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【京都新店】名店仕込みの絶品お好み焼き!高辻麩屋町の新しい会館内にオープン「健士朗」

  • 2025.12.28

下京区 高辻麩屋町、注目の新しい会館「鍵屋小路会館」内にオープンした「お好み焼き 健士朗」でディナーなり。メニューを見るとお値段が高そうに見えるのですが、具材のボリュームを考えると、全然納得というか、むしろお安い印象があるよねと言う感想。

鍵屋小路会館にオープンしたお好み焼き店

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今回もめっちゃ我々向けの良きお店に当たりましたので、かなり気合シッカリ目でご紹介。場所は先日ご紹介したイタリアン「ポレンタ」も入っている、高辻通麩屋町下ルに新しくできた「鍵屋小路会館」。 ポレンタのシェフに「お隣のお好み焼き屋さんがインバウンドの皆さんに人気のようですよ~」と教えてもらい、そりゃ一度行かないと!と予約を入れてやってきた18時。

鍵屋小路会館は、間口が狭くて、入り口が細い路地になっている京町屋で6軒のお店が入る模様。一階入り口に入って直ぐがポレンタさんで、その奥隣りが今回ご紹介する「お好み焼き 健士郎」。その奥に中華バルが入る予定で、まだ工事中でした。二階がクレープを出すワインバル!という現在の入居状況。 しかし、この数年こういう形式のミニ飲食店街が続々と出来る京都市内。

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奥に進むと、今回のお店は11月5日オープン!のようで、お祝いの胡蝶蘭がゴージャス!なわけで。店内に予約している者です~!と進入。
入り口側に4人掛けボックス席×2と、2人掛けテーブルが2つかな、奥にキッチンがあり、巨大鉄板に向かうカウンター席が5席だか6席だかのキャパシティ。2人掛けテーブルも明いていたのですが、こういう場合は速やかにカウンター席を確保するわけで。この規模感を、トークも出来るにこやかガッチリ系ご店主と女性2名の計3名体制で運営中。

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で、何が無くともアルコール!ということでドリンクメニューをまずは確認。生ビールはハイネケンを採用されていて、そんなにトリッキーなものは無く、定番~!な感じのラインナップ。お値段もこの辺りのお店では全然標準的。

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とはいえ、「生ビール」¥680の注ぎ方は完璧~。で、にこやか且つトークも出来るガッチリ系ご店主に「何を食べておけばよいですかね?」と、失礼な質問をしつつ(汗)、お料理を決めるのですが・・・

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ネット上にまだメニューが掲載されていなかったので、ご店主に了解を頂きまして、ご紹介~。お好み焼きがこのラインナップ。トッピングも豊富で色々楽しめそう。これ以外に九条ネギをしっかり使ったネギ焼きラインナップが5種。お好み焼きは焼き上がるまで30分!かかりますということなのですが、後程確かであることを確認。更に!

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鉄板焼きメニューがこちら。これ以外にネギ焼きに後程紹介する焼きそばなど、ツボを押さえたメニューがざっと40種ほどですかねえ。鉄板焼きのお勧めは、名物と書いてある「とん平焼」¥900なり。
ボリュームが分からないので、焼きそばよりお好み焼きを先に貰った方がよいと判断し、店名をメニューに組み込んでいるのは喰わないといけないでしょう!と、ご店主のお名前が付いている「ケンシロウ玉」¥1850、それにオススメのとん平焼をまずはを注文。

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で、焼き上がるまで時間がかかりそうなので、9種ほどスタンバっていたアテメニューからお願いしたのが「ナスピリ」¥500なり。冷菜ですが辛味は豆板醤系ですかねえ、甘じょっぱ辛い味付けで、結構パンチのある辛味がお酒を誘うのだ。超!大推薦します。

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とん平焼の準備が目の前の鉄板でススムのですが、これが過去、見たことが無いレシピでした。手前は揚げ玉(大阪では天かす)ですが、それを鉄板に乗せ、油を掛けて揚げ焼いて香ばしさを付加する作戦。同時に脂身が多めの豚バラの厚さ1cmぐらいありそうな厚切りを鉄板でどかっと焼いて・・・

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豚バラは脂を抜きつつ、時間を入れてカリッと火を入れ、最後にてこで細かく刻んで、先ほどの揚げ玉と一体化。御店主が居られたお店では、この揚げ玉の火入れが肝で、焦げたらNGだそうです。

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で、鉄板の上に玉子液を広げ、素早く火入れをしている間に、上に先の揚げ玉+豚バラを乗せ・・・

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手早くクルクルッと巻き上げると、名物「とん平焼き」¥900の出来上がり。刻みキャベツなどの野菜類がまったく含まれないレシピで、この製造プロセスと豚バラ量を見ていると、めっちゃ良心的~と言う感想。
過去、他の鉄板焼き店で見たことが無いレシピだったので、これは元レシピがあるんですかねえ?とご店主にお聞きすると、ご店主は大阪の谷町九丁目にある人気お好み焼き店のご出身。そちらで開発されたメニューのようです。

