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むっず!「薄氷」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字の正解は?

  • 2026.2.26

私たちは常に自然と共に生きていて、そのちょっとした変化によって季節の移ろいを感じることができます。特に日本人は、古代からそういった感覚に敏感で、和歌や俳句を通じ、豊かな表現を生み出してきました。

今回ご紹介する「薄氷」という難読漢字も、そういった言葉の中のひとつです。みなさんは正しく読むことができますか?

問題:「薄氷」はなんと読む?

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読み方は3つ

「薄氷」には「薄く張った氷」という意味がありますが、実は、3つの読み方を持っています。「はくひょう」「うすごおり」、そして「うすらい」です。

「はくひょう」や「うすごおり」と読む場合は、「薄い氷」という物理的なことに焦点を当てていることが多いです。「水たまりに薄氷が張っている」という事実を表したり、「薄氷を踏む」などの慣用的な表現で用いられます。

一方、「うすらい」は俳句の季語として使われる、季節感を重んじた言葉です。早春の頃の、水たまりや池に張った薄い氷や、冬に厚く張った氷が溶けて薄くなった様子を表しています。

薄氷を踏む

「はくひょう」という読み方での慣用句を、ひとつご紹介します。

「非常に危険な場面に臨むことのたとえ」を表す、「薄氷を踏む」です。「薄氷を踏むような緊迫した状況だった」などのように使います。これは、古代中国の詩集『詩経』にある「戦戦競競、深淵に臨んで薄氷を履むが如し」という部分が由来となった言葉です。


参考文献:大辞林、全訳古語辞典


文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!