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「北海道ワイン」を料理にもぜいたくに…極上マリアージュの奥に知るあの有名ワイン誕生の歴史

  • 2026.1.10

連載「#ソロ飲みのススメ」では、アルコール全般をこよなく愛するラ
イター・オサナイミカが、北海道で暮らす女性(もちろん男性も)たちの、”ソロ飲みデビュー”を応援すべく、ソロ飲みにぴったりなお店をご紹介していきます。

Sitakke

今回はちょっと番外編。今こそ知ってもらいたい、北海道のワインのこれからを綴ります!

道産ワインの50%を生産する「北海道ワイン」の、これまでとこれから

北海道で設立されたワイナリーを古い順番に並べると、「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(十勝ワイン)」、先日紹介した「富良野市ぶどう果樹研究所(ふらのワイン)」、「はこだてわいん」、そして今回ご紹介する、「北海道ワイン」という流れになります。

「北海道ワイン」は、国産のブドウのみでつくる日本ワインの生産量が日本一!
道産ワインの50%を生産しているワイナリーなのです。

「北海道ワイン」の本社があるのは小樽市朝里川温泉。

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オサナイは何度もお邪魔している場所なのですが、ここ数年行けておらず、久しぶりにお邪魔したら大リニューアルされていました!

入ってすぐのホールには、ワインの苗木が展示され、パネルやVTRで北海道ワインさんのワイナリーの風景や、醸造過程などが紹介されています。

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その奥にはショップが。
有料試飲コーナーもあり、ショップでしか購入できないワインなども飲むことができます。
BARカウンターでは、スタッフさんおすすめのワインが飲み比べできる、特別セットの用意もあり。

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お天気が良いときはこの窓から石狩湾を眺望できるのですが、この日はあいにくのお天気^^;
でも逆に、北海道らしい雪景色を眺めることが出来て、観光客やインバウンドのお客様には喜ばれるのかな?(笑)

と、ここまではどなたでも楽しめる場所なのですが、今回はもっとワインを楽しめる事前予約制(有料)の「ワイナリー見学プラン」をご紹介させていただきます。

道民のみなさんにも改めて体感してもらいたい、スペシャルなツアー

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まずはこちらのセミナールームに入り、スライドで「北海道ワイン」の歴史や取り組み、現在のワインのこと、そしてこれからの展望などを20分ほど視聴。

「北海道ワイン」が誕生してから52年、現在北海道には75のワイナリーが誕生しています。
厳しい冬がある北海道でこれほどまでにワイナリーが増えることを、北海道ワイン(株)の創業者である嶌村彰禧氏は、考えていらっしゃったのかなぁ…

どこのワイナリーもそうですが、最初からすべてがうまくいったわけではありません。
北海道と気候が似ているドイツから苗木を取り寄せ植えてみても、実をつけずに枯れてしまうことも…

トライ&エラーを繰り返し、国内外で評価されるワインが誕生したわけです。
こうして改めて歴史を聞くと、国内N0.1、そして道産ワインの50%の生産量の「北海道ワイン」って、すごい!と、心から思います。

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こちらは瓶詰めのライン。
この日は稼働していませんでしたが、1時間で6000本、1日で40000本の瓶詰めができるそうです。

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地下に降りていくと、「北海道ワイン」の歴史が一目で分かる立派な年表があります。

ここで目に留まったのが、1985年の『ナイヤガラ』のこと。
オサナイ世代の道産子は「ワインの入口」といえば北海道ワインさんのナイヤガラだったという方は多いはず!

甘くて香りの強い食用ブドウのナイヤガラでワインを造る。
これは当時本州から巨峰などのブドウが北海道にも届くようになったことで、近郊の農家さんが生産していたナイヤガラが余ってしまい、農家さんを助けるために全量を買い取って誕生したものだったのです。

『北海道ワインは農家さんに助けてもらい、ここまで来た。助けて助けられて…そんな関係なのです』

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ちなみに北島秀樹氏・田﨑正伸氏・宍戸富二氏は『葡萄作りの匠』シリーズとして、そのままワイン名となって、「北海道ワイン」の看板商品になっています。

公式サイトに載っていた『北海道ワインは北海道に必要な会社となります。感謝と誠実を心に』という社是が心に響きました。

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その後、圧巻の4Kシアターで、「北海道ワイン」が浦臼町に展開する日本最大の敷地面積(447ha)を誇る、直轄農場「鶴沼ワイナリー」の四季を鑑賞。

鶴沼ワイナリーにも足を運んだことはありますが、行ったことのあるオサナイですら、感動しっぱなしな風景の連続!!
これはぜひとも、鑑賞してほしい。

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その大画面でこの画像を見せられたら…思わず“ごっくん”と喉が鳴ってしまいました(笑)

特別な空間で味わう、スペシャルな北海道ワイン

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スペシャル試飲の前に、もう一つお勉強を…

「北海道ワイン」では2016年より、フランス・シャンパーニュ地方の伝統的な手法である「瓶内二次発酵」を採用し、本格的なスパークリングワインの製造に取り組んでいます。

