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「固定資産税や実家の庭の剪定…」45歳女性、年収200万円、実家暮らし。意外とかかる「固定費の内訳」

  • 2025.12.10
京都府在住・45歳女性が実家暮らしを選ぶ理由とは? All About ニュース編集部が実施した「実家暮らし」に関する調査から、現在実家暮らしをしている人の生活費や将来の計画などを紹介します。
京都府在住・45歳女性が実家暮らしを選ぶ理由とは? All About ニュース編集部が実施した「実家暮らし」に関する調査から、現在実家暮らしをしている人の生活費や将来の計画などを紹介します。

社会人になると、1人暮らしを始める人もいれば、経済的な事情や家庭の都合などから実家での生活を続ける人もいます。中には、あえて1人暮らしを選ばないという判断をする人もいます。

All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、京都府在住・45歳女性のエピソードを紹介します。

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:45歳女性
職業:会社員(サービス業)
在住:京都府舞鶴市
家族構成:親1人、自分、妹
世帯年収:600万(親200万、自分200万、妹200万)
実家の間取り:1軒家5LDK

毎月の生活費や貯金額は?

実家に入れている生活費:5万円
交際費:5000円程度
毎月のお小遣い:6万円
毎月の貯金額:3万円
貯金総額:500万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は18万7円です。そのうち、住居費の平均は2万6543円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた15万3464円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出るかどうかについては「なし」と回答。現在「恋愛中だが結婚願望はほぼ無い」と話しました。

「親との生活を変える理由も無い」

実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「都会で暮らしていたが、数年前に親の体調が悪くなり、子供が親のそばにいた方が何かと助け合えると思い実家に戻ったことがきっかけ」とのこと。

「その後10年たたない程で親は亡くなってしまいましたが、実家でもう1人の親との生活を変える理由も無いので、そのまま実家で生活しています」と話してくれました。

「極端に田舎」な実家で1番苦労したことは…

親1人、妹と同居している回答者。

実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「以前自分が住んでいた都会と比べて、実家は極端に田舎なので、がらりと生活スタイルが変わってしまった事です」と言います。

「1番苦労したのは自分が得意としている職業の職場が無いということです。職種自体も職数も少ないです」と実家のある地域では就業に苦労したのだそう。さらに「自分1人の時間ばかりだったのが、常に家族と一緒になったので、慣れるまで時間がかかりました」と、話してくれました。

固定資産税、庭の剪定……支出の負担も

お金に関する悩みでは「今は家族みんなで生活費を出し合い、助け合って生活していますが、固定資産税や実家の庭の剪定、除草、お寺さんに支払う御斗米(おとまい)等、定期的な支出がけっこうあると実感しました」と続け、実家暮らしだからこその支出の負担があることを教えてくれました。

実家暮らしにより家族で支え合っていることを実感できる一方で、今後の支出面に不安を抱えている様子もうかがえた回答者。親の老いに寄り添いながら、家族で助け合う姿に共感する人も多いのではないでしょうか。

※回答者のコメントは原文ママです

文:福島 ゆき

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