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ヘンリー王子、イギリス滞在中の警護体制を見直しへ

  • 2025.12.9
Prince Harry Attends Court of Appeal Over Security Arrangements in London

イギリス滞在中の警護を求めていたヘンリー王子に希望が見え始めたようだ。王子は2020年1月に王室を離脱したことを受け、王族・要人警備執行委員会(RAVEC)により、妻子とも国費による警護対象から外された。これを不服として英内務省を提訴するも、今年5月にイギリスの高等裁判所は申し立てを棄却していたが、新たな動きがあった。

The Sun』によると、RAVECがリスク管理委員会に対し、ヘンリー王子の安全リスクを見直すように指示したそうだ。すでに王子のチームや警察、政府から根拠を集めるなど、手続きが進められており、2026年1月に何らかの決定が下されるものとみられる。報道官は、「英政府の警護システムは厳格かつ均衡のとれたものです。安全性の担保と、個々の警備に対する影響を避けるため、長年の方針として、これらの制度に関する詳細な情報を提供していません」と述べている。

警護をめぐる問題は、ヘンリー王子と父チャールズ国王の関係にも影を落としてきたとされる。王子は敗訴直後に受けた『BBC』のインタビューで、決定について「昔ながらの体制側の策略」であると非難。「この警護問題のせいで、国王は私と話をしてくれない」と述べていた。チャールズ国王は国家元首であるため、政府を相手取り裁判を起こしたヘンリー王子と個人的に面会することは、不適切と判断されていたようだ。

ヘンリー王子は5月に敗訴した後、チャールズ国王との和解を希望。7月の首席補佐官同士のミーテイングを経て、9月初旬にはロンドンにあるチャールズ国王の公邸クラレンス・ハウスで2024年2月以来となる父子の再会が実現した。その一方で、王子は10月に新しく就任したシャバナ・マフムード内務大臣に手紙を書き、リスクの再審査を求めていたそうだ。

Text: Tae Terai

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