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女性がストーカー被害に!?人気アプリに潜む“情報漏えい”の盲点 自分を守るための6つの対策

  • 2026.3.8
女性に人気のアプリに潜むリスクとは?(画像はイメージ)
女性に人気のアプリに潜むリスクとは?(画像はイメージ)

毎年3月1日から同月8日は、厚生労働省が定める「女性の健康週間」です。この時期は、女性が生涯を通じて健康で充実した日々を過ごし活躍できるよう、全国で女性の健康づくりに関する普及、啓発が行われます。

こうした健康への意識が高まる中で、今や欠かせない存在となっているのが、体重や心拍数などが記録可能なフィットネスアプリや、現在の位置情報から目的地までの経路を検索できる地図アプリなどです。

ネット上ではこうした個人情報を使うさまざまなアプリが普及していますが、インストールする前に知っておきたい、主要なリスクとプライバシーを守るための予防策をご紹介します。

個人情報を扱うアプリには特別な注意を

日々進化するテクノロジーのおかげで、私たちの生活はより便利で豊かになりました。特に女性の間では、体重や心拍数、消費カロリーなどを記録できるフィットネスアプリや美容や画像加工、妊活、メンタルヘルス、位置情報共有、個人的なコミュニケーションに関連するアプリなどが人気となっています。

一方、こうしたアプリの多くは、ユーザーの極めてプライベートな個人情報を多く収集しています。そのため、一度情報が漏えいしてしまうと、便利さと引き換えに、医療情報や日常の行動パターン、人間関係、位置情報が悪用されるリスクも潜んでいるのです。

女性が知っておくべき一般的なリスク

オンラインデータを第三者から保護する「VPN」サービスを提供するオランダのNordVPNが、13カ国の1万2726人を対象に行った健康に関するアプリの調査によると、回答者のうち58%が運動や睡眠などの健康に関するアプリを使用しているといいます。そのうち、氏名やメールアドレス、電話番号などの個人情報を提供しているのは50%以上に上り、さらに10人に1人はクレジットカード情報まで提供していました。

サイバーセキュリティーの専門家であり、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務めるマリユス・ブリエディスさんは、こうしたアプリが収集する個人情報について次のように指摘します。

「アプリがより多くの個人情報を有するほど、そのデータの価値は高くなります。個人情報を扱うアプリは単なる設定を保存するのではなく、あなたの人生の一部を保存しているのです」

アプリに個人情報を提供する主なリスクとして、カメラやマイク、位置情報などの過度な権限要求や、収集した情報が広告会社や他の企業を通じて第三者と共有される可能性、位置情報共有アプリを通じたストーキングの可能性、知らないうちに端末が監視されているデバイス監視の可能性などが挙げられます。

「プライバシーのリスクはハッカーだけの問題ではありません。時には、すでに許可したアクセス権限を誰かが悪用したり、必要以上の情報を収集するアプリが危険をもたらしたりすることもあります」とブリエディスさんは警告しています。

インストール前後の賢い対策

アプリのインストール前後にできる基本的な対策は次の通りです。

■公式ストアからのみダウンロードiOSであればApp Store、AndroidであればGoogle Playストアを利用しましょう。開発者の信頼性とユーザーレビューも必ず確認してください。

■プライバシーポリシーの確認どのような情報や権限がアプリに使用されるのか、重要な部分は読み飛ばさずに確認しましょう。カメラやマイク、位置情報などの権限が本当に必要かも判断してください。

■位置情報の制限必要でない限り「常に許可」ではなく「アプリ使用中のみ」または「許可しない」に設定しましょう。

■アカウント保護の強化ログイン時、パスワードだけでなく、指紋や顔認識などの「生体認証」、SMSまたはメールで届く「ワンタイムパスワード」など、2つの異なる形式を組み合わせる方法を「二要素認証(2FA)」と呼びます。二要素認証を有効にし、強力で複雑なパスワードを設定しましょう。

■定期的なメンテナンス使用していないアプリを削除し、権限を見直しましょう。

■OS・アプリの最新化セキュリティーの抜け穴がないよう、常に最新状態を維持してください。

ブリエディスさんは「『許可する』をタップする前に、その権限がアプリの目的に合致するかどうか自問してください。合致しない場合は、『許可しない』をタップする方が安全です」とアドバイスします。

プライバシーが侵害されている可能性を感じた場合

もしアプリの使用時にプライバシーが侵害されていると感じた場合は、すぐに次の対策を講じてください。

■パスワードをすぐに変更するすべてのアカウントのパスワードを強力で複雑なものに変更しましょう。

■すべてのデバイスからログアウトしパスワードを変更する不正なログインがないかを確認し、すべてのデバイスからログアウトを実行しましょう。身に覚えのない場所やデバイスからのアクセスがある場合は、ただちにパスワードも再変更してください。

■「マルウェア」が潜んでいないかスキャンセキュリティーアプリを使用し、情報を盗み取ったりデバイスに損害を与えたりするスパイウェアのような「マルウェア」が潜んでいないか検査しましょう。

個人の安全が懸念される場合や、ストーキングなどの被害が疑われる場合は、専門家または警察のサイバー犯罪相談窓口、消費者ホットラインなどへの相談をお勧めします。

「デジタルプライバシーは個人の安全そのものです。アプリと権限をコントロールすることは神経質になることではありません。それは自分自身を守る大切な行動なのです」とブリエディスさんは強調しています。

予防策で安全なデジタルライフを

現代のデジタル社会において、個人情報を扱うアプリは私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかし、その便利さと引き換えに、重要な個人情報を危険にさらすリスクも存在します。適切な予防策を講じ、定期的にセキュリティー設定を見直すことで、デジタル環境でも安全を保つことができます。アプリをインストールする前の慎重な検討と、インストール後の適切な権限管理が、あなたの大切な個人情報を守る第一歩となるでしょう。

オトナンサー編集部

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