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江戸前の粋なバーで味わう世界のスタンダードカクテル、ペニシリン。

  • 2025.12.26

パレスホテル東京 メインバー 『ロイヤル バー』

『ロイヤルバー』コースター

江戸前の粋なバーで味わう世界のスタンダードカクテル、ペニシリン。

2025.10.22 photo: Kazuharu Igarashi text: Eri Machida

『ロイヤルバー』内観

職人がお寿司をすばやく握るように、さっと上質な一杯を供してくれるのが『パレスホテル東京』のメインバー『ロイヤル バー』だ。

1961年に開業し、2012年に建て替えられたパレスホテル。そのタイミングでチーフバーテンダーに就任したのが世界最大規模のバーテンダーコンペティション「ディアジオ・リザーブ・ワールドクラス」の世界大会で優勝経験のある大竹学さん。国内随一のホテルが立ち並ぶこのエリアでもメインバー『ロイヤル バー』が存在感を放つのは「伝統と革新」を日々体現しているから。若手には「下準備が8割、本番2割」と仕込みの大切さを徹底的に教え込み、日本らしい細やかな気遣いを伝える一方で、長年使ってきた布製のコースターを紙に変えるなど、新しいことにも果敢に挑戦する。また、世界のカクテルトレンドを常に探求し、3ヶ月に一度はメニューを更新するといった柔軟なアップデートも継続している。「日本人は過程と質、海外の人はスピードと質を重視します。どんなに美しくても提供が遅くては満足してもらえません」と大竹さん。プロセス、クオリティ、スピードの3点を意識し、より多くの人にとって満足度の高いバー体験を追求している。

バーテンダーの無駄のない所作、飾りすぎない洗練されたカクテルには日本の美学が凝縮されている。海外の友人に胸を張って勧められる、日本の職人技に触れられる場所だ。

ペニシリン
ペニシリン¥2,400(税込 サービス料15%別)民間療法としても使われるレモン、生姜、はちみつが入っており、抗生物質と同じ名が付けられた。シングルモルトウイスキー40mlに、レモンジュース10ml、ハニーウォーター25ml、ジンジャージュース2mlを加えてシェイクし、氷の入ったグラスに注ぐ。仕上げにスモーキーなウイスキーを2回スプレーし、ドライジンジャーを飾る。
ペニシリン
2016年に渡部勝総支配人と大竹さんの発案で布製から紙のコースターに変更。ロゴは柴田陽子事務所とともにデザイン。
チーフバーテンダーの大竹学さん
1994年からバーテンダーを志し、日系ホテルを中心にバー業務に携わり腕を磨いた7代目チーフバーテンダーの大竹さん。自宅では冷凍庫にスコッチウイスキーを入れておいて、氷無しの神戸ハイボールで味わうことが多い。
メインバー『ロイヤル

パレスホテル東京 メインバー 『ロイヤル バー』

東京都千代田区丸の内1丁目1−1 パレスホテル東京1階
03-3211-5318
15:00〜24:00(LO23:30)
無休

Official Website
https://www.palacehoteltokyo.com/restaurant/royal-bar/

ジンを冷蔵保存するという、当時としては前例のなかったアイデアを生み出し、「Mr.マティーニ」として名を残す今井清さんが初代チーフバーテンダー。今井さんが設計したカウンターは現在も使用され、全面ガラス張りのバックバーの冷蔵庫も旧パレスホテルのデザインを受け継いでいる。

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