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井上咲楽の2025マイ漬けもの料理ブーム振り返り。美味しいキムチを選ぶ裏ワザも

  • 2025.12.25
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漬物ブームのはしりはキムチ

キムチって最高だ。

どこのスーパーでも買えて、あつあつの白ご飯にドンとのせれば、それだけで「辛い・酸っぱい・おいしい!」が舌から脳内にじわっと広がり、途端に満足してしまう。

料理をしなくても、ちゃんと食べた気持ちにさせてくれるところがすごい。

今年、私はそのまま食べてもおいしい漬けものを、調味料として使うことにハマった。ザーサイ、高菜、しゃくし菜漬けなど、冷蔵庫にある漬けものを刻んでは料理に使ってきたが、振り返るとこのマイ・漬けもの料理ブームのはしりは、やっぱりキムチだったように思う。

豆腐にのせたり納豆に入れるのは言わずもがな。

キムチを刻んで、トマトと豆板醤、しょうゆであえると、最高のお酒のつまみになる。ちょっとハズレで甘くなかったトマトも、キムチの手にかかれば必ず救出できるのだ。

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そんなふうに頼りにしていると、冷蔵庫の奥で発酵が進み、少し酸っぱくなってしまったキムチに出会うこともある。

最初は「やってしまったかも」と一瞬ひるむのだが、そこでおすすめしたいのが、キムチを炒めることだ。

ごま油でキムチ、にら、豚肉を炒め、豚キムチを作るのかと思いきや、そこに水を入れてキムチ鍋に……!

鍋肌で香ばしく炒めたキムチのうまみが溶け出して、ただ鍋に入れるだけとはまったく違う味になる。発酵が進んだからこその酸味が、ここで一気にご褒美に変わる。

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スーパーでおいしいキムチを選ぶ裏ワザとは?

ちなみに、私がキムチを選ぶときのこだわりは、「キムチくんマーク」と呼ばれる、韓国産の熟成発酵キムチにのみ表示が許可されているマークがついているものを選ぶこと。

スーパーに並んでいるキムチのなかには、発酵が進んでいるものとそうでないものがあり、

このマークは乳酸菌がしっかり働いている発酵キムチを見分ける目印になってくれる。酸味や風味が少しずつ変化していくので、食べていてとても楽しい。

黄色い白菜の頭が赤く燃えているような、とぼけた顔のキャラクターが一生懸命手を広げてアピールしているので、スーパーでぜひ探してみてほしい。

今年は『オレンジページ』の企画で、重信初江先生にキムチの作り方を教わった。意外と簡単で、自分で作ったキムチは、日々の味の変化を感じながら、大切に食べた。

昨日と今日で味が違い、今日のキムチには今日だけの味がある。そんな発酵の楽しさを教えてくれるキムチは今日も冷蔵庫においしく鎮座しているので、私はご機嫌に帰宅したいと思う。

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PROFILE

井上咲楽(いのうえ・さくら)

1999年、栃木県生まれ。2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。「おはスタ」「新婚さんいらっしゃい!」など、バラエティで見せる明るいキャラで人気を博す。NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演。2024年5月『井上咲楽のおまもりごはん』、11月『じんせい手帖』、2025年10月『井上咲楽の発酵、きょう何作る?何食べる?』を出版。「発酵食品ソムリエ」資格、「食品衛生責任者」の資格も持つ。

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