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「おやすみ」の後に必ず追加でLINEを送ってしまう僕→彼女にその理由を聞かれて、言葉に詰まった夜

  • 2026.2.15
ハウコレ

毎晩、彼女とおやすみを交わした後、僕はどうしてももう1通メッセージを送らずにはいられません。自分でも少し変わった習慣だとは思っていましたが、その理由を聞かれたとき、僕はうまく答えることができませんでした。

これは、言葉にできなかった想いが、彼女に届いた夜のお話。

やめられない習慣

彼女と付き合って1年。毎晩LINEでおやすみを言い合うのが、僕たちの日課になっていました。でも僕には、そこで終わりにできない癖がありました。おやすみを送った後、どうしてももう1通、何か伝えたくなってしまうのです。「明日の天気、晴れるといいね」「今日話してくれたこと、楽しかったよ」。

内容は本当にたわいもないものばかり。自分でも「しつこいかな」と思いながら、それでも送らずにはいられませんでした。彼女が眠りについた後でも構わない。ただ、最後の言葉が「おやすみ」だけで終わることが、どうしても怖かったのです。

聞かれても答えられなかった

ある日、彼女から「いつもおやすみの後にもう1通くれるよね。どうして?」と聞かれました。わかっていたことです。1年も続けていれば、不思議に思われて当然でした。でも、僕は言葉に詰まってしまいました。

「別に深い意味はないんだけど」と誤魔化すのが精一杯。本当の理由を話すには、あの日を思い出さなければならなかったからです。彼女はそれ以上追求してきませんでしたが、僕の表情から何かを感じ取ったのかもしれません。うまく説明できない自分がもどかしくて、その夜は少しだけ眠れませんでした。

父との最後の夜

高校生のとき、父が突然亡くなりました。その前の晩、僕は些細なことで父と喧嘩をしていたのです。何が原因だったかすら、今では思い出せません。ただ、怒ったまま自分の部屋に戻り、「おやすみ」の一言も言わずに眠ったことは、鮮明に覚えています。翌朝、父はもういませんでした。あのとき交わさなかった言葉が、ずっと胸に引っかかっています。

最後の会話が喧嘩だったという後悔は、何年経っても消えませんでした。だから僕は、大切な人との最後の言葉が冷たいもので終わらないように、もう1通送ってしまうのです。

そして...

彼女が僕の実家に来た日、いつものように追加のメッセージを送ったとき、初めて彼女から返信がありました。「私もだよ。いつもありがとう。おやすみね」。その言葉を見た瞬間、目の奥が熱くなりました。もしかしたら母から何か聞いたのかもしれません。でも彼女は何も聞いてきませんでした。ただ、僕の小さな習慣を、そのまま受け止めてくれたのだと思いました。震える指で「ありがとう」とだけ返信しました。

毎晩のメッセージは、僕なりの祈りのようなものです。もう二度と、大切な人との最後の言葉を後悔したくない。彼女となら、そんな些細な言葉をこれからも重ねていけると信じています。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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