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60代からは上手に手を抜く人生へ【中道あんさん流】「家事を手抜きしても、暮らしは丁寧に」【2025年お金と安心部門TOP5】

  • 2025.12.30

60代からは上手に手を抜く人生へ【中道あんさん流】「家事を手抜きしても、暮らしは丁寧に」【2025年お金と安心部門TOP5】

2025年もあとわずか!ここでは、ゆうゆうtimeでよく読まれた2025年「お金と安心部門」の人気記事をもう一度お届けします。人生100年時代というなら、50代はまだ半ば。忙しい毎日を過ごしているみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい!トップブロガー中道あんさんが60代になり考えるライフスタイルについて。

60代からは「頑張らない」働き方へ

私には、59歳になる妹がいます。ほんとうに良く働く妹でして、正社員の他に週イチのアルバイトをしていました。常に全力投球の姿勢で働いているようで、家に帰って夕飯を食べたらバタンキュー。私は、そんなライフスタイルをすごく心配していたのですが、正社員の待遇が捨てられず……。

世の中には働き方改革が進んでいるようで、残業禁止のルールを設けている企業もあります。一方で、時間の許す限り、仕事をしてしまう人もいます。

若い頃にバリバリ働いていた経験が、「とことん頑張る」というような完全主義や、「勤勉は美徳」などという昭和の価値観を引きずっているのでしょう。私たち姉妹は、とにかくよく働いてきました。でも、お互いアラカンになり、「働きすぎはいけない」と自分を諭すようになりました。

ついに妹はフルタイムから週3回のパートに降格して時給の分だけ働くという考え方にシフトしたようです。そして、余った時間に家の片づけをしたいそう。捨て活に励んでスッキリと暮らしたいそうです。

好きなこと・楽しいことにまずお金と時間を使う

今年に入って、2歳年下の友人が癌で亡くなりました。彼女がよく言っていた、いつか行きたい場所、ゆくゆくはやりたいと思っていたことをやれずに天に召されました。きっと、やり残したことがあったはずでしょう。二人に一人が癌になる時代です。これは、もう他人ごとではありません。安易に「いつか」「そのうち」と先伸ばしているうちに、やれず仕舞いかもしれないのです。

「老後のために、お金を残しておこう」と、先のことばかりを考えすぎて我慢ばかりしていたら、健康貯蓄の方がゼロになっているかもしれないのです。だから、好きなこと・やりたいことにお金を使い、楽しい時間を過ごすことです。

私は、ひとりブラック起業でしたので、目が覚めたら寝るまで仕事をしていました。けれど、この調子で続けていたら「仕事だけの人生で終わってしまう」と気づき、休日を設けたり、一日のうち仕事関係者は2人くらいまでしか会わないとルールを決めています。

手抜きピラティスだけど続ける理由

ピラティスを始めて5年目です。3歳年上の女性と二人でトレーニングしていますが、亀のようなのろまな成長ぶりで、いまだに言われた通りにできません。すぐに、「痛い」とか「しんどい」とかいって途中でやめてしまうこともあります。トレーナーが「では20回!」というと「無理!15回」と勝手に回数を減らしてしまうようなダメっぷり。

けれど、ひとつだけいいところは、続けていることです。なぜなら、ちょっと休むと、全く体がいうことを効かなくなると実感しているからです。筋力がつくのには時間がかかりますが、落ちるのは一瞬です。だから、ゆるく継続しているのです。

今さらボディメイクを追求する気はありません。けれど、やるのとやらないとでは未来は大違いです。ピラティスは継続することこそ意義があると思っています。

家事を手抜きしても、暮らしは丁寧に

ついに、お掃除ロボットを購入しました。ボタン一つで部屋中くまなく掃いて、水拭きまでしてくれる優れもの。自分で掃除するより断然にキレイです。どうして、もっと早く使わなかったのかと思うほどです。

それはやはり、楽をしてはいけないとか、コストが勿体ないとか、思い込みを外せなかったからです。でも1日は24時間しかないので、自分でなくてもいいことを手放して、価値を感じていることに時間を使っていこうと思うようになりました。

・お掃除ロボを使う
・時間を決めずに洗濯する
・浴室乾燥機を使う
・アイロンかけをやめた
・ネットスーパー利用
・布ふきんを使い捨てペーパーに

どんどん楽なものを使って家事時間を減らしていますが、食いしん坊なので食べることは別問題。ひとり暮らしでもしっかり料理をしています。ときどき、子ども達がごはんを食べに来てくれるのが何よりも嬉しいのです。

こうして料理を続けていると、脳のトレーニングにもなるのです。料理は、仕上がりのイメージを持つことに始まって、段取りを考えたり、一度にいろいろな作業を平行したりします。他にも、味覚や嗅覚、視覚などの感覚を刺激したりして、脳をよく働かせる作業なのです。

料理をしないと腕が落ちると聞いたことがありますが、クリエイティブな脳が低下するからだと思います。なによりも人が喜ぶ顔が見られる「おうちごはん」は幸福感がアップします。このように上手に手抜きしながらも好きなことに時間を使うようにしています。

・アロマオイルを焚く
・観葉植物を育てる
・部屋に花を飾る
・コーヒー豆を挽いて淹れる
・お茶の時間を作る
・友人や家族を自宅に招く
・散歩に出かける

50代後半、体力が落ちて「しんどいな」と思ったら「楽な道」を選びましょう!

私もつい、「昔の自分はこんなんじゃなかった」とか「昔は良かった」と嘆きますが、若かったからです。若いときの自分が良かっただけなのです。

これからは、私の十八番だった気合や根性だけで「マグロ」のように動きまわらなくてもできる方法を探すことが大事。それは、上手に手抜きする方法を考えることだと思います。

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