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刺身についている『大根のつま』食べるべき or 残すべき?→管理栄養士が明かす、“知られざる真相”とは?

  • 2026.1.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お刺身の横にそっと添えられている、白い大根の「つま」。

「彩りとしては綺麗だけど、これって食べるもの?」と迷った経験はありませんか?残してしまう人も多い名脇役ですが、実は管理栄養士の視点で見ると、驚くほど理にかなった役割を担っています。

今回は、知っていると少し得をする「大根のつま」の存在意義と、その健康メリットについて解説します。

元々は「臭い消し」だった

大根のつまは、見た目と味の両方で刺身を引き立てる重要な役割を果たしています。

その由来をたどると、もともとは生魚の臭い消しや保存性の向上を目的として使われていたと言われています。大根をスライスしたものを巻いたり、千切りにされたりすることで、見た目にも美しく、また細かく切ることで吸水性が上がり、魚の余分な水分を吸う役目もしていたからです。

また、大根には抗酸化作用のあるビタミンCが多く含まれており、刺身と組み合わせることで栄養的にも価値があります。老化の一因となる酸化ストレスに対抗する働きも。免疫力向上につながるだけでなく、大根特有の酵素が魚の脂肪分解を助け、消化を促進します。観賞用とされがちですが、その役割から健康的な付け合わせと言えます。

結局大根のつまは食べてもいいの?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

多くの人が疑問に思うことですが、結論から言えば、大根のつまは食べてもまったく問題ありません。

大根自体が体に良い食材として知られていますが、『つま』の場合も例外ではありません。管理栄養士の話によると、「大根のつまは、消化を助ける酵素であるジアスターゼを含んでおり、ジアスターゼはでんぷんの消化を助ける酵素で、胃腸への負担を軽減する働きがあります。」とのこと。

シャキシャキとした食感は、刺身の柔らかさとも調和して、口の中をリフレッシュしてくれます。

ただし、鮮度や衛生状態には注意が必要です。お刺身と同様に冷蔵管理され、新鮮な状態で提供されている『つま』を食べるのは問題ありませんが、冷蔵庫であっても何日も保存したつまを食べるのは避け、できるだけ早く食べるようにしましょう。

これからは「おいしい名脇役」として楽しもう

大根のつまは、彩り・味の引き立て・消化促進・栄養補給の「四毛作」をこなす万能な存在です。

次に刺身を食べる時は、ぜひ醤油を少しつけて、お魚と一緒に味わってみてください。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。


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