1. トップ
  2. 「実は冷凍保存NG」な食べ物は? その理由と「どうしても冷凍したい時」の“裏ワザ”

「実は冷凍保存NG」な食べ物は? その理由と「どうしても冷凍したい時」の“裏ワザ”

  • 2026.1.29
StefaNikolic / Getty Images

食品の冷凍保存は、調理時間の短縮にもなるし、フードロスの削減にも最適。しかし、すべての食品を冷凍すべきではありません。では、どのような食品が冷凍に向かないのか、グッド・ハウスキーピング研究所のチーフ・フード・ディレクターであるケイト・マーカーさんに、代表的な食品を11品目挙げてもらいました。

Martin Barraud / Getty Images

葉物野菜

ホウレンソウ、キャベツ、チンゲンサイ、スイスチャードなどは、新鮮なときは栄養たっぷりでおいしい野菜。でも、冷凍保存には耐えられません。「これらの野菜には水分が大量に含まれています」とマーカーさん。「つまりそれは、解凍するとドロドロになり、形が崩れてしまうということです」

もし、葉物野菜を後々のためにとっておきたいのなら、冷凍する前に軽く調理するか、湯がくかして、味や食感を残しましょう。そうでなければ、新鮮なうちにパリッとしたサラダにしたり、ソテーで味わうのが一番です。

HUIZENG HU / Getty Images

スイカ

新鮮なスイカのジューシーな甘さはこたえられないものですが、この夏の人気者も冷凍には不向き。水分が多いため、解凍すると滑らかさが失われ、ドロドロになってしまいます。それでも冷凍したいという場合は、ただ冷凍庫に放り込むのではなく、ブレンダーでピューレにして、キューブ型に固めましょう。そうすれば、一切れも無駄にすることなく、飲み物やスムージーなどに加えて、自然な甘さと氷の食感を楽しむことができます。

Debby Lewis-Harrison / Getty Images

やわらかいチーズ類

冷蔵庫にチーズを常備している人は少なくないでしょうが、ブリー、ゴートチーズ、リコッタチーズなどは、冷凍庫に入れるべきではない食品。これらのチーズは水分量が多いため、冷凍によって砕けやすくなり、きめが粗くなったり、水っぽくなったりします。つまり、次に作るチーズボードが台無しになるということ。

もし、もうやわらかいチーズを冷凍してしまったとしても、捨てるのはちょっと待って。あまり食感が関係ない、キャセロールやキッシュ、塩気のあるタルトなどのオーブン料理に使ってください。加熱によって変化してしまった食感がなめらかになり、コクのある、チーズらしい味がよみがえります。

LauriPatterson / Getty Images

揚げ物

冷凍食品売り場は、フライドポテト、チキンテンダー、オニオンリングといった、人気の揚げ物でいっぱいですが、冷凍用に特別に作られた市販のものと、ホームメイドの揚げ物は別物。

「自宅で揚げ物を冷凍すると、衣の部分がしばしば水分を吸収してしまいます」とマーカー。そのため、解凍するとふやけて、あのカリカリ感が失われてしまうのです。もし揚げ物が残ったら、冷蔵し、エアフライヤーやコンベクションオーブンなどを使って温めなおしましょう。黄金色のカリッとした食感をそのまま保つには、それが一番の方法です。

Olga Peshkova / Getty Images

フレッシュハーブ

想像してみてください。かつては活き活きとして新鮮だったのに、解凍後にしなびて元気がなくなったハーブ。もはや大好きなメニューを格上げする力はありません。こうした事態を避けるには、ハーブを長持ちさせることが不可欠。新鮮な状態を保つコツは、繊細なハーブを生花のように扱うこと。茎を切りそろえ、水を入れた小さな瓶やガラスのコップに入れて、室温で保ちましょう。

sot / Getty Images

カスタード

クリーミーなカスタード、プリン、クレームブリュレなどは、新鮮なうちに食べるのが一番。冷凍には向きません。これらはすべて卵と牛乳でできているため、冷凍中に水分が結晶化し、解凍すると分離して、「す」が入ってしまいます。

カスタードは密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、なめらかでおいしい状態が保てる2、3日の間に食べましょう。休日のためにあらかじめ用意したい場合は、パイ生地やキャラメルなどを事前に作っておき、食べる直前にカスタードを作って合わせるのがベストです。

ozgebayindir / 500px / Getty Images

牛乳

安売りしているとストックしたくなるものですが、牛乳を冷凍保存することはおすすめできません。牛乳は水分も脂肪も多いため、解凍すると分離し、ざらついたり、水っぽくなったりします。

「保存可能期間を延ばしたいなら、扉の部分ではなく、温度が最も一定に保たれる、冷蔵庫の中の一番冷たい場所に置きましょう」とマーカー。万一冷凍する場合は、容器の中の隙間を空けて、膨張する余地を残しましょう。キューブ状に冷凍できる製氷器を使うと、スムージーにそのまま使えます。解凍するときは冷蔵庫に入れ、溶けてから振ったり、混ぜたりして脂肪分と水分を再び結合させましょう。食感や味は変わるかもしれませんが、栄養分はあります。ただし、2、3日のうちに使い切りましょう。

Stefan Tomic / Getty Images

調味料

調味料は冷凍庫でも大丈夫だと思われるかもしれませんが、油脂を使ったものや乳化されたもの―マヨネーズやクリーミーなドレッシングなどは、冷凍に向きません。解凍すると水っぽくなったり、ざらついたり、ドロドロになったりして、使い物にならなくなります。

Shana Novak / Getty Images

缶詰

缶詰を冷凍するのは絶対にやめましょう。凍ると缶の中の水分が膨張し、缶が隆起したり、ひびが入ったり、破裂することもあります。中身を冷凍しなくてはいけない場合は、まず密閉容器か冷凍保存用の袋に移しましょう。こうすれば、食品は安全に保たれ、味の劣化も防げます。

Jason marz / Getty Images

固ゆで卵

あらかじめゆで卵を作っておきたいなら、冷蔵庫に入れましょう。ふたのついた容器で、殻つきのまま最長1週間保存し、食べる直前に殻をむきましょう

zhihao / Getty Images

解凍した肉

夕食に使おうと思って冷凍庫から肉を出したけど、結局使わなかった、なんてこと、ありますよね?でも、そういうときはまた冷凍したりせず、できるだけ早く調理するようにしましょう。冷凍と解凍のサイクルを繰り返すたびに、肉が乾燥し、食感が変化し、味が劣化するリスクを冒すことになります。もしもう一度冷凍しなくてはならない場合は、米国食品医薬品局が定めたガイドラインに従いましょう。

From: Good Housekeeping US

Translation: Mayuko Akimoto

※この記事は、2026年1月30日時点の内容です。

元記事で読む
の記事をもっとみる