1. トップ
  2. 「それ幹事ビジネスじゃん!」合コンは料理もメンバーも違和感だらけ…幹事が得をする“えげつない儲けの仕組み”【作者に聞く】

「それ幹事ビジネスじゃん!」合コンは料理もメンバーも違和感だらけ…幹事が得をする“えげつない儲けの仕組み”【作者に聞く】

  • 2026.3.16
8年ぶりの合コンに参加。幹事は人当たり良さそうだったが、何か思惑があるようで…。 画像提供:ネギマヨ
8年ぶりの合コンに参加。幹事は人当たり良さそうだったが、何か思惑があるようで…。 画像提供:ネギマヨ

友人から8年ぶりに誘われた合コン。しかし、集まったメンバーも料理も、どこか引っかかる点ばかり。気まずい空気の中で一人だけ調子よく仕切る幹事の女性には、どうやら裏の思惑があるようで――。そんな体験をもとに描かれた漫画が「私はおいしい幹事ちゃん」である。

Instagram(@negimayo3)とブログ「ここはネギマヨ荘」で漫画を発信しているネギマヨさんは、ネギさんが作画、マヨさんが原作と塗りを担当する二人組のクリエイターだ。家庭内トラブルや身近な人間関係の出来事、ストーカー被害など、実体験をベースにフィクションを交えて描く作風で人気を集めている。今回紹介する作品は、ネギさん自身が体験した「幹事ビジネス」にまつわるエピソードを漫画化したシリーズである。

会場狭っ!料理少なっ!違和感だらけの合コン

「私はおいしい幹事ちゃん」1-1 画像提供:ネギマヨ
「私はおいしい幹事ちゃん」1-1 画像提供:ネギマヨ
「私はおいしい幹事ちゃん」1-2 画像提供:ネギマヨ
「私はおいしい幹事ちゃん」1-2 画像提供:ネギマヨ
「私はおいしい幹事ちゃん」1-3 画像提供:ネギマヨ
「私はおいしい幹事ちゃん」1-3 画像提供:ネギマヨ

物語の舞台は、久しぶりに参加した合コン。ところが男性陣だけ妙に平均年齢が若く、料理は焦げていたり量が少なかったりとどこか低クオリティだった。幹事の女性“カンジちゃん”は「女性がもう一人来る」と言いながら、なぜかその到着ばかり気にしている。不自然な様子に違和感を覚えたネギさんが店の情報を調べてみると、そこには「8人以上で幹事1名無料」というプランが書かれていた。

単に参加費を浮かせるための小技かと思いきや、男性陣から実際の料金の倍額を徴収するなど怪しい動きが次々と見えてくる。こうして浮かび上がるのが、いわゆる“幹事ビジネス”だ。飲み会などを主催し、参加費を多めに集めて本来の料金との差額を懐に入れる――そんなグレーな儲けの仕組みが描かれている。

それって「幹事ビジネスだよ」

この作品のきっかけについてネギさんは「私の実体験なんですが、マヨにこの話をしたときに『幹事ビジネスだよ』って言われたんです」と振り返る。マヨさんも「幹事をすることが多かったので『幹事さん無料!』というプランがあるのは知っていました。これで小遣い稼ぎをする人がいるのでは?と思って検索して知りました」と語る。ネギさんは「まだまだ知らない人も多いので、知ってもらう意味も込めて漫画にしました」と制作の意図を明かした。

作中では「詐欺の片棒を担がされた気分」とも表現されているが、仕組みを知る前後で幹事への印象は変わったという。ネギさんは「幹事って大変だと思うんですが、カンジちゃんみたいな人がいることで『幹事=儲かる』と思われても嫌だなと思いました」と語る。

一方マヨさんは「どう考えても、いい大人でそういうグレーじみたことをしているだけで友達もいなくなるし、失うものが大きいんですよね。バカだな~、と」と率直な感想を口にする。

笑えるのにえげつない“幹事ビジネス劇場”

ネギさん自身も当時は仕組みを知らなかったというが、「いつか恨みを買わないか心配ですね。友人もいなくなるでしょうし、稼げるとしても対価が大きいなと思いました」と語る。マヨさんは「真面目に働いたほうがいいだろうと思ってたのですが、副業として計算してみるとなかなかボロい商売で、悔しくなりましたね笑。また、グレーなことは正当化しちゃあいけませんよ、と思います」と苦笑する。

作品は当事者からするといたたまれない出来事の連続だが、どこかコミカルな空気も漂う。その理由についてマヨさんは「私が話をまとめましたが、聞いた話だからかもしれません。ネギさんが話も描いてたら幹事ちゃんがもっとあくどい顔していたかもしれません。あえてみんなマヌケに描きました」と演出の狙いを明かす。

ネギさんも「リアルでは顔に出さないようにしていましたが、漫画では感情が表情で伝わるように心がけました」と語る。マヨさんのお気に入りは「幹事ちゃんに半ば騙される形で島から来た男性陣たち」だという。「いい人と出会ってくれていたらうれしいです。かなり難しそうですが」と、少しだけ同情をにじませた。

取材協力:ネギマヨ

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる