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子連れでクラシックのコンサートなんて無理? 思い切って行ってみたら子どもに思わぬ変化があった!

  • 2025.12.26

みなさま、お子さんのクラシックコンサートデビューってもうしましたか?Eテレ番組関連の「歌って踊ろう!」というタイプのコンサートではなく、楽器を持った音楽家たちがステージ上で演奏するタイプのコンサートです。正直、私も「子どもにクラシックコンサート」なんて難しすぎるイメージでしたし、そもそも私自身、積極的にコンサートに行くタイプでもありませんでした。でも、このままコンサートに行かなければ、子どもが大きくなった時に、クラシックコンサートの敷居がエベレスト級に高いものになってしまう可能性も。「えいや!」と覚悟を決め、次男が3歳の時に初めて行ったのは、とある音楽団体のコンサート。その一歩によって、我が家に起きた変化についてまずはご紹介させてください。

創作欲のアップと広がった表現の幅

我が家の子どもたちは、もともと創作が好きです。それが「音楽体験」というものを通して、創作にも変化が出ました。

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ダンボールや空き箱を使って楽器を作り、2人で演奏会ごっこ。また、長男はもともと生き物が好きで、よく生き物の絵を描いていましたが、その絵がこんな形で広がりを見せました。

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小学2年生だった長男が描いた、動物たちの演奏会です。クアッガのコントラバス、カリブモンクアザラシのトランペット。ヨウスコウカワイルカのフルートに、リョコウバトのヴァイオリン。そしてニホンオオカミのティンパニー。今はもう地球上にいない絶滅動物たちの演奏会です。彼らがどんな音楽を奏でているのか、いろいろなことを考えさせられる1枚になりました。

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私の誕生日には、子どもたち主催の記念コンサートを企画してくれました。これにはびっくり!パンフレットは手作りで、プログラムの中にはしっかり「休憩」の時間も。どうやら過去に行ったコンサートを参考にしたようです。休憩中には子どもたちとケーキでお茶タイムをして、ステキな時間になりました。

クラシック音楽に対する抵抗が少ない

幼児期からコンサートに行き、そこで楽しい時間を過ごせたことは、子どもたちにとって良い経験になっていると感じています。

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まだまだ長丁場の本格的なコンサートは難しいですが、それでも「コンサートに行く?」と提案すると、兄弟ふたりとも楽しみにしてくれます。子どもたちの中で「楽しい」と思えるものが増えることはうれしいですし、音楽の授業の「クラシック音楽の鑑賞」にも抵抗はないようで、今のうちに一歩を踏み出しておけたことはよかったなと!「でもやっぱりクラシックコンサートは敷居が高い」そんな方にぜひオススメしたい、子どもも楽しめるクラシックコンサートがあるんです。大晦日のコンサートには生配信もあり! 家でも気軽にチャレンジできるコンサートとは?

「音楽の絵本」ズーラシアンブラス

子どもが楽しめるクラシックコンサートとしてオススメなのが、「ズーラシアンブラス」です。

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演奏者たちはすべて動物たち!文学の世界の入口として「絵本」があるように、クラシック音楽の世界で、「絵本としての役割」を担うことを目標に結成され、25周年を迎えた音楽団体です。「動物の顔なんてつけちゃって、幼児向けのコンサートなんじゃないの?」いえいえ! 動物の姿をしていても、演奏される曲の多くはクラシック。子どもでも楽しめるように「コンサートの入口」としてのハードルは下げ、けれど演奏自体は本格的という、まさにクラシック音楽の「絵本」なんです。

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希少動物たちが揃った金管五重奏の「ズーラシアンブラス」のほかに、うさぎ四姉妹の弦楽四重奏「弦うさぎ」や、四つ子キツネがサックスを奏でる「サキソフォックス」、そしてオーケストラの「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」など、コンサートによってさまざまな編成で演奏を披露してくれます。

動物だからこそ楽器を覚えやすい

演奏者が動物になっていることで、親子で楽しみやすいポイントのひとつは「楽器を覚えやすい」ということです。演奏者たちは一切しゃべらず、司会の進行でコンサートが進んでいきますが、動作や仕草だけで「この楽器のこの動物は、こういうキャラクターなんだな」ということがわかります。

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我が家の推しはサックスを奏でる四つ子のキツネたち。この四つ子のおかげで、我が家の子どもたちは、サックスにはアルトサックスやテナーサックスなど種類があることを知りました。そのほか、トロンボーンのスマトラトラはお調子者で、ホルンのマレーバクはいつも居眠りばかり、なんていう特徴的なキャラクターも! 後日、「トロンボーンってどんな楽器だったけ?」と子どもに聞かれたら、「あのキザなポーズをするトラが吹いていた楽器だよ」と説明すれば、一発でわかります(笑)

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また、演奏者だけでなく、ステージマネージャーたちも「はたらくトリ」という名前の動物たちになっています。舞台転換の時にステージに出てきて、椅子や譜面台を動かしています。コンサートには演奏者だけがいればいいのではなく、こういう裏方も大切なんだということが、あえ「トリ」として登場してくれることでよくわかります。それでも「いきなりコンサートに行っても、子どもが楽しんでくれるかわからない」という場合に、ぴったりな演奏会があります。

大晦日コンサートは生配信があります

12月31日に開催される「2025ズーラシアンブラス ジルベスター音楽祭」は、有料生配信があり、家にいながら演奏を楽しむことができます。15時開演、17時頃終了予定なので、小さいお子さんの昼寝時間にかぶりにくく、夕食時間の前には終わるという、子どもがいる家庭にはうれしい公演時間! 我が家は毎年、家族で生配信を楽しんでいます。

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生配信のよいところは、団らんしながら観られるというところ!「この楽器、ハープだよね?」なんて子どもの質問に答えることもできますし、どうしても子どもの集中力が切れてしまったら、「また観たいタイミングになったら観る」ということもできます。「いきなりコンサートホールに行っても、楽しんでくれるかわからない」という場合のお試しとしても最適です。詳しい配信方法については、特設サイトをご確認ください。

「2025ズーラシアンブラス ジルベスター音楽祭」特設サイト

「2025ズーラシアンブラス ジルベスター音楽祭」の配信チケットはこちらから

全国各地で演奏会を開催中!

もし、お子さんがズーラシアンブラスを気に入ったら、実際にコンサートホールに足を運んでみるのもオススメ! 全国各地で演奏会を開催しています。すでに来年8月まで演奏会の情報が発表されています。さまざまな編成スタイルのコンサートが用意されているので、ぜひチェックしてみてください。

「ズーラシアンブラス」演奏会情報

【Profile】みみずく

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小4長男、小1次男、夫の4人家族。昆虫、爬虫類、古生物、深海生物などの生物のほか、読書、工作、ロボコンなど幅広く興味関心がある兄弟に振り回されながらも、発見に満ち溢れた日々を送る。学校での勉強以上に、世界中に「楽しいことがたくさんある」と感じられる目を養うことが目標。ワークショップや観察イベント、ミュージアムなどの体験情報や、日常の中でも手軽に楽しめる体験の仕方について発信している。

Blog:たのしいをつくる~小4&小1わくわく兄弟

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