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「黙って退職するつもりはありません」同僚のパワハラに耐えかねて退職を決意。だけど、最後の2週間で私は

  • 2026.1.6

筆者の話です。産休代替で入った病院で待っていたのは、感情の起伏が激しく周囲に恐れられているベテラン栄養士との日々でした。心身ともに限界を迎えた私は退職を決意。最後の2週間で私が職員さんたちと起こした行動とは……? スカッと解決エピソードをお届けします。

画像: 「黙って退職するつもりはありません」同僚のパワハラに耐えかねて退職を決意。だけど、最後の2週間で私は

新しい職場の違和感

産休代替えの職員として県のリハビリテーション専門病院の管理栄養士として働き始めた私には、元々いる年配の栄養士Fさんという同僚がいました。

Fさんと2人だけの事務所でのお仕事です。

Fさんについては、初日から何となく違和感を感じる場面がありました。

仕事中はずっと話しかけられ、雑談を振ってきます。
私が業務に集中しようとしても「ねえ、聞いてる?」と延々と話しかけてくるのです。

さらにFさんは感情の起伏が非常に激しく、出勤してすぐに何か気に入らないことがあると凄い剣幕で怒鳴ってきました。

「なんでこんなこともできないの!」と、昨日までは何の問題も無かったことを突然指摘し否定されます。

逆に機嫌が良い日はおしゃべりが止まらず、私の仕事の手が止まる羽目になり、結局2人で遅くまで残業する羽目になりました。これが毎日、ずっと続いていたのです。

問題の根深さ

病棟や他の施設に栄養指導に赴くと、長年いる看護師さんたちや様々な職種の職員さんから

「あのFさんと一緒に仕事するなんてかわいそうねえ」と同情される始末でした。

どうやらFさんは以前から問題のある人物として知られていたようです。

「何人も代替の人が辞めていったのよ」
「でも長年の勤務経験があるから、簡単に処分にできなくて」
と、皆が口を揃えて言いました。

ある日、Fさんが朝からずっと無視をしていると思ったら、お昼過ぎになって突然、
「あなたの仕事のやり方が気に入らない!」と怒鳴り始めました。

「私が何か悪いことをしたのだろうか?」何度も自分の行動を振り返り、産休に入っている前担当の管理栄養士さん、身近な人にも相談してきましたがFさんがそうした態度をとる理由は全く分からず、皆で首をかしげるのみでした。

心身ともに限界に達した私は、人事部に相談して契約期間より早めに退職させてもらうことにしました。

退職前の密かな行動

退職を決めた私は、最後の2週間で密かに行動を起こしました。

まず、Fさんの不適切な言動と勤務中の行動を日時と共に詳細に記録した日誌を作成しました。

「〇月〇日、9時05分、理由なく怒鳴られる『なんでこんなこともできないの』」

「〇月〇日、業務時間中に1時間以上の雑談を強要され、残業2時間」

……など、全てを記録していったのです。

さらに他部署の職員さんにも協力を依頼しました。

看護師さんや理学療法士さんたちからの「Fさんの言動で患者さんからの苦情や業務に支障が出ている」という証言を文書で集めました。

そして退職の日、私は人事部長に面談を申し込み、全ての資料を提出しました。

「私の退職理由は、Fさんのパワハラです。このままでは今後も同じような被害者が出ると思います」
私は、人事部長にはっきりと伝えました。

行動がもたらした変化

人事部長は私の作成した資料に目を通し、顔色を変えました。

「これは看過できない問題ですね……」と言い、調査が始まりました。

他の職員さんからも次々と証言が集まりました。

その結果としてFさんには厳重注意と配置転換の処分が下されました。
栄養士の現場から外され、事務作業の部署に異動となったのです。

人事部長から「あなたが行動してくれたことで、職場環境改善のきっかけができました。感謝しています」と言われました。

退職後、元同僚から連絡があり「Fさんがいなくなって、職場が本当に働きやすくなりました。ありがとう」と言われました。

辛い経験ではありましたが、次に来る誰かが同じ苦しみを味わわずに済むようになったことは
良かったと思っています。

声を上げること、そしてそれを裏付ける客観的な記録と連携の重要性を、身をもって学んだ経験でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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