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【日光・温泉】東京から2時間半、白銀の森で深呼吸。『亀の井ホテル 日光湯西川』で叶えるオールインクルーシブのおこもりステイ|体験ルポ

  • 2026.2.18

東京・浅草から東武鉄道の特急列車でわずか2時間半。日常の延長線にありながら、扉をひとつ越えた先には、時間の流れまで変わったかのような別世界が広がります。白銀に包まれた湯西川は、喧騒から完全に切り離された静寂の地。何もしない贅沢に身を委ねる——そんな“深呼吸するための旅”が、ここでは自然と叶います。

そんな旅に寄り添ってくれるのが、『亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル』。湯西川温泉駅からローカルバスで約20分、雪深い温泉街の奥にひっそりと佇む一軒。宿泊はもちろん、食事やアクティビティまでが宿泊料に含まれるオールインクルーシブの滞在は、余計な段取りや思考からも解放されます。白銀の自然を眺めながら、あえて何もしない時間に身を委ねる——そんな“おこもりステイ”が、忙しい40代の心と身体を、リセットしてくれました。その体験をレポートします。


贅沢ステイのはじまりは、雪景色に包まれるラウンジ

エントランスをくぐった瞬間、思わず足を止めたくなるのが、雪のパノラマが広がるラウンジの景色。チェックインを終えたら、イージーチェアやソファに身を預け、まずは深呼吸するようにひと息を。すぐ隣のゲストラウンジには、飲み放題のお酒やお茶、ちょっとしたお菓子がずらり。気分のままにグラスを手に取り、白銀の世界を眺めながらくつろぐ時間こそ、ホテルでの滞在のはじまりを告げる、何よりの贅沢。

ラウンジの暖炉の前は、ゆったりと腰掛けられるふたりがけのソファ席。ゆらめく炎のぬくもりに身を委ねながら、スパークリングワインやビールを楽しみました。ドライフルーツやナッツ、チョコレートといったおつまみは常時楽しめ、16時〜18時にはピクルスなど、アペロ感覚で味わえる軽やかな一品も並びます。同じラウンジでも、時間帯が変われば窓の外の景色も、グラスの中の余韻も少しずつ表情を変えていきます。

窓いっぱいの絶景に、心までほぐれる客室での時間は格別

客室からの眺めも、また格別。和室(10畳+6畳)では、ラウンジよりさらに視界が開け、遠くまで連なる日光の自然を一望。静けさの奥行きまで感じられる景観に、気づけば心ごと非日常へ。一方、洋室のデラックスツインは、ベッド脇にソファとデスクを備えた落ち着きのある設え。パウダールームからも窓の外の景色が望め、四季の移ろいを室内にいながら楽しめます。

湯西川温泉は、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の落人がこの地で温泉を見つけたことに由来すると伝えられています。そんな歴史にちなんだ名物が、平家の家紋をかたどった「平家最中」。薄皮の最中に、甘さ控えめのあんこが詰まったやさしい味わい。ラウンジで一杯楽しんだあと、ほろ酔いの身体にその甘さがすっと染みわたります。お土産に選びたくなるのも納得の一品。

今だけのお楽しみ、かまくら祭で幻想的な灯りに包まれる夜

今回の旅でも特に楽しみにしていたのが、毎冬この時期だけ約1か月間の期間限定で開催される「湯西川温泉かまくら祭」。2026年は 1月30日(金)〜3月1日(日) にかけて行われ、日本夜景遺産にも認定された冬の風物詩として、湯西川温泉一帯が幻想的な光景に包まれます。
しっかり防寒をして、ホテルから歩くこと約7〜8分。沢口河川敷に足を運ぶと、雪原の中に灯りをともした数百のミニかまくらが連なり、視界いっぱいに幻想的な光景が広がります。静かな夜気の中、やわらかな光が雪に反射するその風景は美しく、ここでしか出合えない、冬旅ならではの特別な体験でした。

ホテルに戻る途中にある「平家の里」も、ぜひ訪れたい夜景スポット。湯西川の地に身を隠して暮らしたという平家一門にまつわる秘話や伝説を後世にのこすべく、かやぶき屋根の屋敷が立ち並びます。当時の暮らしが再現されるとともに「かまくら祭」に合わせて、平安時代のきらびやかな陛下の暮らしをイメージした「平家あかり」も同時開催されています。竹燈籠や竹鞠の灯りがファンタジックでタイムスリップしたかのよう。

壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀り、安産や家内安全、無病息災、開運招福、商売繁盛、海上安全のご利益があると伝えられる、山口県の赤間神宮から分祀された宮へも足を運びました。
夜景を愛でながらの散策は、ほんの数十分でも身体が冷え、宿に戻ってから待ち受ける温泉への期待が、自然と高まっていくのでした。

