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憧れのハイジュエラーブルガリが紡ぐ聖夜。「ブルガリ ホテル 東京」という夢の世界で愛を誓おう!【ウエディング旅】

  • 2025.12.21
東京駅を見下ろす東京ミッドタウン八重洲の1階にエントランス。40階から45階の全フロアを占める。
東京駅を見下ろす東京ミッドタウン八重洲の1階にエントランス。40階から45階の全フロアを占める。

イルミネーションを求めて集まる人々の雑踏から離れて、一歩足を踏み入れると、世界は一変する。控えめながらも風格あるエントランスは、まるで秘密の隠れ家への序章のよう。まさにハイジュエラー、ブルガリBVLGARI)が創り上げた上質でラグジュアリーな空間と日常との境界線だ。品のいい大きなクリスマスツリーが飾られ、聖夜を祝う特別な滞在へと誘われる。ブルガリ ホテル 東京のオープンは2023年4月。2年半が経過した今も、人気は少しも衰えることなく、何より滞在者の評価がすこぶる高いという話を聞いてはいたが、今回、その神髄を体感できるチャンスに恵まれた。

1階のエントランスロビーでは、華やかなクリスマスツリーがゲストを迎える。
1階のエントランスロビーでは、華やかなクリスマスツリーがゲストを迎える。

1階のエントランスから40階行きのエレベーターへと続く通路には、ホテルのシンボルである「マウント・フジ ブローチ」をはじめとする、60年代、70年代の色鮮やかなジュエリーのスケッチが飾られ、憧れのブルガリの世界への入り口としては申し分ない。専用エレベーターに乗って一気に40階へ。

40階ギャラリーの壁面には、ブルガリのローマ本店を訪れたセレブリティの写真が飾られている。
40階ギャラリーの壁面には、ブルガリのローマ本店を訪れたセレブリティの写真が飾られている。

40階のエレベーターホールでも、また異なるデコレーションのクリスマスツリーに出迎えられた。そこからロビーへと続く廊下は、ブルガリの歴史とアートが凝縮した美術館さながらのギャラリーだ。片側の壁面には、ブルガリのアイコンでもある扇形(ディーヴァ)モチーフの精緻なモザイクが煌めき、その向かい側には、50~60年代にローマ本店前で撮影された往年のセレブリティたちのポートレートが飾られ、世界中の人たちに愛され続けるブランドの歴史を物語る。

壁面の扇形のモザイクは、穏やかな波が永遠に続く様子を表す東洋の青海波と、ブルガリの「ディーヴァ ドリーム」のモチーフになった古代ローマのカラカラ浴場の意匠の融合。
壁面の扇形のモザイクは、穏やかな波が永遠に続く様子を表す東洋の青海波と、ブルガリの「ディーヴァ ドリーム」のモチーフになった古代ローマのカラカラ浴場の意匠の融合。

扇形のモザイクは、伝統紋様の青海波からインスピレーションを得たものであり、同時にブルガリのコレクション「ディーヴァ ドリーム」に影響を与えた古代ローマのカラカラ浴場の意匠でもある。ブルガリファンならその意匠に包まれるだけで心躍るはず。青海波の描かれた正面の自動ドアが開き、パッと光が差し込む瞬間は、ブルガリの世界の序章のクライマックスだ。ローマ本店の床やインテリアにもみられるエイトポイントスターがフロアに施され、ブルガリをとことん堪能する特別な場所だと実感するだろう。

ロビーの床に輝く意匠は、ブランドのシンボル、エイトポイントスター。8つの角を持つ星は、幸運や繁栄を意味するラッキーシンボル。
ロビーの床に輝く意匠は、ブランドのシンボル、エイトポイントスター。8つの角を持つ星は、幸運や繁栄を意味するラッキーシンボル。

40階はロビー、イタリアンレストラン「イル・リストランテ ニコ・ロミート」、ラウンジやショップなどが集まった開かれた空間。4つのウィンドウには、象徴的なハイジュエリーやウォッチ、アクセサリーがディスプレイされている。スペースを区切る美しいニレ材のアーチは、ローマ本店のそれを模しながら、日本の神社仏閣の建築様式である火灯窓を連想させる。ロビーとレストランの間には、丁寧に手入れされた大きな盆栽も鎮座し、イタリアと日本の美とカルチャーが融合する。

40階のウィンドウには、ブランドを象徴するハイジュエリーなどを定期的に入れ替えて展示。写真はヘリテージピースの「マウント・フジ ブローチ」。
40階のウィンドウには、ブランドを象徴するハイジュエリーなどを定期的に入れ替えて展示。写真はヘリテージピースの「マウント・フジ ブローチ」。
京都「細尾」の西陣織のベッドライナーや、日本の伝統的な要素を取り入れた「デラックスルーム」。
京都「細尾」の西陣織のベッドライナーや、日本の伝統的な要素を取り入れた「デラックスルーム」。

41階から44階を占める全98室の客室は、すべて50㎡以上の広さを持つ。今回滞在したのは56㎡のデラックスルーム。客室に入ると同時に、まるで演劇の幕が上がるかのようにオートカーテンが開き、これから始まる素晴らしい滞在の幕開けに胸が躍った。目の前には、東京のシンボル、東京タワー、左にはお台場のウォーターフロント、目の前には、日本橋・銀座の繁華街、右にはお台場のウォーターフロント、そして遠景にはスカイツリーという、TOKYOの景色を完璧に捉えた贅沢な眺望が広がっていた。京都西陣織のベッドライナーや日本の職人による家具、B&Oのオーディオ、大理石のバスルームなどが備わり、アメニティはもちろんブルガリ。どこを切り取っても、ブルガリが守り続けるデザイン性の豊かさやクオリティの高さを逸脱するものはない。

93~98㎡の広さを誇り、マクサルトやB&Bイタリアのイタリア製家具と、リッツウェルの日本製の木製家具が調和する「スーペリアスイート」。
93~98㎡の広さを誇り、マクサルトやB&Bイタリアのイタリア製家具と、リッツウェルの日本製の木製家具が調和する「スーペリアスイート」。
部屋にはブルガリの歴史的なピースを掲載した書籍が置かれ、ブランドの世界観に触れることができる。
部屋にはブルガリの歴史的なピースを掲載した書籍が置かれ、ブランドの世界観に触れることができる。
ラウンジやバーのテラス、プールサイドなど、館内の至るところから東京の美しい夜景を眺めることができる。
ラウンジやバーのテラス、プールサイドなど、館内の至るところから東京の美しい夜景を眺めることができる。
45階の全フロアを占め、2つのルーフトップテラスに挟まれた「ブルガリ バー」。夏は全面ガラス張りのドアが全開になり、屋内外がシームレスにつながる。
45階の全フロアを占め、2つのルーフトップテラスに挟まれた「ブルガリ バー」。夏は全面ガラス張りのドアが全開になり、屋内外がシームレスにつながる。

「イル・リストランテ ニコ・ロミート」のディナーももちろん気になるところだが、ホリデーシーズンには、夜景にうっとりしながらのふたりだけのインルームダイニングという選択肢もある。誰にも邪魔されない聖なる夜、眼下に広がる宝石のような夜景を独占しながら、煌めくシャンパンと共に洗練されたイタリア料理を堪能する時間は、忘れられない思い出となるに違いない。

表面にゴールドのセルペンティ(蛇)が描かれたシグニチャーカクテル「セルペンティ」。日本のウイスキーをベースにストロベリー、サフランなどをブレンド。
表面にゴールドのセルペンティ(蛇)が描かれたシグニチャーカクテル「セルペンティ」。日本のウイスキーをベースにストロベリー、サフランなどをブレンド。

そして、夜が深まってきたら、最上階の「ザ・ブルガリ バー」へ。「ブルガリ」や「セルペンティ」など、ジュエリーからインスパイアされたシグネチャーカクテルがずらり。バーテンダーが繰り出す芸術品は、館内のイルミネーションと共鳴して一層輝きを増す。東京の夜景をテラスから眺めながら、愛する人とグラスを傾ける時間は、滞在のハイライトとなるだろう。

オープン以来3年連続でミシュラン一つ星のイタリアン「イル・リストランテ ニコ・ロミート」。
オープン以来3年連続でミシュラン一つ星のイタリアン「イル・リストランテ ニコ・ロミート」。

部屋に戻ると、ターンダウンサービスで客室は美しく整えられていた。ベッドサイドには奥会津の天然水とナチュラルな香りのピロースプレーも。テーブルには、カフェインレスのカモミールとジンジャーのハーブティが小さなポットに準備されている。こうした細やかなホスピタリティが、滞在をより素晴らしいものにしてくれる。翌朝の朝食は、光がたっぷりと差し込むメインダイニング「イル・リストランテ ニコ・ロミート」で。夜の装いとは一変して、朝の光が差し込み、気分までも軽やかになる。

朝食メニューは、アメリカン、和食、中華、イタリアンの4種類からセレクト。
朝食メニューは、アメリカン、和食、中華、イタリアンの4種類からセレクト。
ブルガリを象徴する壮麗なエメラルドグリーンのモザイクタイルで飾られたプール。
ブルガリを象徴する壮麗なエメラルドグリーンのモザイクタイルで飾られたプール。

ブルガリ ホテル 東京の滞在では、ぜひスパの癒しも体験したい。これぞブルガリの真骨頂と息を呑む豪華さで、一瞬でビーチフロントのリゾートへと誘われる。25メートルの屋内プールは、壮麗なエメラルドグリーンのモザイクタイルで飾られ、水の奥でブルガリの宝石のような輝きを放っている。隣のバイタリティプールは、古代ローマのカラカラ浴場の床の模様を再現したカラフルなモザイクで彩られている。

カップルで利用できるダブルトリートメントルームも2室あり、スキンケアブランドのアウグスティヌス バーダーのプロダクトを体験できる。
カップルで利用できるダブルトリートメントルームも2室あり、スキンケアブランドのアウグスティヌス バーダーのプロダクトを体験できる。

さらに心身のウェルビーイングを追求したトリートメントも素晴らしい。サイエンスに基づき、ゲストそれぞれに合わせたビスポーク(オーダーメイド)の施術を、熟練のセラピストが行う。この日は、オリンピック選手の専属トレーナーを何年も経験したという、身体の隅々まで知り尽くしたセラピストの手に委ねたら、一瞬で究極の癒しへと誘われた。トリートメントの後は、絶景を望むリラクゼーションスペースで余韻に浸る。全てにおいて、妥協のないサービスにハイジュエリーとして君臨するブランドのプライドを感じる。

「ブルガリ ホテル 東京」には、140年を超える歴史の中で培われた「永遠に色褪せない美」の哲学が、すべてに注ぎ込まれている。日本においても長きにわたりハイジュエラーとして不動の地位を築いてきたブランドが唱える、デザイン、ライフスタイル、カルチャー、ホスピタリティが凝縮したまさに天空の楽園。今年のホリデーシーズンも、愛する人との至福の滞在を約束してくれるだろう。

ブルガリ ホテル 東京

場所/東京都中央区八重洲2-2-1

Tel./03-6262-3333

料金/1室1泊270,000円~ ※2025年12月現在

https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo

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