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450万円の田舎の一軒家は「安泰ではなかった…」58歳、団地で再出発。田舎暮らしの失敗から得たもの【2025年小さい暮らし部門TOP5】

  • 2026.1.3

450万円の田舎の一軒家は「安泰ではなかった…」58歳、団地で再出発。田舎暮らしの失敗から得たもの【2025年小さい暮らし部門TOP5】

新年あけましておめでとうございます。ここでは、ゆうゆうtimeの2025年「小さい暮らし部門」の人気記事をもう一度お届けします。人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方をご紹介! ユーチューバーのまめ子さんは、過酷だった“女ひとり”での田舎暮らしを経て、1DKの団地でゆっくりシニアライフの準備中です。 ※記事の初出は2025年9月。内容は取材時の状況です。

Profile

まめ子さん
ユーチューバー●1966年生まれ。営業職(正社員)やヘルプデスク職(非正規)などを経て、現在は業務委託の事務職に従事。55歳でユーチューブチャンネル「まめ子のシニア生活始まるよ」をスタート。登録者数は 5.37万人(3月末時点)。「幸せな老後の準備」をテーマに動画投稿を続けている。

仕事や食事など、まめ子さんが一日の大半を過ごすテーブルコーナー。この部屋を選んだ決め手は、内見した中でリフォームの仕上がりがいちばんきれいだったから。グリーンのロールスクリーンの奥はクローゼットになっている。

安心を求めて37歳で田舎に一軒家を購入

「動画編集に興味があって、見よう見まねで作った動画を2本、ユーチューブに投稿してみたんです。ところが1週間たっても閲覧数はゼロ。どうせ誰も見ないのだからと、3本目の動画は自分が本当に言いたいことを題材にしてみたら、閲覧数が万の単位まで伸びてしまって。うれしいというより、とにかく怖かったです(笑)」

初心者だったのに思いがけず動画が〝バズって〟しまったまめ子さん。「自分が本当に言いたいこと」とは、現在58歳のまめ子さんが52歳まで続けた田舎暮らしの苦労体験だった。

「世間一般には田舎暮らしに憧れを抱かせるような番組や記事が多いですよね。それなら私は、実際に田舎に家を買って、実際に暮らしたからこそわかる、細かな苦労を動画で伝えられたらと思ったんです」

ある程度年齢を重ねたら住まいを購入するものと思っていたこと、正社員から派遣社員となり将来の不安が増したことなどから、まめ子さんは37歳でとある田舎町に築15年の一戸建てを購入した。いきなりの住宅購入はハードルが高そうだが、価格はなんと450万円。ローンを組まず貯蓄でまかなえることが大きな魅力だった。

「私も当時は田舎暮らしに憧れがあったんです。住まいを確保できて、これで将来は安泰だと思ったのですが……」

オリーブやハンギングにしたシュガーバインが部屋に彩りをプラス。植物が好きだが軽い喘息があり、せきが誘発されないよう数を厳選している。

ポスターは20代後半に旅したギリシャの思い出の品。

現在の住まいは約35平方メートルの1DK。居室部分は11畳あるので、半分はベッドコーナーにしている。休憩用のパーソナルソファ、その日の気分で置き場所を変えて愛用中。

「やめたこと」は何ですか?

年齢を受け入れたことでメイクもおしゃれも「過剰」をやめました

「40代のときにあわてまくって、アイクリームを買ったりレーザーを当てに行ったりしたんです。でも最近は年齢を受け入れ、過剰なケアはやめました」。

基礎化粧品は低刺激のもの中心にして、ファンデは使わず下地のみに。マスク必須だった時期に着脱の邪魔だったピアスをやめ、山ほどあったものを全部手放した。

無理な人づき合いや八方美人をやめて毎日を心おだやかに

ヘルプデスク職に就いていた時期が長く、「頼みを聞いてあげることが当然になっていた」とまめ子さん。

もともと世話好きなものの、年を重ねるにつれて考えが合わなくなってきた友人もちらほら。ストレスを感じるようなおつき合いはやめて、親世代がメインだった親戚づき合いも今後は縮小していく予定。

カフェで隣の人からの香害を体験。市販の柔軟剤をやめて手作りするように

楽しみにしていたお店でのランチ中、隣の席から外国製と思われる柔軟剤の強烈な香りがして具合が悪くなってしまったまめ子さん。以来、人工的な香りが気になるようになり、柔軟剤はネットを参考に手作りしている。

「干すときに感じていたぬめり感がなくなり、サラッと仕上がります」

「手放したもの」は何ですか?

着なくなった外出着は部屋着にならないと気づいて7袋分の衣類を処分!

ストレス発散で買い物に走り、通勤用の服が大量にあった以前。在宅ワークになっても部屋着にしようとため込んでいたが、「部屋着の条件はやっぱりラクなこと。気に入るものをちゃんと新調して、45リットル×7袋分の通勤服を処分しました」

「 これでいいや」と買った家具は結局気に入らず処分することに……

丸テーブルは「島忠」、収納棚は「ニトリ」で買い替えたお気に入り。前の住まいで安易に選んだテーブルは仕事中に体が痛くなり、100円ショップのケースを並べていたスチールラックはどこに何があるかわからないのが不満で処分。

撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※2025年9月12日に配信した記事を再編集しています。

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