1. トップ
  2. 年始から「最低最悪な行為」と批判殺到…アイドルの写真を“AIで脱がす”行為に運営が警告「法的手段を講じることも」

年始から「最低最悪な行為」と批判殺到…アイドルの写真を“AIで脱がす”行為に運営が警告「法的手段を講じることも」

  • 2026.1.7
undefined
出典:PhotoAC ※画像はイメージです

年明け早々、アイドル業界からAIをめぐる強いメッセージが発信されました。

2026年1月5日、瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ・STU48が、公式WebサイトとSNSで「メンバーの肖像権・パブリシティ権に関するお願い」を発表しました。

AIによって生成・加工された画像や動画が、本人の許諾なく公開されている現状を受け、該当コンテンツの削除を求めるとともに、悪質な場合には法的措置も検討すると明言しています。

近年急速に身近になった生成AIですが、その使われ方が新たなトラブルを生んでいます。

なぜ今、声明が出されたのか?AI機能の進化が生んだ新たな問題

今回の声明の背景には、SNS上で利用できるAI機能の急速な進化があります。

特に直近では、X(旧Twitter)において、AI「Grok」を使い、他者が投稿した画像を編集・加工できる機能が注目を集めました。

こうした機能を悪用し、人物写真を加工して、実際には存在しない露出度の高い服装や、水着、さらには裸体に近い姿を生成する行為が広がっています。

一見すると「AIが作っただけ」のようにも思えますが、元となる写真には実在の人物が存在し、その尊厳や名誉を傷つける行為にほかなりません。また、権利侵害にもあたり得ます。

メンバーの写真を使用した“性的加工”投稿

今回の声明に先立ち、ある男性漫画家がSTU48メンバーの写真に性的な加工を施した画像をXに投稿し、問題となりました。

これを見たメンバー本人や他のメンバーが、強い不快感を示すとともに注意を行う経緯があり、ファンの間でも大きな波紋を呼びました。

その後、STU48は公式Webサイトと公式Xを通じて、改めて注意喚起を実施。声明では、メンバーの写真や映像をAIで加工・生成し、公開する行為は、肖像権やパブリシティ権の侵害にあたる可能性があると説明しています。

また、削除要請に応じない場合や、悪質性が高いケースについては、法的手段を取る可能性があると、強いメッセージを発信しました。

AIによる性的加害は“大人だけ”の問題ではない

AIを使った性的な画像の生成や加工は「性的ディープフェイク」といわれており、大人だけでなく、未成年や子どもの加害者も存在します。

警察庁によると、中高生がこうした行為に関与し、名誉毀損などの疑いで摘発・補導される事案も実際に発生しているとのことです。子どもたちも、被害者になり得る一方、加害者にもなり得るのです。

警察庁や内閣府などは、生成AIを使った画像加工が人権侵害につながる可能性があると指摘。「投稿した画像は拡散され、二度と消すことができない」、「ふざけ半分でも許されない」と注意喚起を行っています。

また、保護者に対しても、家庭内でルールやモラルについてよく話し合うよう求めています。

出典:そのAIの使い方、犯罪かも…(警察庁)

アイドルだけの話ではない、一人ひとりの問題

SNS上では「最低最悪な行為」「こういった警告は他のアイドルグループにも出してほしい」「メンバーが声を上げる前に運営が対応すべき」「発見し次第、通報します」といった声が上がっていました。

AIによる無断加工、性的な加害になり得る画像生成や投稿は、アイドルや著名人に対してだけでなく、同級生や職場の人、友人や家族などに対してでも、許される行為ではありません。

便利な技術が普及する今だからこそ、使う側の倫理観や想像力が問われています。誰かの尊厳を傷つける行為をしないこと、その意識を社会全体で共有していく必要がありそうです。

参考:【重要】STU48メンバーの肖像権・パブリシティ権に関するお願い(STU48)


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】