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「いい加減にして」 駅前で3歳児を叱咤した後、そのまま...ワンオペ育児の限界迎えた母の記憶

  • 2025.12.8

滋賀県在住の30代女性・Nさんは数年前、とても大変な日々を送っていた。

子供を預ける保育園は遠く、夫の仕事は忙しく育児はワンオペ。

そしてある日、遂に限界を迎えてしまい......。

大変だった日々の思い出(画像はphotoAC)

<Nさんからのおたより>

5年ほど前、子供がまだ3歳だったころのことです。

当時の私はペーパードライバーで車もなかったのですが、入れた保育園は自宅からバス、電車を乗り継ぎ、そしてまたバスか電車に乗り換えてから徒歩10分ほどかかる場所。

3歳児と一緒だとトータルで1時間半くらいかかっていました。

子供を叱った後、そのまま...

毎日遅刻で登園し、帰る時は何にでも興味を示すので最寄駅まで10分のはずが1時間もかかっていました。

それに、夫は仕事が忙しくて、日付をまたぐころにしか帰宅しません。

日々のワンオペ育児に、私は限界を迎えてしまいました。

日々のワンオペ育児に、限界...(画像はphotoACより)

あの日、駅の改札近くのコンビニ前で、子供に「いい加減にして」と言ったとき、涙が出てきたのです。

私は思わずその場でしゃがみ込み、声を上げて泣いてしまいました。

そしてしばらくすると、2人のお巡りさんが私の元へやってきました。

2人の警察官、見知らぬ男女、そして道中で出会った人たちへ

誰かが近くの交番に伝えたのかもしれません。お二人はアドバイスをくれたり、「ひとりで子育ては大変だね」と親身に話を聞いてくださったり......。

そして、「無理せずに」と言って立ち去られました。

お巡りさんが話を聞いてくれて...(画像はphotoACより)

またその後、コンビニに買い物したであろう夫婦なのか、カップルなのか、男女の2人組が、「疲れてる時は甘いものがいいよ」と買ったばかりのカフェオレをくださいました。

大変だった保育園への道中では、この日以外もたくさんの人に話しかけていただき、優しくしていただきました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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