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<パパサンタのしくじり>「えっ、これって──」小学生の私が『クリスマスの真実』に気がついたワケ

  • 2025.12.8

大人になっても”何か”にのめり込み、夢中になることってありますよね。筆者の知人は少し大人びた小学生だったようです。そんな小学生だった頃に、父親のある行動がきっかけで、クリスマスの真実に行き着いてしまったんだとか……。

画像: <パパサンタのしくじり>「えっ、これって──」小学生の私が『クリスマスの真実』に気がついたワケ

疑惑は確信に

小学4年生。

純粋無垢に「サンタさんはいる!」と信じていた時期は過ぎ、「もしかしたらサンタさんは親なんじゃない?」と思い始めていた頃のお話です。

その年のクリスマス、私のこの疑惑は確信へと変わったのです。

PCを購入

現代では1人1台持っていても不思議ではない家庭用PC。

当時はまだまだ高価なもので会社で使うものといったイメージも強く、一般家庭への普及率はそれほど高くありませんでした。

自営業をしていた父は、その夏、家庭用にPCを購入しました。

PCを手にした父は子どもから見てもわかるくらいに、のめり込んでいったのです。

ハマる父

家にいる時間はPCに付きっきり。

自営のお店のHPを作成したり、これまで手書きだったお中元のハガキをPCで作ったり、とにかくなんでもPCで作りたがるようになりました。

休日はインクや印刷用紙を買いに出かけ、それはそれは夢中になっていたのです。

そしてそれらにはある共通点があり、どれも父お気に入りの少し特徴的なゴシック体が使われていました。

クリスマスプレゼント

サンタさんの存在を疑ってはいたものの、まだまだ半信半疑だった私。

ちゃっかりクリスマスプレゼントは楽しみにしていました。

クリスマスの朝、枕元にはプレゼント!
興奮状態で開封しようと思ったその時、私の疑惑が確信へと変わったのです。

クリスマスの真実

開封しようと思ったプレゼントには、昨年まではなかった『サンタさんからの手紙』がデカデカと貼り付けられています。

そして、その手紙はPCで作成してあり印刷されたもの。
さらに手紙の書体は、あの見覚えのある父お気に入りの特徴的なゴシック体だったのです。

このとき、子どもながらに「大人でもこんなにわかりやすく何かにハマることがあるんだな~」と冷静に思ったことを覚えています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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