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「これ、本当にジャンプ?」王道を破壊し、読者の常識を塗り替えた『衝撃の異色作』

  • 2026.2.26

「次はどのマンガを読もうか」とアプリをスクロールしているうちに、気づけば30分。結局、いつもの読み慣れた作品を読み返して一日が終わる…。そんな「未知の刺激」に飢えているあなたへ。

かつて、少年漫画には「友情・努力・勝利」という絶対的なテーマがありました。しかし今、その王道の殻を内側から突き破り、「これ、本当にジャンプ?」と読者の脳を揺さぶる“劇薬”のような作品が次々と誕生しています。

驚く展開が繰り広げられる作品ばかりなので、じっくりと読んでみてください。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

『チェンソーマン』

悪魔が日常に存在する世界。チェンソーの悪魔と契約した少年・デンジが、デビルハンターとして戦いに身を投じていく物語。

かつて、これほどまでに「高潔な志」を持たない主人公がいたでしょうか。デンジの原動力は「美味いもんを食う」「女の子の胸を揉む」といった、あまりにも卑近で切実な欲望です。海賊王にも火影にもならない。その「ショボさ」が、読者の予想を裏切り、物語を予測不能なカオスへと引きずり込みます。

映画的な構図で描かれるスプラッター描写と、唐突に訪れる主要キャラの死。読者は常に、作者・藤本タツキさんの掌の上で、絶望と快楽を感じながら転がされるのです。

2026年現在、少年ジャンプ+にて第2部が連載中。物語はさらなる混迷を極めており、今まさに「追うべき」作品です。

『約束のネバーランド』

原作・白井カイウさん、作画・出水ぽすかさんによる作品。

幸せな孤児院で暮らす子供たちでしたが、自分たちの正体が「鬼に捧げられる食用児」だと知り、知略を尽くして脱出を図るサバイバル劇です。

この作品に「必殺技」は出てきません。武器になるのは、子供たちの「知能」と、大人たちの「裏切り」を先読みする心理戦です。ジャンプ本誌の連載開始時、その異様なトーンに誰もが息を呑みました。

第1話の衝撃的なラストから、一瞬たりとも気が抜けない緊張感が持続します。友情は「信頼」ではなく「生存のための共闘」として試され、少年漫画の枠を超えた「知的興奮」が、あなたのページを捲る指を止めさせません。

『夏の終点』

全16話で綴られる、町田メロメさんによる短編連載。派手な事件は起きない。誰にでもある「青春の終わりの空気感」を丁寧に掬い上げた物語です。

ド派手なバトルや異能力がひしめく『ジャンプ+』のトップ画面で、一輪の花を描いた表紙の本作は異彩を放っていました。編集部が「この画風、この繊細さを載せたい」と熱望したのも納得の、もはや文学に近い佇まいです。

物語のピークは「必殺技を叫ぶ瞬間」ではなく、「ふとした言葉が喉に詰まる瞬間」にあります。ジャンプ=熱血というイメージを心地よく裏切り、読み終えた後は、まるで良質な短編映画を観た後のような、優しくも切ない余韻に包まれます。

自分自身の思い出に浸りながら読んでみませんか?

突然変異の傑作たち

今回ご紹介した3作品は、ジャンプという「巨大な才能の集積地」だからこそ生まれた、いわば突然変異の傑作たちです。これらを読み終えた時、あなたの心には、今まで知らなかった新しい感情の輪郭が浮かび上がっているはず。

今すぐ「度肝を抜かれる」感覚を味わってみませんか?


※記事は執筆時点の情報です