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食べてないのに痩せない…。40代以降のダイエットが成功しにくい“本当の理由”

  • 2025.12.19

「若い頃と同じように食事量を減らしているのに、思うように体重が落ちない」「少し気を抜いただけで戻ってしまう」。40代以降、ダイエットの手応えが以前と違うと感じる人は少なくありません。それは意志の弱さや努力不足ではなく、体の仕組みが少しずつ変化しているサインなのです。そこで今回は、40代以降のダイエットが成功しにくく感じられる理由を、体と生活の両面から整理していきます。

基礎代謝の低下で「減らすだけ」では結果が出にくくなる

40代以降になると、筋肉量が少しずつ減り、それに伴って基礎代謝も緩やかに低下していきます。そのため、若い頃と同じように食事量を減らしても、消費エネルギーが追いつかず、体重が動きにくくなるケースが増えていきます。

「食べなければ痩せる」という方法は、一時的に数字が下がることはあっても、体にとっては負担になることも。結果として、代謝がさらに落ち、痩せにくく戻りやすい状態を招いてしまう場合もあります。

ホルモンの変化が脂肪のつき方に影響する

40代以降は、女性ホルモンの分泌バランスがゆるやかに変化し始める時期。この影響で、脂肪が燃えにくくなったり、下腹部や腰まわりに脂肪がつきやすくなったりする傾向が見られます。

体重に大きな変化がなくても、「体のラインが変わった」「以前より締まりがなくなった」と感じやすくなるのも、この時期ならでは。数字だけを追いかけるダイエットが、しっくりこなくなるのは自然なことです。

忙しさが“無意識の太りやすさ”につながることも

仕事や家庭、人間関係など、40代以降は日々の役割が増えやすい時期でもあります。睡眠不足やストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、体は脂肪を溜め込みやすい状態になりがちです。

「運動する時間が取れない」「疲れて続かない」といった状況が重なると、頑張ろうとしても結果が出にくく、気持ちが折れてしまう悪循環に陥ることもあります。

40代以降のダイエットがうまくいかないと感じるのは、年齢のせいでも、意志の問題でもありません。体の変化に対して、これまでの方法が合わなくなってきただけ。これまでと同じやり方で結果が出にくくなったときこそ、体と向き合い直すタイミング。減らすことに意識を向けすぎず、整えることを優先することで、体は少しずつ応えてくれます。<取材&文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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