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雑談の輪に入らない同僚の机に、人だかりが!「なぜ?」同僚が『密かに続けていたこと』に「心を打たれた」

  • 2026.2.14

経理として働く友人Aの職場に、どこか壁を感じてしまう同僚がいました。人付き合いが控えめなその姿に、先入観を持っていたA。しかし、あるできごとをきっかけに、その見え方が変わったエピソードです。

画像: 雑談の輪に入らない同僚の机に、人だかりが!「なぜ?」同僚が『密かに続けていたこと』に「心を打たれた」

静かな存在だった彼女

私の職場に、どこか距離を感じる女性がいました。
いい人なのですが、雑談の輪に積極的に入ることはなく、ランチも一人で過ごすことが多いタイプ。忘年会や新年会にも参加はしますが、心から楽しんでいるようには見えません。

職場の仲間同士は仲が良く、自然と集まって話す雰囲気があります。しかし、その中で彼女だけが少し外れているように見え、私は勝手に線を引いていました。

ある日の休憩時間、少し離れた場所から楽しそうな女子の声が聞こえてきました。何気なく視線を向けると、そこには同僚たちに囲まれている彼女の姿。

普段は一人でいることが多い彼女が、輪の中心にいる光景が珍しく、思わず足を止めました。

そのまま近づいてみると、机の上には小さな箱が置かれていました。

箱の中に並んでいたもの

中をのぞくと、色とりどりのアイシングクッキーがきれいに並んでいます。聞くと、彼女の手作りだと言いました。

その丁寧な仕上がりに驚きましたが、さらに心を打たれたのは、そのあとです。
「Aさんは、ワンちゃんを飼っているって聞いたので」

そう言って差し出されたクッキーには、可愛らしい犬の絵が描かれていました。思わず「わぁ!」と声が出ました。

彼女が選んでいた、人との向き合い方

そう言われて箱の中を見渡すと、どれも同じものはありませんでした。
彼女は、一人ひとりのことを思い浮かべて、デザインを変えて作っていたのです。

手間も時間もかかるはずなのに、それをさりげなく差し出す姿に、驚きと同時に感動さえも覚えました。

彼女は、人付き合いを避けているわけではなかったのです。
無理に輪に入らず、必要以上に自分を出さない。その代わり、相手のことをきちんと見ている人でした。
関係を広げるより、向き合うことを選んでいたのかもしれません。

ふと立ち止まって思ったこと

私は、彼女の一面しか見ていなかったのです。

箱に入っていたのは、クッキーだけではありません。彼女の人柄と、静かに人と向き合う姿勢が、そっと詰まっていたように感じました。

今では、彼女と話す時間が、ほんのり楽しみになっています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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