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【月刊新作映画レビュー】『おくびょう鳥が歌うほうへ』ほか1月はコレ観なきゃマンスリー

  • 2026.1.9

1月23日(金)公開『恋愛裁判』

世界が注目する深田晃司監督の最新作は実際の裁判に着想を得て、約10年を費やし、監督自ら企画・共同脚本を手掛けた意欲作。人気急上昇中のアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」でセンターを務めている山岡真衣は中学時代の同級生と偶然、再会し、恋に落ちる。が、アイドルは恋愛禁止。衝動的な行動を起こした彼女は所属事務所から訴えられ、法廷で厳しく追及されることに。音楽、ダンス、ライブステージ、グッズなど、日本ならではのアイドルの世界を徹底的にリアルに作り上げ、映画初主演の元日向坂 46・齊藤京子が主人公の姿に重なる。アイドルはなぜ恋愛禁止なのか。アイドルにとって幸せとは? 華々しく見える世界の裏に潜む危険と恐怖、孤独と葛藤、その光と影に震える。

企画・監督・脚本/深田晃司

キャスト/齊藤京子、 倉悠貴、仲村悠菜、小川未祐、今村美月、桜ひなの、唐田えりか、津田健次郎ほか

1月30日(金)公開『クイーンダム/誕生』

LGBTQ+が弾圧されるロシアで活動するクィア・アーティスト、ジェナ・マービンの命懸けの日常を捉えたドキュメンタリー。モスクワから約10,000キロ離れた極寒の田舎町・マガダンに生まれ、祖父母に育てられたジェナ。撮影時21歳だったジェナは独特な衣装のアート作品で、社会に対する反抗的なメッセージを送り続けていた。嫌がらせは日常茶飯事。やがて逮捕、拘束。問答無用の退学。ウクライナ侵攻が激化するなか、ジェナの身を案じる祖父はスカートとヒールをやめて、軍隊に入ることを勧める。愛情深い祖母もジェナの心情を理解できない。監獄のようなロシアだからこそ意義があると話していたジェナだったが次第に追い詰められ……。監督は、 ロシア出身でフランス在住のアグニア・ガルダノヴァ。

監督・製作/アグニア・ガルダノヴァ

キャスト/ジェナ・マービンほか

1月9日(金)公開『おくびょう鳥が歌うほうへ』

スコットランド出身のジャーナリストで作家のエイミー・リプトロットが自らのアルコール依存症の日々を振り返り、イギリスで11万部以上を売り上げたベストセラーを映画化。自らもアルコール依存症に苦しんだというシアーシャ・ローナンが主演のほか、初プロデュースを手がけた。ロンドンの大学院で生物学を学ぶ29歳のロナ。大都会で酒に溺れる日々を送っていた彼女は、故郷のスコットランド・オークニー諸島に舞い戻り、しらふで新たに生き直そうとする。だが、失った恋人への未練、思い出したくないトラブルなど、抱えきれない記憶の数々が脳裏に浮かび、どうしてもアルコールを求めてしまう。苦しみから逃れようと酒に手を出し、さらに落ち込んでしまう負のループ。大自然の中で自分を見つめ直そうと踠く女性をシアーシャ・ローナンが熱演。等身大の飾らない姿がチャーミングで危うく、目が離せない。

監督・脚本/ノラ・フィングシャイト

キャスト/シアーシャ・ローナン、 パーパ・エッシードゥ、 ナビル・エルーアハビ、イーズカ・ホイル、ローレン・ライル、サスキア・リーヴス、スティーヴン・ディレインほか

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