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「ネトフリで何度も一気見する」「生涯ベストドラマ」5年前に放送された有名脚本家の“気が遠くなるくらい”の大傑作

  • 2026.3.1

カンテレ・フジテレビ系の2021年4月クールで放送された『大豆田とわ子と三人の元夫』は、坂元裕二によるオリジナル脚本のドラマで、主演は松たか子が務めた。建設会社『しろくまハウジング』の社長、大豆田とわ子(松たか子)は3度の離婚歴があり、娘の唄(豊嶋花)と2人暮らし。亡き母のメールソフトに設定されたパスワードを解くため、とわ子は元夫たちと連絡を取ることに。それをきっかけに、良くも悪くも個性的な夫たちとの不思議な関係が続いていく。

「キャスト豪華すぎて焦る」個性的な3人の元夫たち

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松たか子(C)SANKEI

大豆田とわ子は、前の社長に指名され新社長に就任する。仕事ではしっかり者だが、普段はベランダの網戸をよく外してしまったり、朝のラジオ体操で周りと動きが合わないなど、抜けている部分も多い。

とわ子の最初の夫・田中八作(松田龍平)は、唄の父親で、レストラン『オペレッタ』のオーナー。誰にでも優しく、その気がなくても自然と女性にモテてしまう。結婚前から八作に他に好きな人がいることに気付き、離婚に至った。
2番目の夫・佐藤鹿太郎(角田晃広)は、業界では名の知れたファッションカメラマン。とわ子にまだ未練があるが、相手にされていない。離婚の原因は、「自分がとわ子のしゃっくりを止められなかったから」と語っている。
3番目の夫・中村慎森(岡田将生)は、とわ子の働く建設会社の顧問弁護士。離婚後は渋谷のビジネスホテルに2年間泊まり続けている。理屈っぽくひねくれ者で、当時主夫だった慎森は、バリバリ働くとわ子への嫉妬や周囲の視線に耐えられなくなったことが離婚の原因となった。

SNSでは「キャスト豪華すぎて焦る」「3人の元夫たち個性強すぎ」「この3人を選んだとわ子は見る目ある」といった声が寄せられている。少し変わっているが、根は優しく愛情深いキャラクターたち。回を重ねるごとに魅力が増し、いつのまにか彼らから目が離せなくなってしまう。

「まだ受け入れられない」「何回見ても泣く」とわ子の親友・かごめとの突然の別れ

本作で視聴者に強い印象を残したのが、とわ子の30年来の親友・綿来かごめ(市川実日子)だ。かごめはマイペースで自由奔放。仕事はいつも長続きせず、30年ぶりに少女漫画家の夢に再挑戦しようとしていた。“恋愛は自分の人生に必要ない”と考えている。
いつも穴の空いた靴下を履いているかごめ。とわ子は誕生日プレゼントとして八作から靴下を2足もらったことで、八作の片思いの相手が、かごめであることに気付く。

しかし第6話で、かごめは突然亡くなってしまう。実家で葬式をされたくないというかごめの願いは叶えられなかったが、とわ子は葬式の準備に潜り込むことに成功。かごめらしい花を選び、かごめの好きな曲を選んだ。その後、とわ子はかごめが生前描いていた漫画を新人漫画グランプリ宛に送った。後にかごめの作品は、佳作として入選する。

かごめとの突然の別れは、視聴者にも大きな衝撃を与えた。SNSでは、「突然の別れ、つらすぎる」「まだ受け入れられない」「何回見ても泣く」といった声や「かごめのキャラ大好き」「市川実日子の存在感がすごい」といったコメントが数多く見られる。

「気が遠くなるくらいの大傑作」4度目の結婚となるか?とわ子の新たな出会いと決意

かごめとの別れから1年、とわ子は1人の男性と知り合い親しくなる。しかし彼は、『しろくまハウジング』を買収しようとする外資系ファンドの法務部長・小鳥遊大史(オダギリ・ジョー)という人物だった。小鳥遊は、「ビジネスとプライベートは別」と言い切り、仕事以外ではこれまで通りでいたいと言う。

とわ子は小鳥遊からプロポーズされ、4度目の結婚をしようとするが最終的に断る。八作に小鳥遊からのプロポーズを断ったことを報告し、「あなたを選んでひとりで生きていくことにした」と伝えた。「3人で生きていこうよ」と言って、これまで聞けなかった八作のかごめへの想いや3人の思い出、そして、もし結婚生活を続けてたらという空想話で盛り上がった。

最終回では、3人の元夫たちがとわ子の自宅を訪れ、ホームパーティを開く。3人はとわ子への「好き」の気持ちを、とわ子は「私の好きは、その人が笑っててくれること。笑っててくれたら、あとはもう何でもいい」と最後に語った。

本作の脚本を手掛けたのはドラマ『Woman』(2013)や『最高の離婚』(2013)で知られる坂元裕二。坂元と松たか子のタッグといえば、ドラマ『カルテット』(2017)を思い出す人も多いはず。本作でも坂元脚本ならではの独特のセリフや、とわ子と元夫たち3人が繰り広げる軽妙な会話劇が光る。

コメディタッチで描かれているが、ふとしたセリフが胸に刺さり、生き方について考えさせられる場面も多い。見終えた後も、その余韻は長く心に残り続ける。SNSでは「ネトフリで何度も一気見するドラマ」「気が遠くなるくらい大傑作」「生涯ベストドラマ」「最高のドラマだった」など、大絶賛の声が数多く見られる。