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【宇都宮市】大谷石に刻まれた時間とともに、心をリセット 「大谷グランド・センター」

  • 2025.12.11

こんにちは、地域特派員のグア子です。 この度、「大谷石のまち」といわれる宇都宮市大谷町に、新スポットがオープン! 大谷石の息づかいの中で、アート、イタリアンやスイーツといったグルメが楽しめる複合施設です。 2025年12月12日(金)~25日(木)はプレオープン(23日、24は休業日)、本格的に始動するのは2026年1月5日(月)~となります。 ひと足お先にお邪魔してきた内覧会レポートを、お届けします!

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

大谷石とアートとグルメが楽しめる「大谷グランド・センター」

大谷石の岩肌に建つ白壁とオレンジ色の窓のある建物は、遠目からでもとても目立ちます。 不思議な魅力を感じる新スポットです。 駐車場からオレンジの窓が印象的な建物に向かいます。

出典:リビング栃木Web

と、早くも入口で大谷石のオブジェが出迎えてくれます。

出典:リビング栃木Web

こちらもアート! 地元のアーティストである谷口勇三さん作の「大谷大地の魂」です。 お見逃しなく。

出典:リビング栃木Web

竹林の間の階段を上り、エントランスへ向かいます。

出典:リビング栃木Web

結構な段数がありますので、自分のペースでゆっくりと参りたいところです。 行きが上がった先には、パッと広がる景観が!

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

「ビューテラス」からは、高さ27mの「平和観音」を拝むことができます!

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

こちらの「ビューテラス」では、ワンちゃんも一緒にカフェタイムを楽しめるそう。

出典:リビング栃木Web

アーティスト「YOSHIROTTEN(ヨシロットン)」の『大谷石景』に圧巻!

大谷石と建物、そしてアート作品が融合した空間をつくりだしている大谷グランド・センター。

出典:リビング栃木Web

非日常感を味わえますね。 こちらのスペースではオープンを記念して、アートスペースを手がけるアーティスト・YOSHIROTTEN氏の代表作『SUN』のインスタレーションが展示されています。(2026年5月12日まで)

その後は、「赤い部屋」へ。 アーティスト・YOSHIROTTEN(ヨシロットン)さんの作品『大谷石景』への思いにふれます。 ヨシロットンさんは、アートディレクターとして山下達郎さんや宇多田ヒカルさんのMV制作に携わっていたそうですが、近年、ファインアーティストとして精力的に活動中だそうです。

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

『大谷石景』では、約30年前に営業されていた食事処や大浴場を備えた観光スポット時代から残る、浴室の空間が生かされています。

出典:リビング栃木Web

アートスペースをプロデュースした(株)The Chain Museumの宮川さんが、『大谷石景』について教えてくださいました。

「コンセプトは『大谷の土地が持つ歴史や風景を、デジタルドローイングで新しく描き直す』というものです。
大谷石には、何百万年という時間が刻まれています。海の中にあった地層が隆起し、人が切り出して建材として利用してきた……そうした歴史が、岩の穴や溝として残っています。私たちは、そうした“時間の蓄積”をもう一度見える形にすることに取り組んでいます。

30分間のアート作品。 でも、終わりと始まりが決まっているものではないので、自由に出入りしてもOK! 30分間じっとその場にいなくてもOK! オレンジ色の窓から射す、天候や季節によって変わる外光によって、時間の長さでは同じ30分のはずが“365日24時間全然違う景色”になる~という魅力も楽しめます。 その癒し効果に、30分どころではなく長湯したくなるような空間です。

レストラン・カフェテラスで味わうグルメ

あたたかな冬の日差しが溢れるレストラン。

出典:リビング栃木Web

そして、赤いドアの先にあるカフェテラス。 大谷の風が気持ちいい!

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

こちらでいただけるのが、スイーツの名匠・江森宏之さん(メゾンジブレー オーナーパティシエ)監修のスイーツ。

ショーウィンドウに並ぶスイーツ達に、迷ってしまいます。

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

スイーツだけなく、シェフ・相場正一郎さん(イタリアンレストラン「LIFE」オーナーシェフ)監修による地元の食材を使用したイタリアンも楽しめます! 眺望の良い場所で美味しいものをいただく~至福のひとときですね。

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web

提供:大谷グランド・センター

大谷石に刻まれた時間とともに、心をリセット

大谷グランド・センターの運営を行う(株)井上総合印刷代表の井上加容子さんは、「気軽に寄っていただいて、大谷の自然やアートに触れたり、美味しい物を食べて心のリセットをしていただき、また日々の生活に戻っていただけるような、そんな場所になれたら良いなと思っています」と話します。

オープンに至るまでは、9年の時間を要したそうです。その月日をかけてまで、センターのリノベーションに取り組んだ思いを伺いました。

大谷グランド・センター
出典:リビング栃木Web
ご縁があってこの土地を譲り受け、初めて足を踏み入れたときも、“廃墟”というより「なんて清らかで手つかずの場所なのだろう」と感じました。自然と建物が、ずっと私たちを待っていたような気さえしたのです。

大谷石に刻まれた長い記憶。 その時の流れを感じる空間に身をゆだねながら、アートやグルメとともに心をほどき、日常をリセットしてみませんか。

大谷グランド・センター 栃木県宇都宮市大谷町1396-29 https://oya-grand-center.com/

【入館パス】 大人(18歳以上)・中人:500円/小学生以下:無料 ※当日販売のみ 【グランドパス(入館パス+アートスペース鑑賞パス)】 ・事前販売 大人(18歳以上):1500円/中人:1300円/小学生以下:無料 ・当日販売 大人(18歳以上):1800円/中人:1500円/小学生以下:無料 ※プレオープン2025年12月12日(金)~25日(木)時のグランドパス(入館+アート鑑賞)は、オンライン上での日付指定チケットのみとなります ※入館パス・グランドパスいずれも、2Fのレストラン、パティスリー・カフェで利用できるドリンクチケット付き

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