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皮ごと食べられる「国産レモン」をフル活用! 卵・砂糖・バターで作れる「レモンカード」 失敗しないコツを栄養士が解説

  • 2026.2.4

皮ごと食べられる!国産レモンを使ったレシピを紹介!

冬から春においしさの旬を迎える国産レモン
冬から春においしさの旬を迎える国産レモン

冬から春においしさの旬を迎える国産レモンは、皮ごと安心して食べられるのが魅力。レモンを丸ごと活用できて、朝食のトーストやソテー料理のソースにも大活躍の「レモンカード」の作り方をご紹介します。冷蔵庫で1カ月程度保存が可能なので、冬の手仕事として挑戦してみてください。

イギリスの定番おやつ「レモンカード」を知ってる?

国産レモンをたっぷり使って作りたい、「レモンカード」。トーストとの相性バッチリです!
国産レモンをたっぷり使って作りたい、「レモンカード」。トーストとの相性バッチリです!

レモンカードは、英国生まれのスプレッドのこと。レモン、卵、バター、砂糖があれば、すぐに作れます。卵黄のレシチンが乳化剤として働き、クリームのようにトロトロの口当たりに。筆者が作って感じた注意点は、以下の三つです。

(1)レモンの皮をたっぷり使うので防カビ剤不使用の国産レモンを使いましょう。

(2)塩は水と油を分ける性質があるため、食塩不使用のバターを使いましょう。

(3)作り方のポイントは湯せんの温度です。卵白は60度、卵黄は65度で固まり始め、80度を超えると完全に固まります。ダマのないなめらかなクリーム状に仕上げるため、湯せんの温度を60~80度に保つようにしましょう。

「レモンカード」を作ってみよう!

レモンと家にある材料で思い立ったら作れます!
レモンと家にある材料で思い立ったら作れます!

<材料/できあがり約160グラム>

レモン(国産) 小2個(約150グラム)・1個・砂糖(グラニュー糖、上白糖、きび砂糖など)50グラム・バター(食塩不使用)50グラム

<作り方>

1. 皮をすり下ろす

グリーンレモンを使いましたが、キレイな卵色に仕上がりましたよ。
グリーンレモンを使いましたが、キレイな卵色に仕上がりましたよ。

レモンの皮をぬるま湯でよく洗ってから、おろし金で皮の黄色い部分だけをすり下ろします。白い部分は苦みがあるので、すり下ろさないようにしましょう。レモンによって個体差がありますが、小2個分で6グラムの皮をすり下ろせました。

2. 果汁を搾る

皮をむいたレモンを半分に切り、果汁を搾ります。こちらもレモンの果肉の大きさによりますが、小2個分で37ミリリットルの果汁が搾れました。

3. バターを準備

バターは1センチ角に切り(溶かしやすくするため)、室温に置いておきます。

4. 卵をこす

卵を割って溶きほぐし、ざるなどで裏ごしをしながら小さめの鍋に入れます。使う鍋はレモンの酸で傷まないようホーロー、ステンレス、樹脂加工(テフロン加工など)、土鍋がおすすめ(アルミ・鉄・銅の鍋はおすすめしません)。

5. 混ぜ合わせる

卵を入れた(4)の小鍋に、砂糖を加えてヘラでよく混ぜ、さらに(2)のレモン果汁を加えよく混ぜます。

6. 湯せんにかける

湯煎温度が60℃超で卵白が固まり始め、65℃超で卵白が固まりはじめ、みるみるトロミが強くなっていきます。
湯煎温度が60℃超で卵白が固まり始め、65℃超で卵白が固まりはじめ、みるみるトロミが強くなっていきます。

小鍋よりひと回り大きいフライパンで水適量(300ミリリットルくらい)を60~80度(ふつふつする手前くらい)に温め、弱火で温度を保ち、(5)の小鍋に(3)のバターを加え、湯せんにかけて混ぜながらとろみを付けていきます。

トロミ加減の目安はカスタードクリーム状態。湯煎温度が高すぎると分離しやすくなります。
トロミ加減の目安はカスタードクリーム状態。湯煎温度が高すぎると分離しやすくなります。

湯せんの温度が高すぎるとダマになったり、分離したりしやすいので湯せんの湯を沸騰させないよう注意しましょう。

7. 皮を加える

カスタードクリームのようになめらかなとろみが付いたら(10分程度が目安)、(1)のすり下ろしたレモンの皮を加えて混ぜ、火を止めます。

8. 完成

清潔な瓶に詰め、冷蔵保存して1カ月程度で食べ切りましょう。筆者宅では1週間でなくなりました(笑)。
清潔な瓶に詰め、冷蔵保存して1カ月程度で食べ切りましょう。筆者宅では1週間でなくなりました(笑)。

完成したレモンカードを煮沸消毒した清潔な瓶に移し、密封すればOK。出来上がり直後はとろみが緩く感じるくらいが、冷蔵保存するとちょうど良い固さになります。

「レモンカード」の活用フィールドは幅広い

レモンカードをジャム感覚でトーストにたっぷりと。レモンの香りが口いっぱいに広がり、朝から幸福度がアップします。
レモンカードをジャム感覚でトーストにたっぷりと。レモンの香りが口いっぱいに広がり、朝から幸福度がアップします。

完成したレモンカードは、冷蔵保存すれば1カ月程度楽しめます。トーストに塗ったり、パンケーキに添えたり、タルト生地やパイ生地のフィリングに使ったり。爽やかな香りと甘酸っぱい味わいが癖になります。こんがり焼いた鶏肉ソテーの仕上げに乗せて、パーティー向きのドレスアップをしてもいいですね。なお、レモンの代わりにユズで作ると和風テイストのユズカードが作れます。

他にも、皮付きのまま厚さ5ミリ程度の輪切りにしたレモンを清潔な保存容器に入れ、ハチミツを上から注ぎ、一晩寝かせれば、レモンのハチミツ漬けに。お湯を注ぐと即席レモネードを楽しめます。

作った後に残るレモンの残骸は、キッチンのシンク磨きに使うとレモンの酸が水アカを分解し、ピカピカに。ちょっとしたエシカルライフになりますよ♪
作った後に残るレモンの残骸は、キッチンのシンク磨きに使うとレモンの酸が水アカを分解し、ピカピカに。ちょっとしたエシカルライフになりますよ♪

レモンは皮ごといただくことで、豊富に含まれるビタミンCをはじめ、ポリフェノールのルチン、芳香成分のリモネンを余すことなく活用できます。レモンのビタミンパワーで、寒い冬を元気にお過ごしください。

※参考文献:谷口亜樹子編著『食品加工学と実習・実験 第2版』光生館,2020

(野村ゆき)

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