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「なんて行儀が悪い嫁」と軽蔑した私。でも、嫁が『高級お寿司を大量に残したワケ』に「猛省した」

  • 2025.12.9

少し会って話しただけでは、相手の本質がわからないことも多々あります。いい人だと思っていたけれど裏があったり、愛想のない人だと思っていたけれどシャイなだけだったり。今回は筆者の知人が体験した『息子のお嫁さんの印象が変わった日』のエピソードを紹介します。

画像: 「なんて行儀が悪い嫁」と軽蔑した私。でも、嫁が『高級お寿司を大量に残したワケ』に「猛省した」

息子夫婦

息子は大学進学時に県外へ出て、卒業後はそのままその県で就職しました。
この度、そんな息子が結婚したのですが、お相手はその県の方で、結婚後もそのままその県で暮らすとのことです。

今回はそんな息子夫婦が初めて実家である我が家を訪問してくれることになりました!

訪問日

お嫁さんが初めて家に来てくれるということもあって、私も張り切っています。
普段なかなか会えない距離だからこそ『居心地のいい帰りたくなる実家』だと感じてもらいたいところ。

息子夫婦はお昼ごろに到着するという話だったので、普段は頼まないような高級なお寿司の出前を取りました。

約束通りお昼ごろに到着した息子夫婦に「お寿司取ったから上がって♡」と伝えると、息子はなにやら言いたげな表情。
しかし、お嫁さんが息子を静止し「わ~とっても美味しそう!」とそのまま会食がスタートしました。

マナー違反

しかし、美味しそうと喜んでいたわりに、お嫁さんはそのお寿司を半分ほど食べると、あとは残してしまったのです。

苦手なものが入っていたのかはわかりませんが、初めて訪問した夫の実家で半分も食事を残すなんて、少し行儀が悪いのでは? と思ってしまいました。

後日、息子と電話で話す機会があったので、それとなくそのときのことを聞いてみることにしました。

真相

息子から聞いて私は猛省することになりました。

実はあの日、お嫁さんは初めて私たちの暮らす県へ来たそうです。
そのため、観光も兼ねて朝からこっちに来ていたらしく、息子おすすめのお店や地元ならではのグルメのお店をめぐり、しっかりデザートまで食べて満腹だったそう……。

食事を済ませてきたと話せばいい気がしないだろうと思い、黙って二度目の食事を受け入れてくれたようです。

そうとは知らず、私は勝手に行儀の悪い子なのかもしれない、なんて思い込んでいました。
それどころか、心配りのできるとっても素敵な子ではありませんか。

今回は張り切って勝手に準備してしまいましたが、次回からは事前に確認を取って、双方が心地よく過ごせるよう私も気を配りたいと思います。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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