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新卒が職場をSNS投稿し“炎上”…Z世代のSNSに怯える企業の【苦肉の対策】に→スタジオ「結構苦に感じちゃうかも」

  • 2026.5.29

大手企業のあいだで、新卒採用を減らす動きが出てきているようです。新卒採用に関する共同通信の調査では、前年度より「減らす」と答えた企業が23%と、「増やす」を5年ぶりに上回りました。この傾向に、SNSでは「即戦力がほしいんだろうな」「新卒で入りたい会社が狭まる」など、さまざまな意見が寄せられているようです。

この状況を受け、平日よる9時~ABEMAで生放送をしている「#アベプラ」では、「企業が新卒採用を控える理由」について議論。MCを務める人気YouTuberグループ『午前0時のプリンセス』のJESSICAさん&聖秋流さんと共に内容を深堀りしていきます。

「入社式の翌日に辞める」も…3人に1人が3年以内に会社を去る現実

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(C)AbemaTV,Inc

番組にゲストとして登場したのは、メーカーで採用を担当している伊藤太一さんです。

伊藤さんはまず、「これはあくまで一部の大手企業さんのみの話で、中小企業さんはまだまだ人手不足なので採用したいって状況ではあると思う」と前置きします。新卒を減らしているのは、あくまで一部の大手。とはいえ、その大手が慎重になるのには、いくつか理由があるようです。

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そのひとつが、「すぐ辞めてしまう」こと。就職ジャーナリストの石渡嶺司さんによれば、今の新入社員はタイパ・コスパを重視するため、「自分に合わない」「成長できなさそう」と感じると、すぐ別の会社へ移ってしまうのだそうです。

実際、入社から3年以内に辞める人の割合は、ここしばらく3割ほどで横ばい。つまり3人に1人が3年以内に去っていく計算です。

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さらに驚くのは、辞める人のスピード感。「辞める人は、とことん早いです」と石渡さんは語ります。なんと入社式の当日や翌日に見切りをつけてしまう人もいるのだとか。これにはちょっと驚いてしまいますね。

とはいえ、石渡さんは「一概に今どきの若者はコレ、とはなかなか言い難い状況」とも補足します。厳しいことを言われても「この会社でもう少し頑張ろう」と長く勤める人もいる。早く辞める人ばかりではない、というわけですね。

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実は、採用する側の伊藤さん自身も、最初の会社をたった半年で辞めた経験の持ち主。「超体育会系の会社」だったため、会社の体質が合わないと感じた…と打ち明けます。当時はまだ早期離職が珍しく、「結構、異色な感じではありました」と振り返りました。

自身の経験もあり、伊藤さんは早く辞めること自体を頭から否定はしません。「環境ってすごい大事」だから、活躍できないと思うなら早めに離れる選択もある、と語ります。ただ、自分なりのキャリアプランを思い描いたうえで辞めることが大切なのだそうです。

育てる時間とコストを考えたら…AIにも置き換え可能?

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(C)AbemaTV,Inc

企業が二の足を踏むもうひとつの理由が、お金です。伊藤さんによれば、新卒1人あたりの採用コストは相場で150万円~350万円ほどにもなるのだそうです。

これだけのお金をかけて採用しても、すぐ辞められてしまったら…。かけたコストはまるごと無駄になり、また一から採用し直し。これはかなり企業側の負担が大きいといえますね。

さらに、採用したあとの「育成」にも手間がかかります。伊藤さんいわく、今の若手は失敗をとても恐れるため、細かく丁寧に教えていく必要があるとのこと。そのせいで、先輩たちが本来やりたい仕事にまで手が回らなくなってしまう…という問題が発生しているのだとか。

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お金も時間もかかる新人教育。そこで「だったらAIでいいのでは」という声まで出てきているといいます。実際アメリカでは、AIに仕事を任せる動きが進み、大学を出たばかりの人の就職が厳しくなっているという指摘も。

ただ、伊藤さんはAIへの全面的な置き換えには慎重です。「たしかに、世間一般の正解は(AIが)教えてくれるかもしれない」と認めつつも、「商習慣みたいなところだったりとかは、現場じゃないと感じられない」のではないかと問題点を指摘しました。たしかに、AIだけですべてが片づくわけではなさそうですね。

アメリカで育ち、自身も会社を経営するYunaさんは、中途採用を中心にしていると話します。新卒は「社会人としてのあり方」を理解していない子が多い、というのがその理由。自分が利益を上げることの大切さを理解していない若手のSNS投稿を偶然目にして、「これは雇わないわ」と感じてしまったこともあるそうです。

もちろん、これも全員に当てはまる話ではありません。新卒でもがむしゃらに働く人はたくさんいます。それでも、こうした世代の感覚の違いが、企業を慎重にさせる一因になっているのかもしれませんね。

SNSの「炎上リスク」も気がかり

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もうひとつ、企業が気にしているのがSNSです。ある銀行では、行員が支店内の様子を撮影して投稿し、大きな問題になりました。

職場で撮影してはいけない写真を撮り、それをSNSにアップし炎上…という流れは今に始まった話ではありません。2000年代はじめから繰り返されているため、中高年世代の社会人からすれば少し”懐かしさ”すら感じる流れです。

一方、生まれたときからSNSに親しんでいる世代からすると、SNSにプライベートなものを投稿するのは当たり前。公開範囲を限定する機能も充実していることから「身内だけの投稿」のつもりで問題のある写真を載せてしまうことがあるのだとか。つまり、「SNSは世界に繋がっている」という感覚が薄いのでしょう。

石渡さんも、「(Z世代で問題を起こしてしまう人は)そんな多くの人が見るとは思いませんでした、ということで、そのあたりの認識は大きなズレがあると感じています」と、感覚の違いを説明していました。

ちなみに、炎上騒動に発展した銀行では、対策としてスマートフォンの持ち込みそのものを全面的に禁止にしたそうです。

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こうした話に、MCの聖秋流さんは「携帯取り上げるのが確実」と企業側の対応を評価しつつ、「もし新卒で入って、そういうの(スマホ持ち込み禁止)が後から分かったら、結構苦に感じちゃうかもしれないです」と若手側にも共感していました。

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「すぐ辞める」「育てるコストが重い」「SNSも気がかり」。こうして見ると、企業が新卒採用に慎重になる事情も、分からなくはないですよね。とはいえ、お金も手間もかけて新人を育て、長く活躍してもらえたら、それが一番の理想であることに変わりはなさそうです。

番組では、45歳からの早期退職を募る企業の動きや、管理職になりたくないと考える若手社員などについても議論が続きました。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
新卒採用「減らす」企業が増加?Z世代はリスクなのか 現役人事と語る

[配信日時]2026年5月15日(金)
[出演者]MC : 午前0時のプリンセス(JESSICA、聖秋流)、伊藤太一(メーカーの採用担当)、石渡嶺司(就職ジャーナリスト)、たかまつなな(笑下村塾代表)、速水健朗(ライター/Podcaster)、Yuna(TikToker/YouTuber)、司会進行 : 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 榎本温子
[番組URL]https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7211


※記事内の情報は執筆時点の情報です

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