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【住宅火災の原因と対策】乾燥する寒い季節は特に注意

  • 2026.2.5

空気が乾燥する寒い季節は住宅火災が起こりやすい時期。原因はたばこやコンセント、ストーブのほか、リチウムイオン電池が関連しているケースも。火災を防ぎ、命を守るための対策法をご紹介します。

多発する住宅火災に注意

まずは住宅火災の現況を見てみましょう。

増加する住宅火災

総務省消防庁の「令和7年版 消防白書」によると、住宅火災の死者数は令和3年以降増加しており、令和6年中の住宅火災による死者数(放火自殺者等を除く)は1,030人です。そのうち65歳以上の高齢者は779人で、全体の75.6%を占めています。また、死に至った経緯別に見ると、「逃げ遅れ」が最多で465人です。

原因で多いのは「たばこ」「電気器具」「ストーブ」

令和6年中の住宅火災の発火源別死者数(放火自殺者等を除く)では、「たばこ」が最も多く、次いで「電気器具」「ストーブ」となっています。

【住宅火災の発火源別死者数(放火自殺者等を除く)】
1位 たばこ
2位 電気器具
3位 ストーブ
4位 コンロ
5位 マッチ・ライター

「電気器具」はコンセントやプラグに溜まったほこりやたこ足配線などが原因で出火し、近くに置かれた布製品などに移って燃え広がることで発生しています。

また、火災は空気が乾燥しているときに起こりやすく、風が強いと燃え広がる可能性が高まります。空気が乾燥する冬から春にかけての時期や、ストーブを使う寒い時期は火災の発生頻度が高い傾向にあり、特に注意が必要です。

住宅火災を防ぐための対策

住宅火災を防ぐためにできることをまとめました。

● 寝たばこをしない
● コンセントを掃除する
● 使っていないプラグを抜く
● ストーブのまわりにものを置かない
● コンロを使うときはそばを離れない
● 安全装置がついたストーブやコンロを使う
● マッチやライターは子どもの手が届くところに置かない
● ペットがキッチンや暖房器具に近づかないようゲートなどを設置する
● カーテン、じゅうたん、寝具類、エプロンなどを防炎品にする
● 住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
● 消火器を設置し、使い方を確認しておく

火災を引き起こさないための対策として、子どもやペットの思わぬ行動にも注意しましょう。万が一火災が発生したときの備えも欠かせません。火災の拡大を防ぐためにカーテンなどを防炎品にする、逃げ遅れを防ぐために住宅用火災警報器の点検・交換をする、火災が小さいうちに消火するための消火器を設置するなどの対策をしましょう。

身近な「リチウムイオン電池」にも気をつけよう

近年急増しているのが、スマートフォンやモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を搭載した製品から出火する火災です。

リチウムイオン電池を搭載している製品

リチウムイオン電池は以下のように身近な製品に使用されています。

● モバイルバッテリー
● スマートフォン
● ワイヤレスイヤホン
● スマートウォッチ
● 携帯用扇風機
● 電気カミソリ
● タブレット
● ノートパソコン
● ビデオカメラ
● 電動アシスト付き自転車
● コードレスヘアアイロン

使用するときの注意点

リチウムイオン電池は大容量の電力を蓄えられる分、正しく扱わなければ発熱や発火などの事故を引き起こすことがあります。一般ゴミと一緒に捨てると、ゴミ収集車や処理施設で電池が押しつぶされるなどして火災が発生することも。リチウムイオン電池を搭載した製品を使用・廃棄するときは以下の点に注意しましょう。

● 落下などの衝撃を与えない
● 車内など高温になる場所での使用や保管をしない
● 指定された充電器を使う
● 充電は燃えやすいものがない場所で行う
● 外出中や就寝時は充電しない
● 発熱する、充電できないなどの異常があれば使用をやめる
● 製品情報やリコール情報を確認する
● 発火した場合はまず安全を確保し、可能であれば大量の水や消火器で消火する
● 廃棄するときはリチウムイオン電池が使用されているか確認し、廃棄方法を確認してから捨てる

住宅火災が起きたときの対処法

万が一住宅火災が起きたら、まずは大きな声でまわりに知らせ、119番通報をしましょう。

初期消火が可能なのは天井に火がまわるまでといわれています。炎が天井に燃え移った場合は初期消火をやめ、迷わずすぐに避難してください。

なお、令和6年中の建物火災の死因別死者発生状況を見ると、「やけど」に次いで多いのが「一酸化炭素中毒・窒息」です。避難するときは煙を吸わないように姿勢を低くし、ハンカチなどを鼻や口に当てて移動しましょう。

(まとめ)
火災の原因は身近なところにあり、他人事ではありません。日ごろからしっかり備えをして命を守りましょう。

画像協力/PIXTA
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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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