醸造責任者の河西さんいわく、世界的シャンパンブランドの醸造責任者から直接指導を受けたそうで、製品の仕上がりにはかなり自信があるとのこと。
これまた喉が鳴ります…。

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さて、いよいよお待ちかねのスペシャル試飲タイム!
まずはこちらの空間に圧倒されます!!
ワイン貯蔵庫を改装した厳かな地下空間でワインを楽しめる特別室です。

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頂けるワインは5種類。

特別な空間に漂う凛とした静寂のなか、2025年12月新発売の「トラディショナルメソッド北海道Type C Blanc de Blancs」が注がれていきます。

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ちょっと分かりにくいですが、泡がシャンパンを思わせるきめ細やかさ!
ブラインドで飲んだら、北海道ワインさんのスパークリングって、ちゃんと当てられる人はいるだろうか…それくらい期待以上のおいしさでした^^

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そのほかのラインナップは以下の通り

トラディショナルメソッド北海道 Type C
鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・グリ Orange 2020
Aged Series 宍戸富二 木樽熟成レゲント 2017
余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ 2020

泡から白、オレンジ、直売店のみ販売のバックビンテージシリーズの赤まで…
これは本当にスペシャルな試飲!!

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さらに、ワインに合わせたおつまみもついてきます。(これがまた理想的なプレート)
一瞬ヨーロッパのワイナリーで試飲している気分になりました(行ったことはないのですが^^;)

これまでのワイン造りのこと、これからの北海道ワインの未来のこと、河西さんにも伺ってみました。

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50年以上の歴史を持つ「北海道ワイン」は、良質なテーブルワインを造るべく、“ジワジワ”と造り手の認識が変わっていたそうです。

いつまでも“北海道と言えばケルナー”では止まっていられない、世界に通用するワインを造っていきたい。

その想いが今につながっているわけです。
ただ、まだ赤ワイン(しっかりした味わいの赤を造りたいそうです)が弱いという思いがあるらしく、これは次の世代に託していきたいとのこと。
上質なものは、じっくり時間と愛情をかけていかなければ完成しないということですね。

生産者のお話を聞きながら堪能できるワイナリーツアー、「北海道ワイン」のことをまだ知らない方はもちろんですが、昔の印象で止まっている方にこそ、参加してみてもらいたいかも!!

ちなみに2026年4月からは、道民&小樽市民割りという制度が導入されるので、少しお得に参加できますよ!
南小樽駅から送迎付きの特別企画なども月1回開催しているそうです。
詳細は、公式サイトでご確認ください。

ここまで「北海道ワイン」を深く知ることができましたが、さらにそのマリアージュを楽しめる場所があるんです!

「葡萄作りの匠」シリーズをレストラン・小樽バインで味わう

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こちらは小樽運河近くにある、小樽バインさん。
小樽市の歴史的建造物に指定されている「旧北海道銀行本店」を改装した、趣のあるレストランです。

実はこちらで、「北海道ワイン」の『葡萄作りの匠』シリーズを使用して仕上げたお料理とワインのペアリングが楽しめる「上質なワインと料理が引き立て合う、3品の極上マリアージュ」という企画を2026年3月31日(火)まで開催中。

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お料理は、『北海道産ヒラメとホタテの昆布マリネ~北島ケルナーのジュレ~』、『季節の貝3種の白ワイン蒸し~田﨑ソーヴィニヨン・ブラン・マリニエール~』、『余市産豚肉のソテー~宍戸レゲント ソース・ヴァンルージュ~』の3品。

料理長の三島さんが、「北海道ワイン」の協力のもと、『葡萄作りの匠』のストーリーから着想を得て生まれた3品です。

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冬が旬の道産のホタテとアサリ、ムール貝のワイン蒸し 使ったワインは「田﨑正伸 ソーヴィニヨン・ブラン」

どのお料理も道産の食材を使用し、そしてワインの味わいにより深みを持たせてくれるペアリング。

個人的には3品とも食べて、ワインも3種類とも飲んでみてほしいので、ぜひ2~3名で来店しシェアして堪能してみてください。

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ちなみに現在、お得に楽しめるポイントも!
小樽バインでは「北海道ワイン」おたるワインギャラリーでのワイン1杯サービスクーポンを、おたるワインギャラリーでは小樽バイン本店での飲食代金10%引きクーポン(最大1,000円まで)をプレゼントするキャンペーンを実施中です(両店舗とも税込5,000円以上利用のお客様が対象)。

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小樽バインさんにも久しぶりに行きましたが、小樽らしいノスタルジックな空間で、窓から見える外の景色も含めて癒されました~。

4月から30周年企画も登場するそうなので、チェックしてみてくださいね。

★北海道ワイン公式サイト
※ワイナリツアー詳細
★小樽バイン公式サイト
※期間限定メニュー詳細

連載「#ソロ飲みのススメ」

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文・写真:オサナイミカ(一部、先方提供)
編集:Sitakke編集部あい
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札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。

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