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学生時代、私に嘘の告白をしてきた幼馴染「あんなの本気にしないで」→同窓会で本気の告白をされて...

  • 2026.2.17
ハウコレ

誰にでも、思い出すとほんの少しだけ胸がちくりとする記憶があるのではないでしょうか。私にとってそれは、学生時代に幼馴染からの告白にまつわる出来事でした。

あの日のことは何年経っても、ふとした瞬間に蘇ります。今回は、そんな小さな傷と、思いがけない再会のお話をさせてください。

突然の告白に舞い上がった放課後

中学生のころ、私には家が近所の幼馴染がいました。小さいころから一緒に登下校をして、くだらない話で笑い合える、何でも話せる関係。恋愛感情があったかと聞かれると正直わかりませんが、私にとって特別な存在だったのは確かです。

ある日の放課後、その幼馴染が教室に残っていた私のところへやってきて、少し緊張した表情で「好きだ」と言いました。今でもはっきり覚えています。嬉しくて、どう返事をしようかと何日も考えました。頬が緩むのを何度も抑えながら過ごした、あの数日間の高揚感は間違いなく本物だったと思います。

「あんなの本気にしないで」という一言

ところが数日後、幼馴染の口から出たのは思ってもいない言葉でした。「あんなの本気にしないで」笑いながらそう言う幼馴染のそばには数人の友人たちがいて、みんなくすくすと笑っていたのです。

罰ゲームか何かの流れだったのだと、そのとき初めて気がつきました。恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、何も言い返せなかった自分がひどく情けなく思えました。

それからしばらくの間、人の好意を素直に受け取ることが怖くなり、誰かに「好き」と言われても身構えてしまう自分がいたのを覚えています。やがて別々の高校に進学し、連絡を取ることもなくなりました。

同窓会での再会、そして「本気の告白」

それから十数年、同窓会の案内が届きました。少し迷いながらも足を運んだ会場には、懐かしい顔ぶれがそろっていました。

幼馴染もその場にいて、昔と変わらない人懐っこい笑顔を周囲に向けていました。会が進むなか、幼馴染が少し改まった様子で「少しだけ話せないか」と声をかけてきたのです。

静かな場所に移ると、幼馴染はまっすぐこちらを見つめて、「あのときは本当にひどいことをした。ずっと後悔していた。今度こそ本気で伝えたい、好きだ」と。その目は真剣そのもので、あの日の軽い笑顔とはまるで違うものでした。

そして...

胸の奥がほんの少しだけ揺れたのは事実です。けれど私は、首を横に振りました。「気持ちは嬉しい。でも、あのときの私はすごく傷ついたの。今はもう気にしていないけれど、同じ気持ちで応えることは難しいと思う」

幼馴染は少し寂しそうに、「そうだよな。ごめん、ありがとう」と言ってその場を離れていきました。

過去の痛みをただ抱えて終わるのではなく、自分の気持ちをきちんと言葉にできたこと。それが私にとって、たしかな一歩だったのだと思います。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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