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サム・ライミ、リュック・ベッソン、レニー・ハーリン…有名監督のホラー作品が“スーパーボウル週末”に激突!

  • 2026.2.15

北米の国民的イベントであるNFLスーパーボウルと重なった先週末(2月6日から2月8日まで)の北米興収ランキングは、例年通り低調な成績に。それでも全体の総興収は6074万ドルで、昨年の同週末を上回っているだけでなくコロナ禍以降では最高の数字。もっとも、2019年対比では83%、2018年対比では64%なので、そのタイミングで上映されている作品のポテンシャルに左右される面は大きいのだろう。

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前週から興収半減も、なんとか凌ぎ切った『HELP/復讐島』 [c]Everett Collection/AFLO
前週から興収半減も、なんとか凌ぎ切った『HELP/復讐島』 [c]Everett Collection/AFLO

そんななか、前週に初登場No. 1を飾ったサム・ライミ監督の『HELP/復讐島』(日本公開中)が2週連続で首位をキープ。週末3日間の興収は前週比47.4%の904万ドルとやや大きな下落に見舞われており、1位作品の週末興収としては今年初めて1000万ドルを割り込むことに。週末時点での累計興収は3488万ドルだが、平日に入ってからの伸び方は堅調。近日中にも『スペル』(09)の興収4210万ドルを抜いて、ライミのホラー映画歴代1位のヒット作となることは確実。

一年でもっとも映画館が静かになる週末だが、興味深い新作タイトルは続々と公開されている。2位にランクインしたのは、エンジェル・スタジオ配給のロマコメ『Solo Mio』。TikTokとInstagramを駆使した凝ったマーケティングが功を奏したのか、初日から3日間の興収は700万ドルとまずまず。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価は80%、観客からのそれは96%と、上々な反応を得ている模様。

リュック・ベッソンの新作『Dracula』はケイレブ・ランドリー・ジョーンズとクリストフ・ヴァルツが共演! [c]Everett Collection/AFLO
リュック・ベッソンの新作『Dracula』はケイレブ・ランドリー・ジョーンズとクリストフ・ヴァルツが共演! [c]Everett Collection/AFLO

また、リュック・ベッソン監督がケイレブ・ランドリー・ジョーンズを主演に迎えて古典ホラーの名作を映画化した『Dracula』は5位スタートとなり、レニー・ハーリン監督のホラー三部作の第3作『The Strangers: Chapter3』は7位にランクイン。いずれも興行的にも批評的にも伸び悩んでおり、往年の有名監督によるホラー対決は、このジャンルでの実績が抜けているライミの一人勝ちとなりそうだ。

小規模公開のタイトルでは、22位にランクインした『Pillion』に注目したい。昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で脚本賞に輝いたゲイ映画である同作は、4館での公開ながら初日から3日間で興収24万1769ドルを記録。1館あたりのアベレージは6万ドルを超えており、現時点で2026年の公開作第2位の高アベレージ。ちなみに1位は、同じA24配給で前週封切られたチャーリーXCX主演のモキュメンタリー『The Moment』の10万ドル超。多様な作品を取り扱い、賞レースでも善戦を見せるA24の勢いは今年も健在だ。

【写真を見る】「ハリポタ」のダドリー役俳優とアレクサンダー・スカルスガルド共演のゲイSM映画が高アベレージで存在感! [c]Everett Collection/AFLO
【写真を見る】「ハリポタ」のダドリー役俳優とアレクサンダー・スカルスガルド共演のゲイSM映画が高アベレージで存在感! [c]Everett Collection/AFLO

また、昨年11月にひっそりと2館だけで限定公開され、その際は3日間で3万4057ドルの興収を記録したスペイン映画『Sirat』は、第98回アカデミー賞で国際長編映画賞と録音賞の2部門にノミネートされたことを受けて4館での再上映をスタート。週末3日間で興収13万7907ドルと、前回の上映時と比較して倍以上の館アベレージをあげることに成功している。

文/久保田 和馬

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