1. トップ
  2. 国土交通省「危険かつ迷惑です」三が日の国道で目撃された光景に「愚かすぎる」「厳しい罰則を」の声も

国土交通省「危険かつ迷惑です」三が日の国道で目撃された光景に「愚かすぎる」「厳しい罰則を」の声も

  • 2026.1.7
undefined
出典:PhotoAC ※画像はイメージです

全国的に雪の降る地域が増えるこの季節、道路の安全確保がより重要になっています。そんな中、国土交通省(中国地方整備局・中国運輸局等)が、雪道でのノーマルタイヤ走行に対し、「危険かつ迷惑」という強い表現を用いて注意喚起を行っています。

単なる注意喚起にとどまらず、法令違反として罰則の対象にもなるこの問題について、詳しく見ていきましょう。

ノーマルタイヤ車のスタックが引き起こす深刻な影響

2026年1月2日から3日頃にかけて、中国地方では今季一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まりました。山陽南部も含め広範囲で大雪となり、1月2日夕方には国道9号山口市阿東篠目でノーマルタイヤによる立ち往生が発生。SNSでも大きな話題となりました。

ノーマルタイヤ車が雪道でスタック(立ち往生)すると、その影響は想像以上に深刻です。後続車を含む大規模な渋滞や通行止めを引き起こすだけでなく、物流や緊急車両の通行の妨げにもなり、社会全体に影響を及ぼします。国土交通省が「危険かつ迷惑」という強い表現を使うのは、こうした連鎖的な被害を防ぐためです。

ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反

雪道や凍結路面をノーマルタイヤ(滑り止め措置なし)で走行することは、道路交通法に基づく各都道府県の公安委員会規則(道路交通法施行細則など)違反となります。これは沖縄県を除く全国で規定されており、決して軽視できない違反行為です。違反行為は、反則金の適用となります。

「自分は運転に自信がある」という過信は禁物です。雪道では通常の運転技術だけでは対応できない状況が多く、適切な装備なしでは事故や立ち往生のリスクが格段に高まります。

さらに、運送事業者には一般のドライバーよりも厳しい対応が取られます。冬用タイヤ未装着等により事業用自動車が立ち往生した場合、運送事業者に対する監査を行い、輸送の安全を確保するための措置が不十分と判断されれば、行政処分の対象となります。プロとして人や物を運ぶ事業者には、より高い安全基準が求められているのです。

正しい冬の備えで安全を確保

undefined
出典:PhotoAC ※画像はイメージです

国土交通省は、大雪の場合はできる限り外出を控えるよう呼びかけています。やむを得ず外出する場合は、以下の準備を徹底しましょう。

まず、燃料を満タンにすることが重要です。立ち往生に巻き込まれた際、暖房を使い続けるためにも必要です。寒冷地での燃料切れは生命の危険にもつながります。

冬用タイヤの確実な装着は大前提ですが、ここで注意したいのは「冬用タイヤだけでは不十分」という点です。降雪時は冬用タイヤだけでは立ち往生する場合があるため、チェーンの携行と早めの装着の徹底が求められます。「まだ大丈夫」と思ってからでは遅いのです。

また、スコップや砂等の冬用装備の携行も忘れてはいけません。さらに、車両の滞留に巻き込まれた際の対策として、水や食料などを用意しておくことも推奨されています。長時間の立ち往生も想定した準備が必要です。

備えることが自分と周りを守る

雪道でのノーマルタイヤ走行は、自分だけでなく多くの人に迷惑をかける行為です。たった1台の立ち往生が、数百台を超える車両を巻き込む大規模な渋滞を引き起こすこともあります。法令違反として罰則があることも認識し、適切な冬装備で外出することが大切です。

SNSでは、「この時期にこの地域にノーマルタイヤで行くのは愚かすぎる」「事前にあんなに国から注意喚起があったのに」「もう少し厳しい罰則が必要じゃないかな」といった声も上がっていました。

大雪が予想される場合は外出を控え、やむを得ず出かける際は万全の準備を整えましょう。一人ひとりの備えと意識が、冬の道路の安全を守ることにつながります。


参考:
国土交通省山口河川国道事務所(@mlit_yamaguchi)公式Xアカウント
「大雪に関するお知らせ ~ノーマルタイヤは危険です! 大雪時の外出はお控え下さい~」(国土交通省中国運輸局)
「大雪に関するお知らせ」(国土交通省中国地方整備局)
「冬のドライブなび中部」(国土交通省中部地方整備局)
「【トラック・バス・タクシー】冬期道路における、輸送の安全確保の取組について」(国土交通省中国運輸局)


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】