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意外と読めない?【漢字クイズ】「賽子」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.12.30

みなさんは「双六(すごろく)」で遊んだことがありますか?駒を使ってゴールまでの早さを競うというとてもシンプルなボードゲームですが、そこに欠かせないのが「賽子」です。

駒の進め方を左右する、とても重要なアイテムですが、みなさんはこの漢字を正しく読むことができますか?

問題

「賽子」はなんと読む?
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「賽子」の語源

「賽子」の正しい読み方は「さいころ」で、「骰子」と表記することもあります。

双六や博打(ばくち)の用具で、募・象牙・木などでできた小さい立方体の各面に、反対側の面との合計が七になるように一から六までの点を記したものです。

もともとは「賽・采(さい)」という漢字一字で表されていましたが、小さいものや転がるものに使われる「ころ」という接尾語が付いたことで「さいころ」と呼ばれるようになったと言われています。

賽は投げられた

「賽は投げられた」ということわざを聞いたことはありますか?

古代ローマ将軍のユリウス・カエサルが軍を率いてルビコン川を渡る際に発した言葉で、「事ここに至った以上は、もはや断行するしかない」ということを意味します。賽子が投げられると、その出た目は覆すことができません。これと同じように、後戻りできない大切な局面に至った際にこの言葉は使われます。


参考文献: 大辞林、明鏡国語辞典、新明解国語辞典

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!