ともに疲れていて、あまり具合が良くなかったんです。そうしたら友達が、この東洋哲学の本を薦めてくれて。読んだらめちゃめちゃ元気になりました」

本書の中で加藤さんが好きなのは、哲学者7人のキャラクターについての解説だ。

「ブッダは超ハイスペックな引きこもり、空海は陽キャとか、すごく面白いんです。哲学者の内面も思想も本当は非常に複雑なはずですが、噛み砕きすぎというくらい(笑)、分かりやすく説明されています」

本書を、いろんな人に手に取ってほしい、と加藤さん。

「自分の弱さやダメさに悩んだり落ち込んだりすること、誰にでもありますよね。でもこの本には、『自分なんてない』と書かれていて。私もそうなんですが、これって皆さん薄々気付いていたことなんじゃないでしょうか? それをしんめいPさんが、はっきり言葉にしてくださった」

自分をダメだと思うのは自分。でも自分はない。だから悩むこと自体意味がない。

「それならば、どんな状況であっても、今が楽しいと感じられればそれでいい。それが最高なんじゃないかなと、この本を読んで思えるようになりました」

加藤さんは、現在放送中のドラマ『婚活バトルフィールド 37』で、主人公・赤木ユカを演じている。

「先日、小学6年生の次男と一緒にこのドラマを観たんですが、爆笑してくれていて嬉しかったです」

赤木は、美人で自己評価がエベレスト級の強メンタル女子。猪突猛進に婚活バトルに臨んでいる。

「赤木はいつも一生懸命で憎めないんですよね。周囲の目を気にせず、感情をパッと出す。自分に嘘をつかないところは、ちょっと見習いたいなあと思います」

会社の同僚で、婚活歴8年のこじらせ理論派女子・青島知恵子(福田麻貴さん)との共闘も見どころだ。

「福田さんとのやり取りは、本当に楽しいです。コメディシーンが多いので、芸人さんである福田さんにアドバイスをいただいています」

本作は結婚や恋愛に対する女性の本音を掬い上げる物語でもある。

「私は比較的早く結婚しましたが、実家や職場でのプレッシャーの中、赤木のように結婚した方がいいのだろうか悩む、女性のモヤモヤした気持ちはよくわかります。赤木には、彼女自身の表も裏も安心して見せられるような人と出会ってほしいです」

取材・文:松井美緒 写真:TOWA

ヘアメイク:YUTA. スタイリング:大塩リエ

かとう・ろーさ●1985年、鹿児島県生まれ。ファッションモデルとしてデビュー。2005年公開『東京タワー』に出演し、以降女優としても活躍。主な出演作に映画『いちばんきれいな水』『こんにちは、母さん』、ドラマ『推しの殺人』など。現在、『コスメティック・プレイラバー Season2』にも出演中。

『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』

(しんめいP:著 鎌田東二:監修/サンクチュアリ出版)1650円(税込)

東大を卒業し大手IT企業に入社するも退社、自分を探し続けた結果、無職になった著者。5年間引きこもったときに出会い、虚無感から救ってくれたのが東洋哲学だった。本書は、ブッダや空海など7人の哲学者の教えをポップに紹介。生きづらさがマシになる(かもしれない)、哲学エッセイ。

ドラマ24『婚活バトルフィールド37』

原作:猪熊ことり『婚活バトルフィールド 37』(新潮社バンチC)

脚本:モラルほか 監督:二宮 崇ほか

出演:加藤ローサ、福田麻貴(3時のヒロイン)、桐山 漣、志田音々、佐藤ミケーラ倭子、戸塚純貴、榊原郁恵

毎週金曜 深夜24時12分~24時42分テレ東系列で放送中

●派遣事務として働く37歳の赤木ユカ。美人を自負する彼女が、「ここいらで結婚してやるか」と上から目線で足を踏み入れたのは、理想や条件が入り乱れる「婚活という名の戦場」だった。戦いの果てに見つける幸せな結婚のその先とは!?

©「婚活バトルフィールド37」製作委員会

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