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メンタルの不調を未然に防ぐためにセルフケアと専門的支援の重要性

  • 2025.12.23
出典:シティリビングWeb

森まどかさん

医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。健康経営エキスパートアドバイザー。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信

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メンタルの不調を未然に防ぐためにセルフケアと専門的支援の重要性

1年を振り返るこの機会に、自分の心の健康についても考えてみませんか。職場で強いストレスを感じたことはなかったでしょうか。仕事の失敗や重い責任、人間関係、業務量や質の負担は、大きなストレスとなりやすく、治療や休職を必要とするメンタルヘルスの不調につながることがあります。

「気分が沈む」「眠れない」といった不調を抱えながら働き続けることで、日本全体では年間約7.6兆円もの経済的損失が生じているという研究結果*1も公表されており、ストレスなく働ける環境づくりが重要であることは明らかです。

一方で、自分でできる工夫もあります。育児や介護をしながら働く女性は増えていますが、負担が女性に偏りやすい傾向はいまもあり、仕事との両立に伴う葛藤は継続的なストレスにつながります。配偶者の職場環境や、親や保育園などからどの程度支援を受けられるかによっても状況は左右されるため、休息や十分な睡眠、リラックスを求めても現実には難しいことが少なくありません。だからこそ、完璧を求めすぎないこと、働き方や仕事量について上司と相談できる環境、そして「もう無理そうだ」と少しでも感じたときには、産業医やかかりつけ医、専門の相談窓口を頼ることが大切です。

育児や介護の有無にかかわらず、心身の不調を感じたら、まずは自分のストレスに気づき、負担となっていることを明らかにしたうえで、自分でできること、職場の支援を求めること、専門的なサポートを受けることへと段階を踏んで取り組んでみましょう。

*1 横浜市立大学・産業医科大学による全国調査(2025年、Journal of Occupational and Environmental Medicine 掲載)

出典:シティリビングWeb

自分の心の不調に気づけることが大切 ※写真はイメージ

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