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寝てもスッキリしないのは栄養不足?質の良い睡眠のためには食事と疲労回復がポイントです

  • 2025.12.16

なかなか取れない疲れ・・・子どもの頃は寝れば朝にはスッキリ!だったのに、どうして?
年齢のせいか・・・とあきらめてしまったあなた、ちょっと待って。
疲れが取れないのは、睡眠だけの問題じゃないかも。
今回は姿勢専科KCSセンターの御牧教子さまにお話を伺いました。

寝てもすっきりしない・・・若い頃は一晩で回復したが疲労感が取れないのはどうして?

一般的には疲労回復力の低下は年齢によるものが大きいと考えられがちです。
実は必ずしもそうとは限りません。
同じ年齢でも若々しく疲労をものともしない人とそうでない人がいますよね?
寝てもすっきりしない原因は主に
・筋力や関節の動きの低下
・睡眠不足
・自律神経の乱れ
・栄養不足

が考えられます。
筋力の低下や関節の動きが低下すると、疲労が溜まりやすくなります。
溜まった疲労が多ければ多いほど、回復にも時間がかかります。
そのため、睡眠不足になると、回復するための時間が足りなくなってしまい、回復しきれなかった疲労は残ってしまうのです。
ここで注意したいのは、『睡眠時間自体は十分なのに回復しづらいこと』もあるということです。
これには睡眠の質が低下していることが考えられます。
仕事の責任が重くなり、家事や育児、また情報過多の中での生活などストレスも多くなると、自律神経も乱れやすい。
自律神経が乱れるとぐっすりと眠れなくなってしまい、睡眠不足へと繋がってしまいます。
また、姿勢が悪いと神経の通りも悪くなり、脳からの信号がスムーズに送られず、自律神経が乱れるだけでなく、呼吸や血流も悪くなります。
疲労回復に必要な栄養素がなければ、そもそも疲労を回復することができません。
適度な運動とバランスの取れた食事、姿勢を整えることで自律神経の働きを改善し、十分で質の良い睡眠が疲労回復には必要です。

眼精疲労・肩こり・腰痛がひどい

眼精疲労はPC作業やスマートフォン視聴時間の増加で目を酷使していることも原因の一つ。
肩こり、腰痛など慢性的な症状については、姿勢の悪さが主な要因であることが多いといえます。
姿勢が悪いと体の前後左右などの多くのバランスが崩れ、首、肩、腰、膝への余計な負担がかかります。
その負担が長期にわたると痛みとなって現われてきます。
また、体を動かさず同じ体制を続けていると、肉や関節がかたまってしまいます。
特に座っている時間が長い場合は負担が大きくなります。
実は、座っている状態は立っている状態に比べ、腰部への負担が1.4倍にもなるのです。
腰の負担を減らすためには、同じ体勢を長時間続けないことが大切です。
20~30分に一度は立ち上がったり、伸びをしたり遠くをみたりして、身体が固まるのを防ぐと良いでしょう。
また、姿勢を整えることで、身体への余計な負担を減らし、慢性症状が改善される効果も期待できます。

疲労感やだるさ解消に役立つのは運動や筋トレって本当?

運動や筋トレはとても大切です。
しかしこれだけでは不十分です。
筋肉の動かし方や重心など、バランスの崩れた人は、関節の動きが悪くなる、ゆがみのある状態といえます。
このゆがみの状態で運動や筋トレをするとかえって体を壊してしまうこともあります。
動きの悪い関節を無理やり動かすことになってしまうので、布をかんでいるファスナーを無理やりこじ開けている状態と似ています。
姿勢バランスの崩れた人はゆがみを改善し、正しい姿勢になってから運動すると、効率よく筋力がつき、疲労をためにくく、回復しやすい体作りができます。
ご自身の姿勢やバランスについてはなかなか判断が難しいと思いますので、お困りの際は是非プロにご相談ください。

執筆者


御牧教子

姿勢調整師・KCSテクニカルアドバイザーとして活躍中。
米国ウェスタンステーツ大学のインターナショナルセミナー受講。
腰痛や肩こり、姿勢のゆがみ改善を得意とし、早期に回復へ導く確かな知識と技術を持っています。
プライベートではパワフルな二人の娘の母で、三姉妹のように明るく元気な存在。チアやソフトボールを通じて「ケガの多い子どもたちを何とかしたい」との思いから、正しい姿勢と体づくりを広めています。

KCSセンター武蔵小杉
https://www.kcs-center.com/kcs-center/kanto/kcs-center_musashikosugi

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