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【MLB】ドジャース待望の新守護神、ディアスってどんなピッチャー? 2球種で圧倒する剛腕サイドスロー「世界一の入場曲」にも注目

  • 2025.12.10
エドウィン・ディアス(C)Getty Images
SPREAD : エドウィン・ディアス(C)Getty Images

メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手が9日(日本時間10日)、ドジャースと3年契約に合意したと米複数メディアが報じた。
『ニューヨーク・ポスト』のジョエル・シャーマン記者の第一報によると、契約は3年6600万ドル(約103億4000万円)になる見込みで、一部繰り延べも伴うという。来季3連覇を目指すドジャースにとっては、チームの課題を解決する最高の救援投手を獲得したことになる。ここでは、新守護神ディアスの特徴について掘り下げてみる。

■球界屈指の救援投手に成長

現在32歳のディアスは、2014年のドラフト3巡目全体98位でマリナーズに入団。16年にメジャー初昇格を果たすと、いきなり49登板で18セーブ。18年には73登板でア・リーグ最多の57セーブを記録した。19年にメッツ移籍後も守護神として活躍、23年のワールド・ベースボール・クラシックで右膝膝蓋腱(しつがいけん)を断裂したものの、翌24年に戦列復帰。ここまで、通算253セーブを積み上げた。
持ち球は、最速100マイルを超えるフォーシームに決め球スライダーの2球種のみ。2016年まで投げていたシンカーは封印し、チェンジアップも年間で数球記録される程度。角度19度から投げ込むサイドスローが特徴で、今季の三振割合38.0%はメジャー上位1%に位置するエリートクラスだ。
球持ちが非常に良く、ゴロ率が高いため被弾も少ない。今季は62試合に登板、66回1/3を投げて6勝3敗28セーブ、防御率1.63、98奪三振の好成績。被弾はわずか4本で、平均レベルの制球力も持ち合わせている。来季3月に32歳を迎えるが、球速の衰えも感じさせない。
ティモシー・トランペット氏の曲「Narco」に乗せてマウンドに上がるディアスの姿は、MLBでも屈指の名シーンとして知られてきた。球場内に響き渡る勝利確信のトランペットは、来季からドジャースタジアムの新名物になるだろう。

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