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「先輩に助けてほしくて、送ったんです」後輩からの【意味深なメール】隠された『真意』に気づけず、1年後

  • 2026.2.27

ある日送られてきた後輩からのメール。その真意に気づいたのは、ずっと後でした。知人から聞いたお話を紹介します。

画像: 「先輩に助けてほしくて、送ったんです」後輩からの【意味深なメール】隠された『真意』に気づけず、1年後

後輩

私は40代の会社員です。

会社には、私が新人教育を担当した後輩のCがいました。
最初は緊張していたCですが、元々人懐っこい性格ということもあって、すぐに懐いてくれた記憶があります。

私自身そんなCをかわいく思っていましたし、彼女が独り立ちできるよう精一杯指導しました。

そんなCでしたが部署異動となり、私とはフロアも違う場所で働くことに。
少し寂しい気持ちはありましたが、彼女のことは変わらず応援し続けていたのです。

元気がないC

Cとは接点がなくなってしまいましたが、たまに食堂で見かけることが。
そのときのCは、どことなく元気がない様子でした。

「大丈夫かな?」とは思っていたものの、Cは上司と共にいたので話しかけることもできず。
そんなある日、Cからメールが届いたのです。

メールには、
「先輩お久しぶりです。実は上司に『そんな売上しか取れていないくせに、偉そうにするな』って言われて……最初はショックだったんですけど、今は何も感じなくなっちゃいました。また気持ち切り替えて頑張ります!」
そう書かれていました。

Cの上司がパワハラ気質の人だということは、噂で耳にしたことがあります。
「そんなこと言われて、辛かっただろうな」
そう思いましたが、絵文字もたくさん使われた文面に、私は「本人が切り替えていると言っているのだから、大丈夫だろう」と安易に考えてしまったのです。

「そうそう、気にしないで頑張ろう! 聞き流していこう!」
今思えば、追い詰められている相手に対してあまりに無責任な、根性論の励ましを返してしまいました。

1年後知った事実

Cからメールが来た1週間後、驚くべきことが起こりました。
なんとCが、突然退職したというのです。

「この間メールしたときは元気そうだったのに──」
Cの急な退職に、私もショックを受けました。

その後Cとは連絡が取れず心配したのですが、人づてに元気にやっていると聞き、「そっとしておくのが一番だ」と自分に言い聞かせて、私から連絡することは控えてしまいました。

そしてCが退職して1年経ったとき、偶然街中でCと再会したのです。

久しぶりに会ったCは、喜んでくれました。
話も弾み、話題は退職したときのことに。

「実はあのとき精神的に限界で。先輩に助けてほしくて、あのメール送ったんです」
そう寂しそうに微笑むC。
そのCの言葉を聞いて、私は初めてあのときのメールがCからのSOSだったと気づいたのです。

反省と学び

CからのSOSに気づいてあげられなかったことを、私は激しく後悔しました。
「大丈夫」という言葉や、表面上の明るさをそのまま受け取ってしまった自分の浅はかさが情けなかったのです。

でも、このことで私は心に決めたことがあります。
助けを求められていると感じたら、ちゃんと会うこと。
メール越しに励ますだけでは、相手の表情や、言葉の裏にある震えに気づけないことがあるのです。

ちゃんと顔を見て「この人が本当は何を言いたいのか」それをしっかり確かめるようにしよう。
Cとの一件でそう学びました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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