睡眠ホルモンで上質な眠りを！ 朝に大豆製品をとり入れよう

健康や美容のために、積極的に取り入れたい大豆製品。豆腐の専門家がおいしく楽しく日常に取り入れる“豆”知識を伝授します！

江戸野陽子さん

野菜と豆腐の料理家。日本豆腐マイスター協会認定料理講師。著書「すごい豆腐の最高においしい食べ方」（笠倉出版社） 豆腐の魅力を伝えるべく、選び方やおいしいレシピを紹介

睡眠ホルモンで上質な眠りを朝に大豆製品をとり入れよう

たくさん眠ったはずなのに疲れが取れていない、あるいは寝た気がしない。そんなことはありませんか？

良い眠りは健康と美容に直結しています。睡眠は脳と体を休ませ、疲労を回復させるために必須な時間です。ちょっとしたことを心がけるだけで良い睡眠につながります。

そこで注目したいのがメラトニンとトリプトファンです。

睡眠ホルモンとも呼ばれているメラトニンは、自然な眠りを促す働きを持っています。夜間に分泌されており、心身共にリラックスモードに切り替わって休息に適した状態に導かれ眠気を感じるようになります。

メラトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られています。トリプトファンは、体内で合成することができないので、食事からとる必要があります。

トリプトファンが多く含まれているのは大豆製品が多く、その他だと以下の食品に多く含まれています。

＜必須アミノ酸「トリプトファン」が多い食品＞

豆腐、納豆、みそ、牛乳、卵、バナナ、ヨーグルト、チーズ

トリプトファンは体内で複数のビタミンやミネラルが関わりながら、メラトニンへと変化します。つまり朝にしっかりと栄養をとり、日中を活動的に過ごすことが大切になってきます。そうすれば夜には自然な眠気が訪れる体のリズムが整っていきます。

またメラトニンには高い抗酸化作用があるので肌の健康を保つ働きも期待できます。

毎朝と考えると大変ですが、豆腐や納豆なら和食メニューにうってつけ。白いごはんとみそ汁をルーティーンにしてみてはいかがですか？

夜ぐっすり眠るための準備は朝から！

朝ごはんの選び方が睡眠の質にも影響！ ※写真はイメージ