雪見の露天もサウナもそろう、美肌のお湯でリラックス

大浴場でいちばんの楽しみは、やはり雪景色を望む露天風呂。弱アルカリ性のやさしい湯は、美肌の湯としても知られ、しっとりと肌になじみます。キンと張りつめた冬の空気と、熱すぎないお湯加減とのコントラストが心地よく、気づけば時間を忘れて浸かってしまうほど。
内湯からも外の景色を一望でき、さらに寝湯やサウナまで揃う充実ぶり。身体をゆるめ、ととのえ、また湯に戻る——そんな贅沢な循環に身を委ね、つい長居してしまいました。
シャンプー類からスキンケア用品までしっかりアメニティの揃った大浴場で身も心も整えたら、いよいよ待ちに待った夕食です。

囲炉裏を囲んで味わう、滋味深い里山のブッフェ

2階にあるレストラン「燎(かがりび)」で味わえるのが、宿の名物「ごちそう里山ビュッフェ」。栃木県産の鶏や岩魚、えびなどを使った串は、囲炉裏を囲む各席へ運び、炭火で仕上げるスタイルです。素材はあらかじめ火入れされているため、軽く温めるだけで、ほくほくとした食感と旨みが立ち上がります。
中でも印象的だったのが、郷土料理のばんだい餅。串に刺した餅の、もちもちとした食感と甘辛いタレの香ばしさが絶妙に絡み合い、つい手が伸びてしまう美味しさでした。

川魚を中心に揃う「山のお造り」は、ぶりやヤシオマス、鯉のあらいがいずれもプリプリとした食感で、山里ならではの鮮度の良さが際立つ。鹿鍋のジビエはくせがなく滋味深く、ヤシオマスのちゃんちゃん焼きも、味噌のコクが魚の旨みを引き立てる一皿。
各席の囲炉裏には、あらかじめ出汁を張った鍋が用意されており、好みの具材を選んで入れるだけで、気軽に鍋料理を楽しめるのも嬉しい。さらに、目の前でふんわりと握ってくれるおむすびは、栃木県産米の甘みが際立ち絶品。細やかな心配りに満ちた食体験で、まさに至れり尽くせりのひとときでした。

栃木県産を中心に、日本酒のラインナップがとにかく充実しているのも、このレストランの魅力。少量を少しずつ味わい比べできるのは、オールインクルーシブならではの贅沢です。ビールやゆず酒に加え、ソフトドリンク、コーヒー、日本茶まで幅広く揃い、食事の時間を思い思いに楽しめます。

食事を終えたら、もう一度温泉へ。身体を温め直してすっきりとリセットしたあとは、夜のお楽しみが待っています。毎晩21時から22時30分まで、ラウンジで振る舞われる名物の夜鳴き担々麺。赤・黄・黒と月替わりでスープの色が変わるという遊び心も楽しい一杯です。

今回は黒の担々麺をいただきました。マイルドな辛さのスープは細麺によく絡み、夜遅くでも無理なく味わえるちょうどいいボリューム。本日三度目のお酒タイムとして、白ワインを軽く一杯添えれば、担々麺との相性もぴったり。

やさしい朝食とアクティビティでエレルギーチャージ

温泉で芯まで温まった身体は、真夜中を過ぎてもぽかぽかのまま。冷えを感じることなく、心地よい眠りにつくことができました。
翌朝の朝食も、レストラン「燎」で。目の前で焼き上げてくれるだし巻き卵に加え、地元産5種の卵から好みを選び、卵かけご飯や目玉焼きで食べ比べる楽しさも。名産のゆばは、やさしい味わいが朝の身体にすっと染み渡ります。
締めにいただいた栃木県産牛乳のヨーグルトは、自然な甘さとコクのある濃厚さが印象的な一品でした。

オールインクルーシブならではのアクティビティも充実。ダーツや卓球、ボードゲームの貸し出しなど、気軽に楽しめるラインナップが揃っています。雪深いこの季節は、カーリングをアレンジしたカローリングやアーチェリーといった室内アクティビティがおすすめとのこと。
なかでも印象的だったのが、高温の源泉を利用した温泉卵作り。じんわりと火が入っていくのを待つ時間も含めて、旅の思い出になる体験でした。

オールインクルーシブホテルのご褒美おこもりステイは最高

都会からたった数時間で、非日常の空間と温泉、地のものが豊富な美味しい料理を味わうことのできる「亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル」。いまの時季はもちろん、四季折々に変わる山の景色も見どころです。せわしない日々に少し一息つきたくなったらいかがでしょう?

亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル
住所:栃木県日光市湯西川1033
電話:0288-98-0016
チェックイン:15時/チェックアウト:10時
アクセス:東武特急浅草駅から湯西川温泉駅まで約2時間30分。湯西川温泉駅よりバスで20分。「湯西川温泉」バス停徒歩3分。

 

取材・文=衣奈彩子
※本記事は宿泊提供を受けて取材したものです。

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