1. トップ
  2. 日本代表、W杯で対戦する強豪オランダ相手に「いける!」と戦術通・林陵平氏が考えるワケ 「チームとして何をしたいが分からない」

日本代表、W杯で対戦する強豪オランダ相手に「いける!」と戦術通・林陵平氏が考えるワケ 「チームとして何をしたいが分からない」

  • 2025.12.6

日本代表が2026年ワールドカップのグループステージで対戦する相手国がこのほど決まった。

5日に組み合わせ抽選会が行われ、日本はオランダ、チュニジア、欧州予選プレーオフBの勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)と同じグループFに入った。

グループ内で最強と目されるのは、オランダ。FIFAランキングは7位(日本は18位)、欧州予選は8試合無敗で突破した。

ただ、戦術通で知られる林陵平氏は、DAZNで放送された「FIFAワールドカップ26 組み合わせ抽選会」において、日本代表はオランダ相手にもいけると述べていた。

「オランダはいけるって言ったのは、ポーランドとの試合をこの前見ましたけど、戦術的にはあまりないです。チームとして何をしたいが分からない。

(ロナルト・)クーマン監督がオランダでも批判されている。あまり戦術的に(確固たるものが)ないって言われていて。

でも、選手は確かにいます。センターバックがとにかく多くて。リヴァプールのファンダイクとか…」

オランダは予選を6勝2分で突破したものの、2位になったポーランド相手には2引き分けと勝ちきれず。

林氏は、1-1のドローに終わった先月14日のポーランド戦の解説でもクーマン監督の戦術的問題を指摘していた。

ただ、オランダには日本代表MF遠藤航と同じくリヴァプールでプレーするオランダ代表DFフィルヒル・ファンダイクらスター選手が揃っている。

その面子を見た元日本代表FW柿谷曜一朗氏は「(オランダ相手に)いける!?」と少し不安になっていたが、林氏はこうも述べていた。

「でも、センターフォワードがいないんですよ。

デパイがいるんですけど、いまはブラジルで活躍している選手なので…いけます、日本は。

他のヨーロッパの国を考えると、オランダはまだ比較的戦いやすいタイプの相手かな。フランス、スペイン、イングランド、ポルトガルと比べたら、全然オランダは戦いやすい相手」

メンフィス・デパイはオランダ代表史上最多得点記録(55)を樹立した31歳のアタッカー。

画像: (C)Getty Images

ただ、センターフォワードタイプではなく、2024年からは欧州トップリーグを離れて、ブラジルのコリンチャンスでプレーしている。

そういった意味でも日本としては戦いやすい相手と見ているようだ。

なお、39歳の林氏は、明治大学時代に長友佑都と同級生だった元Jリーガーでもある。

筆者:井上大輔(編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる