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「ここ前も来た?」の答えで確信→元カノの思い出だらけのデート

  • 2026.2.5
ハウコレ

彼とのデートは、いつも楽しいはずでした。でも、ふとした瞬間に気になることがあったのです。お店に入ったときの迷いのない足取り。メニューを開く前から決まっている注文。

「ここ、初めてだよね?」と聞いたときの、一瞬の間。これは、小さな疑問を確かめてしまった私の話です。

彼の「懐かしそうな表情」に気づいた瞬間

交際を始めて間もないころ、彼が行きたい場所があると連れて行ってくれたのは、海沿いの小さなカフェでした。

初めて来る場所なのに、「ここが一番景色がいいんだ」と、まるで何度も来たことがあるかのような口ぶり。私は少し不思議に思いながらも、彼がこの場所を気に入っているのだろうと深く考えませんでした。

ただ、窓の外を眺める彼の横顔が、どこか遠い目をしていたことが気になったのです。楽しそうなのに、どこか懐かしそうな、切なげな表情。私といるはずなのに、彼の心はここにいないような、そんな感覚が胸をよぎりました。

繰り返す「前にも来たことある?」への曖昧な答え

それからも、彼はさまざまな場所に連れて行ってくれました。夜景がきれいな展望台、隠れ家のようなイタリアン、紅葉が美しい公園。どれも素敵な場所ばかりで、私は最初、彼のセンスに感心していたのです。

でも、あるとき気づいてしまいました。どの場所でも、彼が妙に慣れていること。メニューを見ずに注文したり、「この道を行くと近いよ」と裏道を知っていたり。「ここ、前にも来たことあるの?」と聞くと、彼は少し言葉を濁して「まあ……友達とね」と答えるだけ。その「友達」という言葉が、回を重ねるごとに重く感じられるようになっていきました。

何度聞いても、彼の答えは曖昧なまま。私の中で、小さな疑念が膨らんでいったのです。

元カノとの思い出の場所だと確信した日

決定的だったのは、誕生日に訪れたレストランでの出来事でした。予約してくれたのは、街を見下ろせる高層階のフレンチレストラン。席に着くと、店員さんが彼に声をかけたのです。「お久しぶりですね。以前いらした時と同じお席をご用意しました」と。

彼は一瞬固まり、私は何も言えませんでした。「以前」という言葉が、すべてを物語っていたから。帰り道、思い切って聞いてみると、彼はようやく口を開きました。「……元カノと来たことがある場所も、いくつかあった。ごめん」と。

悪気がなかったのかもしれません。でも、私は気づいてしまったのです。彼が連れて行ってくれた場所の多くが、元カノとの思い出の場所だったことに。彼は無意識のうちに、過去をなぞるように私とデートしていたのでしょうか。

そして...

しばらく考えた末、私は彼に正直な気持ちを伝えました。「私は、あなたの思い出の中を歩きたいわけじゃない。私たちの新しい思い出を作りたい」と。彼は黙って聞いていましたが、その場で何かが変わることはありませんでした。

結局、その彼とは、別のことでケンカし別々の道を歩むことに。

いつかまた誰かを好きになったとき、その人とは一緒に「初めて」を重ねていきたい。誰かの過去をなぞるのではなく、二人だけの思い出を、一つずつ作っていけますように。

(30代女性・公務員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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