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意外と読めない?【漢字クイズ】「栄螺」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.12.31

海に囲まれた日本は漁業が盛んなので、私たちは普段の食卓の中で新鮮で美味しい海産物を口にすることができます。

今回はそんな中から「栄螺」という漢字をご紹介します。壺焼きにすると美味しい貝ですよ。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「栄螺」はなんと読む?
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語源は「小さい家」

「栄螺」の正しい読み方は「さざえ」です。

沿岸の岩礁にすむリュウテンサザエ科の巻貝で、太いとげのような突起を持ちます。

肉は刺身や壺焼きなどで食用にし、貝殻は貝細工やボタンの材料になります。日本全国に分布している貝ですが、長崎県の五島列島は特に漁獲量が多いことで有名です。

語源には諸説ありますが、貝殻が小さい家に見えることから、「小さい」を意味する「ささ」と「家」を意味する「え」が組み合わさった「ささえ」という音が転じて「さざえ」と呼ばれるようになったと言われています。

貝は蛇に似ている!?

貝にはたくさんの種類がありますが、その漢字表記も実に様々です。例えば「蛤(はまぐり)」「蜆(しじみ)」「螺貝(つぶがい)」などがあります。

貝は海で獲れるものですが、意外と「虫」を用いる漢字が多いですよね。実は「虫」はもともと「蛇」の象形文字で、貝の姿が蛇に似ていることからこの部首が多く用いられているそうです。


参考文献: 明鏡国語辞典、大辞林、新明解国語辞典

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!