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むっず!「暖気」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字の正解は?

  • 2026.2.25

漢字には音読みと訓読みがあり、1文字でさまざまな読み方を持ちます。そのため、熟語になった場合にも複数の読み方をすることがあります。

例えば、「市場」は「いちば」とも「しじょう」とも読み、「人気」は「にんき」とも「ひとけ」とも読むことができますよね。

今回は、そんな複数の読み方を持つ言葉の中から「暖気」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題:「暖気」はなんと読む?

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「暖気」が持つ2つの読み方

「暖気」の1つ目の読み方は「だんき」です。一般的によく知られているのは、こちらの方かもしれません。「暖かい気候」や「暖かい空気」を意味します。天気予報などでもよく耳にする言葉ですね。

そして、2つ目の読み方は「のんき」です。「性格がのんびりしていること」「気が長いこと」「心配事や苦労がなく、気楽なこと」といった意味があります。

現在では「呑気」や「暢気」と書くのが一般的ですが、古い用例では「暖気」と書かれる例もあります。これらの表記は、意味や音の近さから当てられたものと考えられています。

「漢音」と「唐音」

「のんき」と読む漢字には「暖気」「呑気」「暢気」の3種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

実は、もともとの正式な漢字は「暖気」で、「呑気」や「暢気」は後からつけられた当て字であるとされています。

また、そもそも漢字というのは中国から伝わったものですが、その時代によって読み方が異なります。「暖」という漢字について見てみると、平安時代初期までに伝えられた「漢音(かんおん)」で読むと「だん」ですが、平安中期から江戸時代までに伝来した「唐音(とうおん)」で読むと「のん」となります。つまり、「のんき」は唐音に倣った読み方なのです。

時代によって読み方が違うことを、みなさんはご存知でしたか?漢字の世界はまだまだ奥深いですね。


参考文献:明鏡国語辞典


文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!