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サッカー界でも今年の漢字『熊』!J2初昇格のテゲバジャーロ宮崎、大熊裕司監督の続投を発表 「ここがゴールではありません」

  • 2025.12.15

J3のテゲバジャーロ宮崎は14日、J2昇格プレーオフ決勝でFC大阪と対戦。

鳥取のAxisバードスタジアムで行われた一戦は、勝利が絶対条件の宮崎が序盤からゴールを積み重ね、4-0の快勝でJリーグ参入5年目にしてJ2初昇格を成し遂げた。

この試合、今季J3得点王のエースストライカー橋本啓吾が体調不良で不在だった宮崎だが、他のFW陣が次々に得点。シーズンの最後でチーム力を見せつけた。

そんなチームを作り上げた立役者の一人、大熊裕司監督が、引き続き明治安田J2・J3百年構想リーグおよび2026-27シーズンも宮崎の指揮を執ることになった。

クラブがJ2昇格を決めた当日に発表したもので、56歳の指揮官は以下のようにコメントしている。

「このたび、ハーフシーズンと2026-27シーズンもテゲバジャーロ宮崎の指揮を執らせていただくことになりました。まずは、日頃からクラブを支えてくださっているファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、自治体をはじめとする関係者の皆様に、心より感謝を申し上げます。

今シーズン、クラブ史に残るJ2昇格という大きな成果を、選手・スタッフ、そしてテゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様とともに成し遂げることができました。この経験は、クラブにとっても、私自身にとっても、かけがえのない財産です。

しかし、ここがゴールではありません。新たな舞台となるJ2は、これまで以上に厳しく、タフな戦いが待っています。だからこそ、これまで大切にしてきた「走る・戦う・一体となる」というクラブの姿勢をぶらさず、さらに質を高め、テゲバジャーロ宮崎らしいサッカーを追求していきたいと考えています。

宮崎という地域に根ざし、皆様に誇りに思っていただけるクラブであり続けるため、これからも全力でチームづくりに取り組んでまいります。引き続き、熱いご支援とご声援をよろしくお願いいたします」

2024年からテゲバジャーロ宮崎の監督兼強化部長を務める大熊氏。現在京都サンガF.C.でゼネラルマネージャーを務める兄の大熊清氏に比べるとアカデミーでの実績が多いが、強化のスペシャリストとして知られる。

就任2年目の昨季、シーズン終盤の快進撃で劇的なJ3残留を成し遂げると、今季は開幕から上位争いを展開。4位でJ2昇格プレーオフへ進出し、鹿児島ユナイテッドFCとFC大阪に勝利してJ2への切符を勝ち取った。

まさに、今年の漢字に選ばれた『熊』をサッカー界で体現したような指揮官とともに、テゲバジャーロ宮崎は来季、初のJ2に挑む。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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