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香ばしい天かすのカリカリ感、それにガッチリ脂が抜けるほど火を入れた豚バラの旨味で、こりゃーオンリーワン!なお味。もみじの大将は天才ですな。ソースも程よい旨味でめっちゃ旨でした。

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次のお好み焼きもほぼ同時進行で目の前の鉄板で焼けているのですが、これがまたなかなか凄いレシピ。キャベツは荒いざく切り、生地は玉子がしっかり入っているタイプでかなり緩め。「ケンシロウ玉」では、その生地を鉄板の上に厚めに敷いた上に、ご覧のようにでっかい海老が2尾、イカしっかりに貝柱、豚が乗っかる趣向。で、その上に敷いてある生地と同量の生地を乗せてサンドイッチにし、具材を蒸して仕上げる手法。

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ゆっくり火を入れるので、時間つぶしに「白菜キムチ」¥500を。大阪方面から仕入れているようですが、めっちゃ濃厚でウマー。東九条周辺のお店に引けを取らない濃厚度。

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お酒も追加し、お好み焼き迎撃態勢は準備万端。(私は「陸ハイボール」¥650、相方は「小挽お湯割り」¥650なり)

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こういうボールのような蒸し蓋でカバーされ、じっくりと火を入れるのですが、こりゃワクワクですな。概ね焼き上がったの図。確かに25分ぐらいは余裕でかかる感じでした。

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上にたっぷりの中辛ソース(そんなに辛くないです)、ゆるゆる目玉焼、更に花カツオを乗せるのが大阪ですな。イヤー超旨そう。厚みは余裕で5cmほどあります。で、このお店のカウンターの鉄板が他店ではほぼ見ない構造なのに気が付くわけで。(お店でご確認を)

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割りましたの図。底面はパリッと、中はとろっとしっとりと言う趣向。(ふわふわ、というと違うような。確かに空気は含んでいるのですが、しっとり) 海老や貝柱などの具材に火が入りすぎていないので、美味しい。ソースの味付けが間違いなく広島系とは違う味付けで、なんだか懐かしさ満開&めっちゃ旨い!と言う感想なのですが・・・・

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辛いソースが好きなので一応、ありますの?と確認すると出してくれました。全然激辛ではない大人しいバランスの良い味付けで、これまた超ウマー!と言う感想。(もっと辛くても全然大丈夫!と申し上げたい)

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これはまだ焼きそばが入りそうだ!と判断し、メニューを確認。これがまた魅力満点な一品。(お隣に座っていたインバウンドカップル(欧米系)にもオオウケでした) 味付けが通常のソース味と自家製出汁醤油ダレ、塩の3種から選べるのもこれまた、長考を誘いますな。で、お好み焼きと被らない「すじキムチそば」¥1680を出汁醤油味で注文。

これも製造プロセスをジーッと観察していたのですが、モヤシなどの野菜と別にキャベツは少し蒸し蓋で蒸してから合わせるなど、めっちゃ細かいプロセスを踏むのを見ているだけで楽しい我々です。で、登場したのがこちら!

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「すじキムチそば」¥1680なり。具材は甘醤油煮してある「すじコン」(大阪では大定番)と先ほどの美味しいキムチが主材料なのですが、もやしにキャベツ、刻みネギ、これまた目玉焼きがオン!で、刻み紅ショウガてんこ盛りが大阪~!という感じ。

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で、焼きそばは麺が肝。御店主が京都に人気製麺所「棣鄂」の焼きそば麺の中からチョイスしたのはコシが非常~にしっかりした伊太利でいうと手打ち麺の「ピーチ」のような超存在感がある麺。それを湯がいてから焼くというめんどくさいことをやられています。この麺を出汁醤油味で頂くのですが、ちょっと半端ではない旨味があり、超超超気に入りました。(ある種、お好みを越えてくるような・・・ 呑んだ後の〆でもイケそうな・・・)
以上!大大大大満足でお勘定をお願いし、生ビール1、焼酎お湯割り1、瓶ビール1、ハイボール2と我々的には通常酒量で〆て¥10000をチョイと割り込むお支払い、という大大大大納得価格。

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ご店主のTシャツがかっこいいなと思ったのでパチリ。御両親はワタシと同年代(北斗の拳が好きな)じゃないかと思います。

京都で大阪のお好み焼きが食べられるお店は実はそんなに多くは無いのですが、こちらは大阪で今、正に流行っているお好み焼きが頂けるお店です。メニューを見るとお値段が高そうに見えるのですが、具材のボリュームを考えると、全然納得というか、むしろお安い印象があるよねと言う感想。 新年会でこじんまり4人で呑むときは早速使わせてもらうことにする予定ですな。いやー、美味しかったです、御馳走様!

店舗情報

店名:お好み焼き 健士朗
住所:京都市下京区麩屋町通高辻下ル鍵屋町219-1 鍵屋小路会館 1
営業時間:17:00~00:00
定休日:火曜
TEL:075-600-9158
https://www.instagram.com/okonomiyaki_kenshiro

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