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「去年も入学してたよね?」ひとり娘が小学校に入学。義妹からのメールで発覚した血の気が引く事実とは

  • 2025.12.10

私は、夫と来年小学校に入学する娘の3人で暮らしていました。そんな娘の入学をきっかけに、思いもよらない事実が明らかになったのです。

節約しようと約束したのに…夫がまさかの行動を!?

ある夜、夫から「今日、一緒に飲んでた友だちが泥酔して動けないから、俺もビジネスホテルに泊まるわ」と連絡がありました。私は、心配よりも先に胸がざわつき……。というのも、私たちは家計を見直したばかりで、夫も「今月から節制する」と約束していたからです。

娘の将来の教育費を考え、外食や洋服の購入を我慢してきました。そんな矢先、夫は「投資になるから」と言って高級時計を購入……怒りと虚しさが一気に押し寄せました。問いただすと、夫は「数年後に高く売れると思った」「ひと目惚れした」と謝り、「高い買い物はこれで最後」と誓いました。

結局、「信じるのはこれが最後だからね」と言って私は許してしまいました。自分でも甘いとわかっていたのに、家族の空気が壊れるのが怖かったのです。

時計をめぐる騒動から2年後…夫の変化とは?

それから2年、夫は浪費を控えるようになり、私もようやく肩の力を抜けるようになっていました。娘はすくすくと成長し、もうすぐ小学校の入学式を迎えます。

そんなある日、夫が「入学式に着ていくスーツをオーダーしたい」と言い出しました。夫は普段スーツを着ないため、最後に購入したのは娘が生まれる前だったでしょうか……。これから着る機会もあるかもしれないと思い、購入することに。

これまでは夫の散財のせいで貯金がほとんどできず、私自身、本気で破産を覚悟した時期もありました。だからこそ、気持ちを入れ替えた夫を信じたくて、今回の買い物を認めたのです。

さらに私は、「このまま節約できれば、たまには贅沢もできるし、娘が小学生のうちに家族で海外旅行もできるかもしれないね」と未来の話までしました。夫も「南国がいいな。娘も海が好きだから」と楽しそうに語り、その笑顔に私はほっとしたのでした。

娘のランドセル写真を見た義妹が…思わぬ反応を!?

しかし後日、私は思いがけない形で現実に引き戻されました。ランドセルが届き、娘が背負って大喜びしている姿を見て、両親・義母・義妹へ連絡し、写真を送りました。すると義妹から「え? 入学って去年だったよね? 入学祝いを兄ちゃんに送ったはずだけど」と返事がきたのです。

うちは一人っ子で、入学は“次の4月”。何かの間違いだと思い事情を聞くと、昨年の春、夫が義妹に「もうすぐ入学だから」と連絡し、「もし入学祝いをくれるなら、最低でも10万円くらいほしい」と、半ば誘導するように言っていたとのこと。義妹は遠方に住んでいて、ほとんど会う機会がありませんでした。

それでも“なかなか会えない姪のために”と、迷うことなく10万円を送ったと言います。私は耳を疑いました。2年前の「最後の約束」が、私の知らないところで破られていた事実に、怒りよりも深い失望が押し寄せました。

義妹が夫に確認すると、夫は「入学祝いを渡したのはお前の勘違いってことにして」と口裏合わせを求めてきたそうです。用途を尋ねたところ、飲み代に使ったと白状したとのこと。義妹は「至らない兄で本当に申し訳ない……」と、すべてを教えてくれました。

嫌な予感の答えは…カード履歴の“あの日”にあった

嫌な予感が確信へと変わり、私は夫のカード利用履歴を確認しました。すると、「友だちや会社の人と飲んで朝帰りする」と言っていた日のいくつかが嘘で、複数のホテル決済が見つかったのです。そろそろ大丈夫だろうと、1年前に上限を低めに設定したカードを渡していたことが裏目に出ていました。さらに、リボ払いまで発覚し……。

悩んだ末、私は夫の幼なじみである友人に連絡してみました。すると友人は、「黙っていたほうがいいと思っていたんだけど……」と前置きをしたうえで、夫が同じ会社の女性と不倫していること、しかも相手も既婚者であることを教えてくれたのです。

その夜、私は夫と向き合い、義妹からだまし取った10万円、約束を破った散財、そして不倫の事実――すべてを突きつけました。すると夫は「お前に相手にされなくて寂しかった」「お金のことばかり言われてストレスだった」と自分の行動を正当化しようとしました。

たしかに、私も仕事・家事・育児に追われ、夫と向き合う時間を十分に取れていなかった部分はあったかもしれません。しかし、それは嘘や不倫を許す理由にはなりません。私は母の浮気が原因で両親が離婚した過去があり、「浮気をする人間は絶対に許せない」と何度も夫に伝えてきたのです。

「もう信じられない…」嘘を重ねた夫の末路とは

私は自分の甘さを痛感し、「一度壊れた信頼関係は修復できない」と告げ、離婚を決断しました。慰謝料と養育費を請求し、娘は私が引き取って育てると伝えると、夫は「反省したから許してほしい」とすがってきました。しかし、私の中にはもう愛情は残っていませんでした。

さらに私は、「入学式にも来なくていい。入学式のために買ったスーツは売って慰謝料の支払いにあてて」と伝えました。夫は平日はほとんど家におらず、休日も娘と遊ぼうとしませんでした。そのためか、娘は父親の不在に驚くほど動揺しておらず……。

不倫相手の家庭でも不倫がバレたようで、夫と相手の女性は双方から慰謝料を請求され、借金を抱えたと聞きました。ふたりはお金のことで揉め、結局別れたそうです。一方で、私はこれまで疎遠だった義妹と連絡を取るようになり、今度遊びに来る予定。これからは娘とふたり、穏やかで温かな毎日を過ごしていきたいと思っています。

◇ ◇ ◇

お金のトラブルや嘘は、夫婦関係に深い溝を生みやすいもの。今回のように「散財」や「嘘」が積み重なると、気づいたときには取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。話し合いは大切ですが、無理に我慢を続けるのではなく、自分と子どもの生活を第一に考える選択も視野に入れていきたいですね。

【取材時期:2025年11月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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